【F1第16戦イタリアGP予選速報】ティフォシたち大歓喜 フェラーリ&ルクレール 地元グランプリでの予選でポールポジション獲得!
2022年9月11日
F1イタリアGP予選@モンツァ サーキット: シャルル ルクレールがフェラーリのメッカで最速タイムをマークしてイタリアGPの予選を制す。しかし、彼の背後では大きなペナルティによる混乱がある。
モンツァでのティフォシたちの歓声: フェラーリは、イタリアのホームレースで喜びの音楽を奏でた。シャルル ルクレールが予選で最速タイムを記録し、世界チャンピオンのマックス フェルスタッペンを0.145秒差で2位に追いやったのだった。ルクレール:「マシンのフィーリングは最高だった。いろいろなリスクを背負いました。明日は2019年の成功を繰り返せることを願っています」。2019年、フェラーリのスターレーサーは地元のレースで優勝したのだった。
今回も、チャンスはある。その理由は、対戦相手のフェルスタッペンがエンジンペナルティにより5つグリッドを下げることになったためだ。7番手からスタートするレッドブルのオランダ人チャンピオンドライバーは、「だから、速いラップよりもレースを重視してセッティングを進めたんだ」と語る。
「フェラーリのトップスピードは驚異的で、エンジンを最大限まで回しているのだろう。僕らにとっては、セクター1があまりうまくいかず、そこでタイムを失ってしまったが、これはドラマではないんだ。レーススピードという点では、フェラーリより上とは言わないまでも、まだ十分なレベルだ。必要であれば、2位でフィニッシュする、それで十分なのです。もちろん、ルクレールにもアタックするつもりだけど、リスクを冒してまでやることではない」と予選後、フェルスタッペンは慎重に語った。
3位にはフェラーリのカルロス サインツがつけた。しかし、イタリアのスピードの殿堂では、4位のセルジオ ペレス(レッドブル)やメルセデスのスター、ルイス ハミルトン(予選5位)のように、スペイン人もグリッド後方に回ることになるのである。結局、予選終了時点で9人のドライバーがPU、ギヤボックスの新エレメント投入等でグリッド降格が確定している。一方6位のラッセルは、ルクレールの隣でレースをスタートさせる。「しかし、フェルスタッペンはすぐに先頭を突っ走ってくるだろう」とメルセデスチームのボス、トト ヴォルフは警戒する。
ランドー ノリスとダニエル リカルドのマクラーレン2台は2列目からスタート。その後ろにピエール ガスリー、フェルナンド アロンソがいる。
F1第16戦オランダGP決勝は9月11日(日)の日本時間午後10時からおこなわれる。激しい追い越し合戦が予想されるモンツァで、グリッド降格ペナルティを課せられたトップレーサーたちの巻き返しと激しい争いが予想される。果たして、フェラーリは地元で勝利を獲得できるか、今回も目が離せない戦いとなる。
2022年F1第16戦イタリアGP予選結果(10位まで)
1位 シャルル ルクレール(モナコ) フェラーリ 1分20秒161
2位 マックス フェルスタッペン(オランダ)-レッドブル +0.145秒
3位 カルロス サインツJr(スペイン)-フェラーリ +0.268秒
4位 セルジオ ペレス(メキシコ)-レッドブル +1.045秒
5位 ルイス ハミルトン(イギリス)- メルセデス +1.363秒
6位 ジョージ ラッセル(イギリス) メルセデス +1.381秒
7位 ランドー ノリス(イギリス)-マクラーレン +1.423秒
8位 ダニエル リカルド(オーストラリア)-マクラーレン +1.764秒
9位 ピエール ガスリー(フランス)-アルファタウリ +2.487秒
10位 フェルナンド アロンソ(スペイン)- アルピーヌ +1分22.089秒
F1イタリアGPスターティンググリッド
1列目: ルクレール、ラッセル
2列目: ノリス、リカルド
3列目: ガスリー、アロンソ
4列目: フェルスタッペン、デフリース
Text: Bianca Garloff
Photo: automobile.de