【テスト】プジョー308SW 熟成のコンパクトワゴン
2021年11月6日
間もなく新型308が上陸するが、2013年に登場して以来高い評価を得てきた現行モデルの素晴らしさを再確認してから新型のテストに備えたく、特別仕様車プジョー308SWロードトリップをワインディングへ持ち込んだ。
プジョー308をはじめ、シトロエンC3、メルセデス・ベンツAクラス、VWゴルフ、アウディA3、BMW1シリーズ、アルファロメオジュリアなどなど群雄割拠な魅力あふれるこのセグメント。
今や、機能面での信頼性は高く、フランス車はイタリア車はドイツ車に劣る、などということは気にする必要はない。
幅広いユーザー層を持つこのセグメントにおいて、今や選択する際のポイントは「スタイリングの好み」と「経済性」ではないだろうか。
トータルの燃費はメーター表記で18.1㎞/ℓだった
エンジンの素晴らしさには正直驚かされた。たったの1.2リッター、しかもディーゼル。車重が1,380キロと比較的軽いこともあるにせよ、ガソリンエンジンと同じ感覚でアクセルを踏めば必要なパワーが得られ、回しても音を上げない。下り坂ではエンジンブレーキがうまく使えるから峠道が苦手な人でも安心で、ディーゼルの良さをフルに活かした名機と呼びたくなるエンジンだ。
結論:
極めて経済性の高いプジョー308SWは小さい子供を持つファミリーにはうってつけのクルマだ。ライバルの中でもトップクラスで、スタイリングと乗り心地の好みで決めればよいということが確認できた。
敢えてVWゴルフをベンチマークとするなら「肩を並べるレベル」だと言って間違いはない。「ゴルフイーター」なのか?という言葉はもはや不要だと思った。
一足早くドイツからレポートが届いているが、新型308の上陸が楽しみでならない。
Text&Photo:アウトビルトジャパン