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【面白ネタ】え? 507馬力V10搭載BMW M5を霊柩車に改造? ギリシャで見つかった霊柩車は本当にM5をベースにしているのか?

2023年1月31日

BMW M5 霊柩車: 507馬力のまま、最後の眠りにつく。ギリシャで霊柩車に改造されたBMW M5が撮影された。しかし、本当にオリジナルのM5なのだろうか?

507馬力で最後のドライブ!霊柩車は通常、複雑な特別な改造を必要とする。たとえば、エリザベス女王の棺は、スペシャリストのビンツによって作られた黒い「メルセデスEクラス(213)」で運ばれた。しかし、特別な改造の中には本物のエキゾチックなものもある。この「BMW M5」ベースの霊柩車のように!

「マセラティ クアトロポルテ」から「ロールス・ロイス ファントム」、「テスラ モデルS」まで、最後の旅行を特にエレガントにするはずの壮観な霊柩車について、過去に繰り返し報告してきたが、今回は霊柩車としては相当な異端児の物語だ!

オリジナルのBMW M5のようだ

霊柩車に改造された「BMW M5 E60」がアテネで発見されたのだった。写真は変わった自動車のスクープ写真を得意とするStelios Trantalidisによって撮影されたもので、100% 確実とは言えないものの、オリジナルの「M5 E60」のようだ。507馬力のこの霊柩車は、間違いなく世界最速の霊柩車の1台だ。

「BMW M5」の第4世代は、「E61ツーリング」としても知られていたが、無名のコーチビルダーがプロジェクトのベースとしてセダンを採用したようだ。セダンの方がタマ数が多いので、中古車市場でははるかに安価だから正しい判断だ。そして、Bピラーまでは同じだが、フロントドアの後ろから、コーチビルダーは手を加えたようだ。

珍しいリアビュー: BMW M5はXXLサイズのリアウィンドウを採用。

リアのドアは無くなって、ドアの切り欠きも消されている。2.88mというホイールベースは変わっていないように見える。サイドウインドウは新調され、それに伴いリアセクションも長くなり、上方に大きく延長されて十分なスペースが確保されている。

興味深いことに、XXLサイズのリアウィンドウを含む完全に再設計されたリアエンドには、「M5」のロゴ、オリジナルのテールランプや4本出しのエキゾーストまでが残されている。

細部は正しい

残念ながら、これがオリジナルの「M5」なのか、それとも従来の5シリーズにボディキットを装着したものなのか、断定はできない。しかし、サイドギル、19インチホイール(スタイリング166M)から、我々が見ているのは、おそらく、本物のM5であろう。

もしそうなら、ボンネットの下には507馬力と520Nmを発揮する伝説の5.0リッター自然吸気V10(S85)が搭載されることになる。重量増と空力特性の改善により、オリジナルほどのスピードは出ないだろうが、他の霊柩車よりはかなり速いはずだ。

Text: Jan Götze
Photo: Carscoops via Stelios Trantalidis