新着情報 日本にやって来る日も近い? 6代目アストラ公式発表 オペル アストラLの全詳報

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オペル アストラL(2022年)。新型オペル アストラは、ファーストチェックで好印象を与える。6代目となるオペル アストラは、新鮮なデザイン、モダンなコックピット、そして初めてのプラグインハイブリッド車として登場した。シートチェックを含むすべての情報をお届け。

「オペル アストラ」は、6回目のフルモデルチェンジをおこなった。
しかし、先代モデルの「カデット」を含めれば、リュッセルスハイムのコンパクトカーはすでに11代目(!)となる。
リュッセルスハイムといえば、「アストラL」はドイツで開発され、リュッセルスハイムの主力工場で生産される。
「VWゴルフ8」や、「フォード フォーカス」に対抗するために、オペルは新型「アストラ」の開発を本格化させ、多くの技術を投入してきた。
さらに、新世代の「アストラ」には、プラグインハイブリッド車も用意されている。

新型オペルアストラの全情報一覧:
● EMP2プラットフォームのアストラL
● 2023年初頭に純電気自動車を発売予定
● 全長4.37メートル(先代モデルと全く同じ長さ)
● 1.86メートルの幅
● 2.68メートルのホイールベース
● 最大422リットルのトランク容量
● 初のプラグインハイブリッド車も用意(2つのパフォーマンスレベル)
● システム出力110馬力から225馬力までのエンジンラインナップ
● マニュアル6速トランスミッションまたは8速オートマチックトランスミッション
● 2021年秋より受注開始
● 2022年初頭に納入開始予定
● ベース価格は先代モデルと同じ22,465ユーロ(約296万円)より

➤ デザイン
➤ インテリア(アップデート情報!)
➤ テスト
➤ エンジンラインナップ
➤ 装備
➤ 価格と市場ローンチ時期(アップデート情報!)

新型アストラのフロントは明確に描かれており、スポーティでありながら、決して邪魔にならない印象だ。新しいのは、「オペル ビザ―」ブランドフェイスだ。

デザイン: アストラにも「オペル ビザ―(Opel Vizor)」の顔が付く

新型「オペル アストラ」の注文が可能になるのは2021年秋だが、リュッセルスハイムを拠点とするメーカーはすでに、このコンパクトセダンを披露している。
2015年に登場した、先代の「アストラK」と比べると、新型はほとんど見分けがつかない。
モダンでスポーティな印象でありながら、決して過剰なスタイルではない。
SUVの「モッカ」、「クロスランド」、「グランドランド」に続いて、「アストラ」にも、特徴的な「オペル ビザ―」による、ブランドフェイスが採用されている。
ガラスの向こう側には、兄貴分の「インシニア」でお馴染みのLEDヘッドライト、「インテリルー」がオプションで装着されている。
LED素子は1つのヘッドライトに84個、合計168個使用されている。
リアエンドは明確に描かれており、幅の狭い2分割のLEDテールライトが標準装備され、3つ目のブレーキランプは縦に配置されている。
中央に「アストラ」の文字が入ったトランクリッドは、軽量のプラスチック製で、オペルのロゴを介して開けることができるようになっている。
「EMP2」プラットフォームの第3進化段階にある新型「アストラ」の特別な特徴は、前方に強く傾いたCピラーと、先代にはなかったツートンカラーの塗装をオプションで採用したことだ。

インテリア: タッチスクリーンに頼り切っていないオペル

乗ってみて驚いた。
2つの10インチディスプレイを備えたコックピットは、エレガントでモダンな印象を与えている。
太いプラスチックのフレームはなく、すべてがダッシュボードの中にまとまって配置され、ドライバーの方に少し傾いている。
ちょっと待ってほしい。
批判に飛びつく前に。
クライメートコントロールとボリュームは、気が散ることなく調整可能なままだ。
新型「アストラ」には依然としてボタンがある。
インフォテイメントのホームボタンでさえ、ディスプレイ上で窮屈にタッチする必要はなく、モニターの下に独自のボタンがある。
デザインを一新したステアリングホイールは、ホーンボタンがグリルの形状を引用したものになっているが、これもしっかりと押せるボタンを備えている。
グローブとメガネの収納部には、フェルトのような生地が張られている。
プラスチック製にもかかわらず、貴重な感じがする。
これは残念ながら、もはや当たり前のことだ。

先代に比べて、コックピットは超モダンな印象だ。とはいえ、アストラには、ノブやボタンも残されている。

良好なシートポジションとエルゴノミクス

アストラには、運転席と助手席にマッサージ機能、ベンチレーション、ヒーター、ナッパレザーを備えた「AGRシート」が追加料金で装備されている。
最初のシートチェックでは、シートポジションやエルゴノミクスの面で不満を感じることはなかった。
フロントシートの位置は以前よりもわずかに低くなり、ルーフはやや平らになっている。
リアでは、フロントシートを1.95メートルの人に合わせたままだと、膝が窮屈になるものの、前席に平均的な身長の人がいれば、後席は背の高い人も快適に過ごせる。
しかし、太ももの長い人にはリアシートが少し短すぎるため、腰と膝の角度がかなり鋭くなるという小さな制約がある。
しかし、ヘッドルームとレッグルームは良好なので、後部座席は十分に快適だ。

ヘッドルームとレッグルームは良好だが、長い太ももを持つ人にはリアシートが少し短すぎるようだ。

内燃機関の「アストラ」では最大1250リットルのラゲッジスペースを確保

オペルは、トランク容量を422リットルまたは1250リットルとしている。
ただし、これはアストラの内燃機関バージョンにのみ適用される。
このページに掲載されている写真のプラグインハイブリッド車は、確かにラゲッジスペースの容量が少ないが、オペルは、現時点では、まだ正確な数字を示していない。

テスト: アストラのプラグインハイブリッド車は説得力のある進歩を遂げている

シートに座り、ハンドルを握ってみた。
ほんの数週間前には、「プロトタイプ」を運転する機会も得た。
大きくカモフラージュされたこの車の開発状況は、2021年3月、つまり微調整のためのハーフタイムだ。
1.2リッターの3気筒ガソリンエンジン(110馬力と130馬力)と、1.5ディーゼルエンジン(110馬力)はすでに知られているが、特に興味を惹かれたのは、真新しいプラグインハイブリッドだった。
1.6リッターの4気筒ターボガソリンエンジンには、フロントアクスルに電動モーターが搭載されていて、バッテリーはリアシートの下に格納されている。
その結果、小さい方で180馬力、大きい方で225馬力の出力を得ることができる。
我々がテストしたのは、180馬力バージョンだ。
内燃機関と電動モーターのパワーで、アストラは説得力を持って前進する。
ドライブモードスイッチで純電動モードを選択することができた。
ほとんどの場合、毎日の通勤にはこれで十分なはずで、60%のバッテリーで38kmの走行が可能だ。
しかし、シャシーについては、まだまだ微調整が必要だ。

エンジン: いつも通りの豊富な選択肢

リュッセルスハイムで、「シトロエンC4」とともに生産されている、「アストラ」のエンジンラインナップは、1.2リッターガソリンエンジン(110馬力または130馬力)、130馬力の1.5リッターディーゼルエンジンから、12.4kWhのバッテリー(航続距離約60km)と180馬力および225馬力のシステム出力を持つ2種類のプラグインハイブリッドまで、従来通り、豊富に取り揃えている。
クラシックな内燃機関には、6速マニュアルまたは8速オートマチックを選択することができる。
また、「アストラ」は見た目がスポーティなだけでなく、走りもスポーティでなければならない。
その結果、ねじり剛性が14%向上している。
走行安定性と、ドライビングプレジャーには、特別な注意が払われている。
この2つのポイントは、プロトタイプでの、最初の試乗を終えた時点で、すでに確認できている。
さらに、オペルは後日、もう1台の「アストラOPC」を発売するという噂も根強くある。
このトップモデルは、約300馬力のプラグインハイブリッド車として登場する可能性がある。
公式に発表されているのは、2023年初頭に「アストラL」の、純粋な電気自動車バージョンが登場するということだ。
外観的には、内燃機関とほとんど区別がつかないと思われる。
ただし、技術的な詳細やレンジの仕様はまだ決まっていない。

噂によれば、新型アストラのトップバージョン、アストラOPCも考えられないわけではない。おそらくプラグインハイブリッドになるだろう。

装備: アストラに搭載されたハイテク装備

その一方で、高級感もおろそかにできないため、オペルは要望に応じて多くのハイテク装備をアストラに搭載、あるいは用意している。
デジタル計器や、Apple CarPlayまたはAndroid Autoによるスマートフォン対応は標準装備されているが、ヘッドアップディスプレイや、超近代的な「インテリラックス」LEDヘッドライトなどの、その他の装備は追加料金が必要になるようだ。
オペルは安全性にも妥協しない。
フロントガラスに設置されたカメラに加え、さらに4つのカメラと5つのレーダーセンサーが搭載されている。
この技術は、スピードアシスタントにも採用されており、先行車との距離を維持し、オートマチックトランスミッション搭載モデルでは、自動的に再発進することも可能となっている(「ストップ&ゴー」機能)。
試行錯誤を重ねたアクティブシートは、新型アストラでは先代モデルよりも12mm低い位置に取り付けられている。

価格と市場投入: アストラLの価格は先代とまったく同じ

残るは、重要なポイントである市場投入と価格だ。
新型「オペル アストラ」は、2021年秋から注文可能で、最初の顧客向け車両は、2022年初頭に納入される予定だ。
価格は、生産期間が終了する直前の先代モデルとまったく同額の22,465ユーロ(約296万円)からとなっている。

結論:
新しければ常に良いというものではないが、新型「アストラ」は、よく考えられたモデルだという第一印象を与えてくれる。
デザイン性が高く、モダンなコックピットには、ちょっとした工夫や気配りが施されている。
それはとても良いことだ。
「アストラ」が、永遠のライバルである「ゴルフ」との比較にどう立ち向かうか、興味津々だ。

Text: Peter R. Fischer and Jan Götze
Photo: Opel