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【バイクライフの楽しみ方】スプレーフィルムで「トライアンフ THRUXTON -R」を守る「Fenix Scratch Guard」

2023年3月25日

クルマライフの楽しみ方。今回はバイク編。大切なバイクを綺麗に乗りたい。特にバイクの塗装面、タンクやカウルは傷つきやすく、傷が目立ってしまう。そんなバイクオーナーの悩みを解決するスグレモノをご紹介する。

バイクに最適なコーティングは何があるのだろうか。塗装面のコーティングには、コーティング剤を塗布するタイプ、薄いシート状のフィルムを貼るプロテクションフィルムタイプがあるということぐらいは私も知っている。

そこで、今回はバイク編ということで、トライアンフのオーナーと共に取材したのは、「カーメイクアートプロ」という大阪のカーディテイリングプロショップ。バイクの保護、コーティングについて丸山社長に相談したところ「バイクへのフィルム施工は、クルマと比べて平面が少なく、形状が複雑なので施工には高い技術が求められます」との返事が返ってきた。なるほど、シート状のフィルムを貼るのはバイクには最適ではないような気がしてきた。

スプレー塗装するタイプ?

バイクの塗装面保護にお薦めいただいたのは「Fenix scratch guard」といういわゆるプロテクションフィルムで、「コーティング」よりも強力に塗装面を守るタイプで、施工はフィルムをスプレーで塗装するスプレーフィルムとのこと。えっ?コーティング剤を塗布するんじゃないの?いや、塗装するタイプです!ちょっと大袈裟だがそれって画期的なコーティングではないか!?

3層構造の塗装タイプのペイントプロテクションフィルム「Fenix scratch guard」

「Fenix scratch guard」にします!

そこで、トライアンフ THRUXTON-Rのオーナーはガラスコーティングと比較検討、カーメイクアートプロと相談して、スプレーフィルムの方を選んだ。その「Fenix scratch guard」というプロテクションフィルムはトライアンフと同じイギリス生まれのサービス。最大の特徴は、カラーチェンジができること。つまり、自分の好きな色に変えることができるということだ。マット(艶消し)もOK。しかも、プロテクションフィルムだから、ガラスコーティングよりも傷に強い。また、簡単にはがすことができるので、いつでもオリジナルに戻せるというではないか。だから画期的なコーティングなのだ!

3層構造の新発想スプレー施工・塗装タイプのペイントプロテクションフィルムを施工することによって、通常のフィルムタイプでは施工が難しかった形状の部分まで美しく施工することが可能になり、かすり傷や飛び石傷や、ウォータースポットなどからボディを強力にガードする。

施工前のトライアンフ THRUXTON-R。

トライアンフ THRUXTON-R

トライアンフ THRUXTON-Rの名は、イギリスのスラクストンサーキットがある地名に由来する。トライアンフ伝統のボンネビルT120のパラレルツインを水冷化したエンジンを搭載し、スポークホイールに、低い位置に付けられたセパレートハンドル、ロケットカウルが装着されたカフェレーサーだ。走らせるのが勿体ないくらいのバイクだが、オーナーはガンガン走らせたいと目を輝かせていた。

さあ「Fenix scratch guard」の施工がスタートした。パールホワイトの上に塗るのは人気色のナルドグレーだ。そして、THRUXTON -Rのガソリンタンク・フロントカウル・シートカウルに「Fenixカラーチェンジグレープロテクションフィルム」を施工。フロントフェンダー・サイドカバーには「Fenix scratch guardクリアペイントプロテクションフィルム」をヘッドライトレンズとスクリーンには「Fenixライトスモークプロテクションフィルム」を施工する。

施工する各パーツ。
施工するパーツを取り外す。
水性塗料ナルドグレーに調色して4回ペイントする。

「Fenix scratch guard」は、多層構造のfenixペイントプロテクションフィルムで、プライマー層・ベース層・トップ層によって成型されるペイントプロテクションフィルム層が、深い艶と輝きを放つと共に、塗装面を強力にガード。高い耐久性と優れた耐UVカット効果で塗装を傷や、ウォータースポット、などからしっかりガードし、劣化・退色を緩和させる。

新車時のタンクの塗装膜厚は157μミクロン。
施工後のタンクの塗装膜厚は333μミクロン。

ポリッシャーで磨くことが可能

驚いたのは「Fenix Scratch Guard」は従来の“貼り付ける”プロテクションフィルムとは違い、ポリッシャーで磨くことができるということ。特殊な多層構造だから、オリジナルの塗装同様にポリッシャーで細かな傷を研磨・除去し、塗膜の光沢を復元できるうえ、その上からコーティング施工もできる(マット仕上げもOK)

Fenixクリアペイントプロテクションフィルムを12 回塗装を繰り返し施工して厚みを付けていく。
施工が完了した各パーツ。ヘッドライトレンズとスクリーンには「Fenixライトスモークプロテクションフィルム」を施工した。

自己修復機能とは?

特筆すべき驚きの機能、それは「自己修復機能」だ。 そもそも“ペイント施工”する「Fenix Scratch Guard」は、施工時に塗装表面の小傷を埋める効果が期待できるため、ちょっとしたボディの劣化はプロテクションで包み込んで目立たなくしてくる。まあ、これはガラスコーティングもある意味一緒だが、びっくりしたのが、プロテクションフィルムに傷が付いてしまった場合でも、50℃~70℃の熱を加えることで自己修復して傷が消えることだ。

自己修復機能は是非動画で見ていただきたい。

全塗装するよりリーズナブルかもしれない

タンク・フェンダーカウルに至るまで全て繋ぎ目なく、フィルム施工が完成。

「Fenix Scratch Guard」を施工したパーツを組上げて、いよいよ完成したトライアンフを見たオーナーは大満足の様子。施工前の説明や、施工されたクルマを見ているのでキレイになることは想像していたが、自分のバイクの出来上がりを見ると、感慨もひとしお。「乗るのがもったいない」とつぶやいたのを私は聞き逃していない。

フィルムは簡単にはがすことが可能だ。

「Fenix Scratch Guard」を施工すると、夏の炎天下にバイクを置いておくだけで小傷が消えてしまうのだ、UVカットだから色褪せもない(あくまで理論上であり、そして炎天下にバイクを置くのは得策ではない)。何より、好きな色に変えることができるのが素晴らしいではないか。これでまた一つバイクの楽しみ方が増えた。

「塗装」をするので、塗装ブースが必要だから、施工ができるところは限られるが、カーメイクアートプロの他にも「Fenix Scratch Guard」を施工できるプロショップがあるので、相談してみてはいかがだろうか。

「Fenix Scratch Guard」認定プロショップ情報はこちら

Fenixカラーチェンジプロテクションフィルム参考価格
●タンク¥58.000〜
●カフェレーサーカウル¥58.000〜
●シートカウル¥24.000〜
●サイドカバー2個¥26.000円
●スクリーンスモークプロテクションフィルム¥36.500円〜
●ヘッドライトスモークプロテクションフィルム¥26.000円〜
パーツの脱着工賃は別途。

Text:アウトビルトジャパン
Photo:カーメイクアートプロ