これまた気持ちよさそう ドイツでもっともナニナニな8つのキャンプ場紹介 ジャーマンキャンプサイトTop 8!

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ドイツで最も素晴らしいキャンプ場をご紹介。 最も大きい、最も高い場所にある、最も離れた場所など、これらのキャンプ場は、最上級の言葉で表現される。今回は、ドイツのキャンプ場のトップ8をご紹介。

今回、我々は、「PiNCAMP」の協力を得て、最も大きい、最も高い、最も小さい、そして最高のキャンプ場を選んだ。
それらのキャンプサイトは、ユネスコの世界遺産、山のパノラマ、225,000平方メートルのビーチなど、ドイツでのキャンプ休暇がいかにカラフルで、変化に富み、素晴らしいものであるかを示している。
しかし、ここでご紹介するのは、ドイツにある3,000以上のキャンプ場のほんの一部にすぎない。
キャンプの大好きなドイツ人のためのドイツのキャンプ場は、多種多彩で、どんな好みにも、どんな予算にも合うものが存在する。

以下に、フォトギャラリーとともに、我々の選んだキャンプ場トップ8を紹介する。
エンジョイ!

ドイツ最大のキャンプ場: Camping Erholungszentrum Grav-Insel
ローワーライン川沿いにある「Camping Erholungszentrum Grav-Insel」は、210ヘクタール(東京ドーム約45個分)の広さを誇る、ドイツ最大のキャンプ場だ。そして、最も多くのピッチ(屋外の宿泊できるキャンピングスペース)を提供している。合計2500か所のピッチがあり、そのうち2000か所は、常設キャンプ用だ。文字通り小さなキャンプの街で、桟橋、ボートレンタル、多目的スポーツフィールド、ビーチバレーボールなどの施設がある。
平地はライン川とフルーレン・アルトラインの間の半島にあり、狭い水浴湖がある。観光客用のピッチは、湖の近くの細長い牧草地にあり、これ以上の植栽はない。子供たちのために、屋外と屋内の遊び場があり、アニメーションを見られるスペースもある。
キャンプサイト情報: www.grav-insel.com
Photo: Camping Recreation Center Grav Island

ドイツ最長のビーチを持つキャンプ場: Naturcamping Ückeritz
長さ4.5キロ、幅50メートル。ウーゼドムにあるドイツで最も長いビーチエリアを持つキャンプ場だ。ヌーディストでも、犬連れでも、何でもOK、何もしなくてもOK。ほとんどが自然のままの場所で、高い海沿いの林の中にある。
フロントエリアには、キャラバンやモーターホームのための大きな牧草地がある。このエリアには、アスファルト舗装されたキャンピングロード(同時に長距離サイクリングロードとしても使える)がある。家族連れに重要なのは、水深が浅いので泳げない人でも安心して利用できることだ。
キャンプサイト情報: camping.rezeption@ueckeritz.de
Photo: Naturcamping Ueckeritz

ドイツ最小のキャンプ場: Camping Buchholz
中心部に近い都市広場は、北ドイツの大都市を訪れるのに最適な場所にある。バスや地下鉄の駅もすぐ近くにある。コインの裏表: このサイトは、住宅が隣接する交通量の多い通りに位置している。

そのため、騒音に敏感な人や閉所恐怖症の方にはお勧めできない。しかしそれでも、ゲストに気を配るフレンドリーなオペレーターが、この欠点を補ってくれる。平坦な場所には落葉樹の高木があり、一面は石垣で閉じられている。
キャンプサイト情報: info@camping-buchholz.de
Photo: Buchholz campsite

ドイツで最高の評価を得たキャンプ場: Hegi Familien-Camping
ドイツで最高のキャンプ場はシャフハウゼンの近くにある。キャンプ場に関するテストではいつも最も多くのポイントを獲得している。5つ星のこのサイトは、黒い森とボーデン湖の間の丘陵地帯の火山地帯にあり、子供連れの家族に適している。

水浴場での水泳、屋内プールでのダイビングコース、悪天候に備えた屋内プレイテント、ケトルカーレンタル、ふれあい動物園。さらに、マジックやディスコ、パン作りや料理などの子供向けのエンターテイメントや、膨大なイベントプログラムも用意されている。215面のピッチは、最低でも100平方メートルという広さ。キャンピングホテルもある。
キャンプサイト情報: www.hegi-camping.de.
Photo: Hegi Family Camping

ドイツ最北のキャンプ場: Camping Kampen (Sylt)
ドイツで最も物価の高い村、ジルト(Sylt)島でのキャンプ。これ以上の北には、キャンプ場はない。砂丘地帯は北海のビーチに近く、少し歩けば到着する。近くには2か所の冒険遊び場とゴルフコースがある。さらに、いくつかのトップクラスのレストランもある。
注意点: フェリーやカートレインで到着しなければならないので、時間に余裕を持って予約しよう!
小さな欠点: 強烈な東からの風が吹くことがある。
キャンプサイト情報: www.campen-in-kampen.de
Photo: Camping Kampen

ドイツで最も持続可能(サスティナブル)なキャンプ場: Uhlenköper-Camp
ここではすべてがエコだ。キオスクではオーガニックドリンク、小さなキャンプグリルではほうれん草のパンケーキ。
ニーダーザクセン州北東部にあるウェルツェンの近くにある、「Uhlenköper-Camp」は、一貫して持続可能性を重視している。電気自動車用の充電ステーションもある。木の幹を登ったり、泥んこになったりする施設は、子どもたちに大好評だ。天然の屋外プールで泳ぐこともできる。また、カヌーのレンタルサービスもある。
キャンプサイト情報: www.uhlenkoeper-camp.de
Photo: Uhlenköper Camp

ドイツで最も人里離れた牧歌的な雰囲気のキャンプ場: Camping am Blanksee
この自然派キャンプ場は、自然保護区であるノッセンティナー / シュヴィンツァー・ハイデ自然公園やミューリッツ湖からほど近く、まばらな混交林の中の牧歌的な場所にある。しかも、A24経由で、行き帰りも便利だ。

このキャンプ場には、湖がある。自然の牧草地の地形は平坦で、一部はわずかに傾斜している。キャンプ場を訪れた人は、家族的な雰囲気がリラックスにつながると評価している。
釣り、ボートや自転車のレンタル、子供用の遊び場などの施設がある。牧歌的な環境でもインターネットが必要な方のために、敷地内には無線LANさえ設置されている。スナックバーと小さな食料品店も敷地内にある。
キャンプサイト情報: www.campingamblanksee.de
Photo: Camping am Blanksee

ドイツで最も高い場所にあるキャンプ場: Camping Bergheimat Oberhoch
山好きにはたまらない場所だ。アルゴイはドイツ南部バイエルンのシュヴァーベンの南、バーデン・ヴュルテンベルク州の南東部、オーストリアの一部をカバーしている場所にある。
アッパー・オールガウのオーバーヨッホ峠にあるキャンプ場は、ドイツで最も高い場所にあると考えられている。その標高は1,150メートルだ。

フュッセンの西、オーバーヨッホの地元の山であるアイゼラー(1,876メートル)の麓にあるこのキャンプ場は、シュナップ・ランゲンベルグ家が経営している。ハイキングや、ボルダリングアドベンチャーや、マウンテンバイクツアーの理想的な出発点となっている。

ピッチはテラスに配置されており、最大で60平方メートルだ。お子様は? ここでアルトガウの山岳ガイドになったり、ウィルダネス・ワークショップに参加したりしてみてはいかが? また、冬のキャンプ場として、スキー(32kmのゲレンデ、46kmのクロスカントリースキーコース)を楽しむこともできるようになっている。
キャンプサイト情報: info@camping-bergheimat.de
Photo: Camping Bergheimat Oberjoch

こうしてみるとドイツのキャンプ場事情は、なんとも羨ましい限りである。
わが国でも、昨今、キャンプブームが加速し、おそらくそれはしばらく衰えることなく、かなりの人気を保ったまま進んでいくものと思われる。
それにともなって、全国のキャンプサイトなども整備が整ったり、より便利になったりしていくのだろう。だが便利になることが魅力的かというとそんなことは絶対になく、不便だから楽しい、知恵と工夫を愉しむことこそキャンプの醍醐味という一面もあることは忘れてはならない。
Wi-Fiと電源設備と快適なお風呂の整ったキャンプ場の魅了よりも、人口密度が低く、よりプライベートに楽しめる場所のほうが個人的には好みではある。日々の生活をそのままひきずって行くのではなく、たとえそれが不便だとしても、普段とは異なった非日常な時間を愉しむことこそが大切なのだから。
そんな観点から、あらためて見ても、今回紹介したドイツのキャンブ場はどこも魅力的で、しかもバラエティーに富んでいるところも素敵である。

Text: autobild.de
加筆: 大林晃平
Photo: Camping Recreation Center Grav Island