近々デビュー予定のハイパーカー×16台 Part1

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ブガッティからアストン(2台)、マクラーレン、そしてしんがりはランボ。

2019年から2020年内にデビュー、またはプレビュー予定のハイパーカー16台を以下に紹介する。
まずはブガッティ・ディーヴォ(Divo)から始めよう。え? その通り! 価格が6億円以上!もするのに発表前に売り切れたモデルだ。ご同慶の至りである。ブガッティ・ディーヴォはシロンをベースにしているが、想定していたよりもより独自性を備えたモデルと言えるようだ。エクステリアデザインのハイライトは、44個の照明付きスラットが、リアの3Dテールライトを形成していることと、その下に4基のエグゾーストパイプが備わっていることだ。パワーはシロン同様、1,500馬力+1,600Nmを発揮する8リッターW16エンジンを搭載している。ただし、ここでの焦点は、ドライビングダイナミクス(走行性能)にある。380km/h時にホイールキャンバーが増加するため、ディーヴォは電子的に制限されるからだ。ディーヴォはイタリアのナルドサーキットでのテストで、見事、シロンより8秒速いラップタイムを記録した。0-100km/h加速は2.4秒!40台のみの限定生産モデルだが、前述のようにすでに売り切れている。
(Photo: Christoph Börries / AUTO BILD)

ゼンボ(Zenvo)TS1 GT10周年記念モデル
これまた2019年に発表されたハイパーカーだ。デンマークのスーパースポーツカーメーカー、ゼンボはこのモデルで自身の10周年を祝う。このアニバーサリーモデルはTS1 GTをベースに開発され、1,180馬力5.8リッターV8を搭載する。このライトブルーのデンマーク製ハイパースポーツカーはスレイプニルというスカンジナビア神話の8本足の馬のニックネームが付いている。最高速度は375km/h超だ。
(Photo: Zenvo)

Photo: Werk

NextEV Nio EP9
価格155万ユーロ(約1億9,75万円)。2019年発売。メガワットのパワーを備えるNio EP9は、ニュルブルクリンクの緑地獄でラップ記録を破ったと言われている(緑の地獄“Green Hell”という別名を持つニュルブルクリンクサーキットのノルトシュライフェ=北コース)。メーカーによれば、20.8kmのコースを6分45.9秒で走破したとのこと。Nio EP9は中国のメーカー、NextEVによって生産されている。 4つの250 kWの電気モーターで駆動され、2つはフロントアクスルに、2つはリアアクスルに備え付けられている。最高出力は1360馬力。最高速度は313km/hで、0-100km/h加速は3秒未満。1階のフル充電で427kmが走行可能。ル・マンカーの外観を持つストリートレーサーは、45分でフル充電できる。NextEVはすでに中国の大富豪によって、最初の6台の購入が決まっている。販売価格は未定。
(Photo: NextEV NIO Formula E Team)

パガーニ・ゾンタHPバルケッタ
価格は公表されないが、1千万ユーロ(約12億5千万円)以上すると言われている。 昨年市場デビューした。新型ゾンタは、創業者ホラシオ・パガーニの60歳の誕生日を祝うためのモデルだ。ゾンタHPバルケッタは3台の限定生産で、2台は顧客用で、残りの1台は社長であるホラシオ・パガーニ用だ。もっとも顕著なビジュアル的変化は短くカットされたフロントガラスで、バルケッタという名の由来だ。カーボンボディの下には、100%新しいカーボン・チタニウム製モノコックを備える。リムは運転席側がゴールドで、助手席側がブルーだ。乾燥重量はわずか1,250kgで、7.3リッターV12エンジンは760馬力を捻出する。新型ゾンタには特製のチタニウムエグゾーストが備え付けられている。
(Photo: Pagani)

ケン・オクヤマ・カーズ・コード・ゼロ(Code 0)
これまた昨年ローンチされたモデルだ。コード・ゼロは、フェラーリ・エンツォやフェラーリ4/5をデザインしたことで知られるケン・オクヤマによる、まったく新しいスーパースポーツカーで、ランボルギーニ・アヴェンタドールをベースに開発されている。テクノロジーはほとんどアヴェンタドールからの応用だが、デザインは100%ケン・オクヤマの手によるもので、アイコンカーであるランボルギーニ・カウンタックやランチア・ストラトスを彷彿させる。パフォーマンスデータはアヴェンタドールそのもので、700馬力6.5リッターV12を搭載。0-100km/h加速は2.9秒だ。このショーモデルが生産化されるかどうかは未定だ。
(Photo: Ken Okuyama)

メルセデス-AMGプロジェクトワン
AMGの50周年となる2017年のフランクフルトショーで初お披露目された。275台の限定生産モデル。現行F1カーのハイブリッドテクノロジーを適用する。2016年のF1マシンに使われた1.6リッターターボエンジンを搭載、11,000rpm時に759馬力を発揮する。加えて、6気筒ターボエンジンは、4基の電動モーターからさらに413馬力を得る。トータルで1035馬力だ。4×4レーサーの車重は1300kg以下になると言われている。現時点で、すでにすべて予約で埋まっているとのこと。
(Photo: Daimler AG)

リマックC_Two。
これまた昨年市場デビューを果たしたハイパーモデルだ。価格は100万ユーロ(約1億2千5百万円)以上。クロアチアのメーカー、リマックの2台目エレクトリックハイパーカーは1915馬力と2300Nmを兼ね備える。車軸に搭載された4基の電動モーターがパワーを供給する。0-100km/h加速は2秒以下、0-300km/h加速は11.8秒で、最高速度は412km/hだ。120kWhバッテリーのおかげで、フル充電で650km走れる。
(Photo: Rimac)

アポロ・インテンサ・エモツィオーネ
昨年デビューした約300万ユーロ(約3億7千5百万円)するハイパーカーだ。中国人投資家、ノーマン・チョイの強い思い入れで作られたモデルだが、生産計画は未定だ。トリノベースのモーターカンパニー、アウトテクニカ(Autotecnica)から供給された6.3リッターV12エンジンを搭載している。8,500回転時に780馬力の最高出力、6,000回転時に760Nmの最大トルクを発揮する。ハイブリッドでもなければ、ターボもついていない。
(Photo: Ronald Sassen)

Part2に続く