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【ニューモデル情報】ベンツの電動バン「メルセデスeスプリンター」次の段階へ航続距離テスト継続中 とても興味深い動画付き

2022年12月31日

メルセデスのeスプリンターは、次のラウンドへと進む。間もなく発表される新型メルセデスeスプリンターで、航続距離をテストするためにシュトゥットガルトからミュンヘンまでの往復走行に我々は同行した。

メルセデスは2023年2月初旬に新型「eスプリンター(eSprinter)」を発表する予定で、現在このバンは最終ラウンドのテストが行われているところだ。また、従来機種を大きく上回る性能を目指した新型「eスプリンター」のレンジドライブも実施した。目標は、シュトゥットガルトのメルセデス博物館からミュンヘン空港まで、1回の充電で往復することだった。

しかし、まず現行の「eスプリンター」についてだが、35kWhと47kWh(ネット)の2種類のバッテリーパッケージが用意されている。これにより、小型バッテリーパックの航続距離は、95~120km、大型バッテリーパックの航続距離は129~158kmとなっている。

ロングホイールベースと大容量バッテリーパックを搭載したプリプロダクションモデル
新型「eスプリンター」は、3種類のバッテリーサイズで発売される予定だが、現時点では、正確な容量の詳細はまだ明らかにされていない。メルセデスは、「eスプリンター」のプリプロダクションモデルを、ロングホイールベースのハイルーフ仕様にし、最大のバッテリーパックを搭載して長大な航続距離テストを行った。

ドライブ中に不正がないように、充電プラグのフラップをあらかじめテープで塞いでおいた。

消費量測定に最も現実的な条件を作り出すため、走行は閉鎖されたエリアではなく、都心部の一般道や高速道路で行われた。メルセデスのテストドライバーに加え、テュフズードのインスペクターが全行程の助手席に座っていた。

シュトゥットガルト到着後の航続可能距離20km

シュトゥットガルトのメルセデス博物館からシュヴァーベンアルプを通り、ミュンヘンの空港まで往復するルートである。このルートの総距離は475kmで、「eスプリンター」はわずか1回の充電で、走り抜けなければならなかった。

その結果、テスト走行後の平均消費電力は100kmあたり21.9kWhとなり、シュトゥットガルト到着後の航続距離は20kmと発表されました。つまり、新型「eスプリンター」は従来の3倍以上の距離の走行に成功したことになる。

Text: Sebastian Friemel
Photo: Mercedes Benz AG