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【F1第18戦日本GP 決勝】フェルスタッペン 波乱の鈴鹿で今季12勝目 ルクレールの3位降格によって2年連続2回目のチャンピオン決定!

2022年10月10日

F1: 日本GP@鈴鹿サーキット。F1今期第18戦日本GPが9日、鈴鹿サーキットで行われ、2年連続2度目のタイトルに王手をかけていたレッドブルのマックス フェルスタッペンが今季12勝目を挙げた。序盤のスピン&クラッシュで赤旗中断となった影響でレースは短縮されたものの、2番手でフィニッシュしたフェラーリのシャルル ルクレール(モナコ)がペナルティで3位に降格したため、昨シーズンに続き、見事、2度目のチャンピオンを獲得した。

フェルスタッペンが混乱のワールドチャンピオンに

鈴鹿で行われた雨のレースで、マックス フェルスタッペンが見事ワールドチャンピオンに輝いたが、当初は自分でもよくわからなかったという。

まずは雨のバトル、そして鈴鹿の混乱!!マックス フェルスタッペン(レッドブル)がセルジオ・ペレス(レッドブル)、シャルル ルクレール(フェラーリ)を抑えて日本GPを制した。オランダ人レーサーにとっては、今季12勝目、通算32勝目となった。

レースの後、FIAとF1は、フェルスタッペンがレースの75パーセントを走らなかったにもかかわらず、ワールドチャンピオンの称号を与えるなど、さまざまな混乱があった。旧ルールでは、優勝者には25点ではなく19点しか与えられず、本来ならオランダ人レーサーは1点足りないことになる。しかし、FIAはこう明言する。「第6条5項は、レースが再スタートされず、時間規則内で終了した場合にのみ適用される」と。

最終ラップでのシャルル ルクレールのミスにより、マックス フェルスタッペンがワールドチャンピオンになった。

そもそも、このカオスを引き起こしたのはシャルル ルクレールである。最終ラップの最終シケインでショートカットしてしまい、フェラーリのスターレーサーは5秒のペナルティを課された。ルクレールの降格を受け、ペレスが2位に昇格し、パルクフェルメの真ん中で、フェルスタッペンがワールドチャンピオンとなった。彼はよく理解していないようだったが、数分後、赤い王者のソファに座らされることになった。

とはいえ、レッドブルのスターレーサーは「マシンが飛んでくれた」と満足げだ。「雨の中、少しでもレースができたことをうれしく思います」とレース後に笑顔でインタビューに応えて語った。

鈴鹿で赤旗が出された。雨の中、1周目にカルロス サインツのアクシデントにより、レースが中断される。フェラーリのスターレーサーは、アクアプレーニングで滑って赤いマシンを大破させたのだ。彼のマシンはコース内に停止してしまうが、幸運にも他のすべてのドライバーが回避行動を取ることができた。

再スタート後もフェルスタッペンはリードを守り、昨年に続き、2年連続2回目のF1ドライーバーチャンピオンを獲得した。レッドブルも次戦でコンストラクターズチャンピオンシップを獲得する可能性が高い。

セバスチャン ベッテルは力強い走りで6位入賞を果たした。

今シーズン後のリタイアを表明しているアストンマーティンのスター、セバスチャン ベッテルは、最後の鈴鹿でのF1レースで、素晴らしいパフォーマンスをファンに提供した。赤旗後の再スタートで、元F1チャンピオンのドイツ人レーサーは、序盤にインターミディエイトタイヤに交換したことで6位に浮上し、最後までアロンソを抑えてのゴールとなった。両ベテランドライバーは並走してゴールラインを通過したが、最終的にはベッテルが0.011秒のアドバンテージを獲得して、鈴鹿での有終の美を飾ったのだった。

次戦、2022年F1第19戦アメリカGPは、2週間後の10月24日(日)に、米テキサス州のサーキット オブ ジ アメリカズでおこなわれる。サーキット オブ ジ アメリカズは、全長約5.5 km、20のコーナーを有するアメリカで唯一「サーキット」の名を有するレーシングコースとして知られている。

2022年F1第18戦日本GP決勝結果(10位まで)
1位 マックス フェルスタッペン(オランダ) – レッドブル 3時間1分44秒004
2位 シャルル ルクレール(モナコ) – フェラーリ +26.763秒
3位 セルジオ ペレス(メキシコ) – レッドブル +27.066秒
4位 エステバン オコン(フランス) – アルピーヌ +39.685秒
5位 ルイス ハミルトン(イギリス) – メルセデス +40.326秒
6位 セバスチャン ベッテル(ヘッペンハイム) – アストンマーティン +46,358秒
7位 フェルナンド アロンソ(スペイン) – アルピーヌ +46.369秒
8位 ジョージ ラッセル(イギリス) – メルセデス +47.661秒
9位 ニコラス ラティフィ(カナダ)- ウィリアムス +1分10秒143
10位 ランドー ノリス(イギリス) – マクラーレン +1分10秒782

ドライバーズランキング(全22戦中18戦終了時点の順位 第10位まで)
1位 マックス フェルスタッペン(オランダ) – レッドブル 366ポイント
2位 セルジオ ペレス(メキシコ) – レッドブル 253ポイント
3位 シャルル ルクレール(モナコ) – フェラーリ 252ポイント
4位 ジョージ ラッセル(イギリス) – メルセデス 207ポイント
5位 カルロス サインツJr(スペイン)-フェラーリ 202ポイント
6位 ルイス ハミルトン(イギリス) – メルセデス 180ポイント
7位 ランドー ノリス(イギリス) – マクラーレン 101ポイント
8位 エステバン オコン(フランス) – アルピーヌ 78ポイント
9位 フェルナンド アロンソ(スペイン) – アルピーヌ 65ポイント
10位 ヴァルテリ ボッタス(フィンランド)-アルファロメオ 46ポイント

コンストラクターズランキング(全22戦中18戦終了時点の順位)
1位 レッドブル 619ポイント
2位 フェラーリ 454ポイント
3位 メルセデス387ポイント
4位 アルピーヌ 143ポイント
5位 マクラーレン 130ポイント
6位 アルファロメオ 52ポイント
7位 アストンマーティン 45ポイント
8位 ハース 34ポイント
9位 アルファタウリ 34ポイント
10位 ウィリアムス 8ポイント

Text: Bianca Garloff
Photo: autobild.de