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【日本車ハイライト@PSデイズ】へえ こんなイベントあるんだ ドイツっておもしろいなあ 日本車のチューニングカー好きなんだなあ 楽しそうだなあ

2022年8月2日

PS Days(馬力デイズ)ハノーバー2022: 馬力馬鹿のためのチューニングカーフェアにおけるJDM((Japanese Domestic Market=日本市場向け)モデルのハイライト。PSデイズ2022のチューンドJDMの見どころだ。コロナ禍で数年の時を経て「PS Days」が開催され、ハノーバーの展示会場には、トップクラスのモデルが一堂に会した。以下、JDMの見どころをご紹介。

数年の時を経て、「PS Days 2022」が再開された。チューニングカーフェアは、さまざまなブランドやチューニングスタイルの組み合わせで、素晴らしいショーとなった。「VWゴルフ」や「BMW 3シリーズE36」など、お馴染みの車種に加え、日本車も多数展示されていた。JDMの見どころをピックアップして紹介する。

生身のレーサーから光沢のあるホンダまで

JDM(日本国内市場向けモデル)ファンにとって欠かせないのは、やはり「日産スカイライン」と「トヨタ スープラ」だろう。「日産スカイラインGT-R」の「R32」と「R34」、「トヨタ スープラ」の「MK3」と「MK4」のチューンナップモデルが出展されていた。いずれもパワーがありながら、スタイルの方向性が異なるチューニングが施されている。特に「スープラMK3」は、数多くの傷やシミに加え、軽量構造やスポーティなアクセサリーなど、レーストラックでの用途を示すものが目立つ1台だ。

一方、チューニングフェアでは珍しく、「マツダ6」や「三菱ギャランステーションワゴン」が、愛情たっぷりに輝いている。「ホンダCRX ED9」のキーワードも「輝き」だ。軽量化と性能アップに加え、光沢のあるロールバー、ブルーのアクセサリービス、エンジンルーム内のあらゆる種類の無限製パーツが、小さな日本車を印象づける。PSデイズ2022のJDMハイライトを含む、全インプレッションをフォトギャラリーとともにご紹介。

JDMハイライト@PSデイズ2022

トヨタ スープラMK4: JDMモデルのハイライトは、本物のJDMクラシックからスタートする。外観はプレーンなグレーで、ソフトボディキットとVolk製TE37ホイールを装着している。しかし、ボンネットの下には、約700馬力の直列6気筒2JZ-GTEターボが待ち構えている。抑制されたシェルの中に、多くのパワーが詰め込まれている。それが、このスープラの魅力だ。
マツダ6: ドイツでは標準車でも珍しいサルーンだが、チューニングシーンではさらに珍しい存在だ。だからこそ、このフォトギャラリーに「6」を掲載したのだ。なぜなら、普段は目立たないクルマが愛されて注目されるのは、単純にうれしいことだからだ。D2ブレーキシステム、全塗装、ホイール、サスペンションに多くの資金が投入されている。
三菱ギャラン: マツダと同様、チューニングイベントで見かけることはほとんどなく、それがこのフォトギャラリーに掲載された理由のひとつでもある。しかし、それだけでなく、改造の多さが一目瞭然だからだ。Gecleante製ロゴとビーディング、エンケイ製ホイール、ブレンボ製ブレーキシステム、レカロ製スポーツシート、キルティングレザー、ナルディ製スポーツステアリングホイール等々、チューニングカー愛好家にはたまらないラインナップだ。
トヨタ スープラMK3: 多少の傷はあるものの、光沢のある展示品の中で存在感を放っていて、それこそがこの車の魅力だ。なぜなら、この「スープラ」はレーストラックと遊びのために切り詰められたものであり、それを見せたいからだ。空っぽのインテリア、バケットシート、ストラット、ジャップスピード製エキゾーストシステムは、多くの楽しみを約束してくれる。
日産スカイラインR32 GT-R: 「R32」は、スカイラインシリーズに「ゴジラ」の異名を与え、レースで数々の勝利を収めた伝説の1台だ。このモデルは、ロケットバニーボディキットと最大幅のホイールにより、その名に恥じないものとなっている。
ホンダCR-X: 「CR-X」がすでに持っている「軽快さ」と「走る歓び」をテーマに、さらに進化させたモデル。内装はバケットシート、ハーネスベルト、ケージ、ステアリングホイール以外はほぼ素の状態だ。また、ホンダファンにとっては、無限パーツの数々を楽しむことができる。
ダットサン1200ピックアップ: ドイツではほとんど知られていないこのピックアップトラックは、本物のパワーマシンである。「日産200SX」の350馬力にチューンナップされた「SR20DET」4気筒エンジンと、その低い車重であれば、トップパフォーマンスも容易なはずだ。プラス: 「日産スカイライン2000GT-R」のカーボンボディキットとインテリアパーツ。すげえ!
マツダ ロードスター NA: この個体は、初代「ロードスター」の普通にかわいい外観とは全く関係ない。ロケットバニーのワイドボディキットは、車幅を大きくし、小さな体に恐ろしさを与えている。相反するものを一つにする? 我々は、「やめてー!」と叫びたい。
マツダRX-7 FB: マルボーロのカラーリングで、1970年代のレーシングカーを引用したヴァンケル(ロータリー)エンジンレーサー。ウィングフレアが小柄なスポーツカーに存在感を与えている。絶対的な名品であるワーク製Equip 03のホイールは、それ自体がハイライトだ。実に調和のとれた構成だ。
日産スカイラインR34 GT-R: Vスペックボディキット、Zチューンスタイルのカーボンボンネット、ワーク製TE37ホイールは、スカイライン界ではほぼオリジナル状態を延長して通用する。しかし、ボンネットの下には標準出力の2倍以上となる280馬力が潜んでおり、オーナーは定期的にサーキットに出かけているそうだ。そうでなければならないのだ!

このあと、VWハイライト、ベンツハイライト、BMWハイライトと続く。お楽しみに!

Text: Moritz Doka
Photo: autobild.de