ロータス エミーラ(Emira) GT4を発表
2021年9月9日
復活を遂げたロータスモータースポーツ部門
ロータスは、1948年に創設者のコーリン・チャップマンによってハンドビルトされたトライアルカーであるマークI以来、レースの成功の代名詞であり、スリリングなレースにおける多くの技術革新を開拓してきました。 印象的な栄誉は、7つのF1コンストラクターズタイトル、6つのドライバーズチャンピオンシップ、インディアナポリス500が含まれます。
世界のモータースポーツ界への復帰は、ロータスの変革の重要な柱です。 今年の初め、ビジネスのコンサルタント部門であるロータスエンジニアリングは、F1世界チャンピオンのジェンソン・バトンが率いるエクストリームEレースチームであるJBXEのテクニカルパートナーになりました。ロータス エミーラGT4は、今年の後半に2.2マイルのサーキットがあるヘセルテストトラックでのイベントで、正式に発売されます。
ロータスは、2022年シーズンに向けて限られた数のエミーラGT4レースカーを製造し、世界の需要に合わせて2023年の生産を増やすことを目指しています。
現代のロータス ロードカーのほとんどがレース対応できており、エミーラも例外ではありません。お客様の車は、最新の安全規制を満たすために軽量のモータースポーツコンポーネントと機器を採用し、ハンドビルトされた公認のパフォーマンスマシンになります。
へセルを拠点とする開発チームは、卓越したダイナミックスと高速安定性を実現するために精密工学に重点を置いてきました。 高度な複合ボディワークにより、車は非常に軽量になり、トヨタのレースで実証済みの3.5リッターV6エンジンと、エミーラの高度なエクステリアデザインから派生し最適化された、GT4エアロダイナミックスと相まって、エミーラGT4は最高のマシンになることを約束します。
ロータスのレースプログラムマネージャーであるリチャード・セルウィンは、「エミーラの発表、そしてエミーラの次のステップとなるエミーラ GT4が発表できたことを嬉しく思います。私たちはRML Groupのチームと協力してレースで勝利を収めるパフォーマンスが発揮できるように努めてきました。」とコメント。
RML Groupのコマーシャルディレクターであるサイモン・ホロウェイは、「私たちは、ロータスとエミーラGT4とコラボレーションできることを光栄に思います。両社は長いモータースポーツの経験があり、お互いの経験をベースにロータスと共に、このようなエキサイティングな時期を迎えられ、私たちのビジョンと価値観を提供できるのは大歓迎です。」とコメント。
ロータスのヴィークル アトリビュート ディレクターであり、以前はロータスレースカーのGTチャンピオンシップを獲得したドライバーであるギャバン・カーショウは、最初からエミーラGT4の開発に携わってきました。「エミーラのために開発された新しいシャーシは、高性能レースカーの完璧な出発点です。 世界のモータースポーツ界に戻り、素晴らしいレースカーを発表することが出来たことは、Lotusのスタッフ全員がとても興奮しています。」とコメント。
Lotus Emira GT4 主要諸元&パフォーマンス(目標値)
エンジン | トヨタ製 V6 2GR-FE |
排気量 | 3.5-litres |
最高出力 | 400bhp (405.5ps)* |
RPM | 7,200rpm |
スーパーチャージャー | ハロップ製 TVS 1900 |
トランスミッション | 6速 xTrac (パドルシフト付) + LSD |
燃料タンク容量 | 96ℓ- FIA承認フューエルセル |
電装系 | モーテック製ダッシュボード(データロギング付) + モータースポーツワイヤリングハーネス |
サスペンション | フロント&リアダブルウィッシュボーン / オーリンズ製コイルオーバーダンパー / アンチロールバー |
ブレーキ | アルコン製ディスク&キャリパー + ボッシュ製 モータースポーツABS |
Tyres | ピレリ製 GT4 265/645×18 (フロント) and 305/680×18 (リア) |
安全装備 | FIA準拠ロールケージ, 6点式ハーネス&消火器 |
車両寸法 | 全長 4,410mm / 全高 1,290mm / トレッド 1,664mm |
乾燥重量 | 1,260kg* |
*BOP
Text&photo:LCI Limited