2021年9月 ミュンヘンで開かれるIAA(ドイツ国際モーターショー)に出展される予定の18台 一挙紹介!

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2021年にミュンヘンで開催されるIAA(ドイツ国際モーターショー)。チケット、日程、出展者、プレスデー、出展車。BMW i4、メルセデスEQE、VW ID.1 – ミュンヘンで開催されるIAAの新車やコンセプトモデル、斬新な展示物が、IAA 2021であなたを待っている。以下に主な出展車を紹介!

➤ 開催期間、チケット、開場時間
➤ 出展者(メーカー)
➤ ニューコンセプト

IAA 2021年のチケット販売開始

約70年間、フランクフルトで開催されてきた「IAA(ドイツ国際モーターショー)」は、今年、ミュンヘンに移転、開催されることとなった。
2020年に、コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされた国際モーターショーだったが、今年は新天地での開催日が決定した。
今後もミュンヘンで開催されるかどうかは不明だ。
ミュンヘンでの「IAA 2021」は、2021年9月7日から12日まで開催される予定だ。
開場時間: 最終日を除き、毎日午前9時から午後6時まで。
9月12日(日)は、閉会時間を1時間早め、午後5時とする。
プレスデーは9月6日と7日の両日を予定している。
オンラインでの前売り券販売はすでに始まっている。
当日券は、平日が20ユーロ(約2,600円)、週末が25ユーロ(約3,300円)。
週末(土・日)券は45ユーロ(約5,900円)で販売している。
研修生、6歳以上の小学生、学生、ボランティア活動をしている人は10ユーロ(約1,300円)。
ファミリーチケット(大人2名、6歳から14歳までの子供1名の合計3名)は、1日49ユーロ(約6,500円)、週末59ユーロ(約7,800円)となっている。
各チケットには、ミュンヘン市内の公共交通機関の1日乗車券が含まれている。
現地での入場料は、オンラインに比べて、いずれも2ユーロ(約260円)高くなっている。

2021年IAAにはドイツのメーカーが中心に出展

一方で、出展企業のリストもある。
フォルクスワーゲングループからは、シュコダとセアトの両ブランド以外のすべてのブランド。
ステランティスグループ(プジョー、シトロエン、フィアットを含む)からは、1つのブランドも出ておらず、オペルも抜けている。
韓国メーカーでは、ヒュンダイ自動車だけが参加し、日本の主要ブランドであるトヨタ、日産、ホンダも欠席するようだ。
その一方で、展示モデルはすでに確定している。
ダイムラーは、電気自動車のメルセデスEクラス「EQE」を展示し、VWは2万ユーロ(約265万円)以下の、オール電動コンパクトカーのコンセプトモデルを発表する。
BMWは、「iX」と「i4」という2台の電気自動車を出展するが、新型2シリーズクーペという形で内燃機関モデルも同時に展示する。
ルノーは、「メガーヌ E-テック エレクトリック」をミュンヘンに持ち込む。

IAAでは来場者がより多くのことを試せるようになる

新しい場所で開催される「IAA」は、新しいコンセプトを持っている。
その名も「IAA Mobility」となった。
これまでのように、クルマだけに焦点を当てるのではなく、未来のモビリティ、特に持続可能性と気候保護の観点から焦点を当てている。
そのため、経済的な自動車や自律走行など、目的地に向かうためのあらゆるものに焦点が当てられている。
E-バイク、E-スクーター、公共交通機関、さらにはエアキャブの話も出ている。
さらに、スタートアップ企業や、ハイテク企業が、それぞれのコンセプトを展示し、来場者はそれらを試すことができるようになっている。
これらすべてを調和させるために、3つの焦点がある。

「メッセ ミュンヘン」のホールで開催されるモーターショーは、内容的には、昔の「旧IAA」を最も彷彿とさせるものだ。
自動車のショールームのような、数百平方メートルのブースはない。
ここでは、記者会見やステージでのプレゼンテーションなど、専門家による意見交換が行われる。

オープンスペースとは、未来のモビリティのためのアイデアを提示する都心近郊の場所のことをいい、自動車、e-バイク、e-スクーターなどのイノベーションを直接試すこともできる。

さらに、都心に設けられたテストコースでは、環境に優しい新型車を試乗することも可能となっている。

そんなモーターショー出展車輛をいち早くレポートしよう!

【IAA 2021出展モデル一覧】

BMWは、83.9kWhのバッテリーで最大590kmの走行が可能とされる電気セダン「i4」と、500馬力以上の出力と600kmの航続距離、そして60cmの新しいディスプレイを持つ大型SUV「iX」の2台の新しい電気自動車を携えて登場する。両車ともBMWのEV戦略上、主力商品となるべく用意されるモデルである。
Photo: BMW Group
アウディは、自律走行(自動運転システム、レベル4)するクーペ、同様に傾斜したルーフをもつ4ドア、そしてSUVという、3つの新しいコンセプトモデルの発表を予告している。そのうちの少なくともひとつは、ミュンヘンで見ることができるかもしれない。
Photo: Audi AG
VWは、SUVクーペ「ID.5」を初公開する可能性がある。この電気自動車は、「ID.4」のエンジンを搭載し、最高出力は204馬力になると思われる。着々と進められるフォルクスワーゲンのEV戦略。SUVのクーペというニッチ製品にもEV登場。
Photo: Auto Bild
BMWからは、新型2シリーズクーペも展示される。「M240i」として、再び直列6気筒エンジンと後輪駆動と全輪駆動を搭載している。最近のBMWの中で、魅力の高い、王道のモデルといえばこれだろうか。
Photo: BMW Group
メルセデスは再び、型破りなデザインの全電動式高級セダン「EQS」を見せてくれる。言ってみればメルセデスベンツSクラスのEVで、インテリアには、ダッシュボード全体を占めるスクリーンや豪華ハイテク装備が満載。
Photo: Daimler AG
スイスから電気自動車「イセッタ・マイクロリーノ」が到着する。重さわずか450kgのこの車両は、20馬力の電動モーターを搭載し、200キロの走行が可能だ。先日レポートしたかわいい一台。シティーコミューターとしてかなり魅了的。
Photo: Microlino AG
ポルシェは、「911 GTS」とともにミュンヘンに到着する。「GTS」は、専用のデザイン、パワー、そしてオプションで軽量化を実現している。標準モデルとターボの間のギャップを埋めるモデルだ。続々と発表されるポルシェのニューモデル。ターボほどの高性能はいらないが、内燃機関らしい911が欲しいなら最有力候補。
Photo: Porsche AG
ルノーは、新しい「メガーヌ E-テック エレクトリック」を発表する予定で、すでに技術データを提供していて、それは217馬力、60kWhのバッテリーで450kmの航続距離だという。偽装をとってみると、かなりスタイリッシュだろう。
「メルセデスEQA」も展示される。「GLA」の派生モデルであるこの全電動SUVは、66.5kWhのバッテリーで、ベーシックバージョンでも400km以上の走行が可能だ。地味ではあるが、その内容はなかなかなもの。あとは価格と重さが勝負。
Photo: Christian Bittmann / AUTO BILD
「IAA 2021」には、新世代の「VW T7マルチバン」も登場する。個別シートのみの設定で、外観は新型VWキャディのフロントをベースにしている。高級で魅力あるフォルクスワーゲンのマルチバン。日本にもぜひ導入してほしい。
Photo: Volkswagen
また、リフレッシュされたSUVの兄弟車である「X3」と「X4」も、ミュンヘンでの展示会で初公開される予定だ。フロントは、よりフラットなヘッドライトと大きなキドニーグリルが特徴となっている。フェイスリフトバージョンではあるが、最近のBMWのトレンドに沿った変貌だ。
Photo: BMW Group
2021年11月の市場投入を間近に控え、新型4シリーズのグランクーペが来場者に公開される。ビジュアル的には、電気自動車の「i4」に近いといえる。ニッチの一台だが、まとまり感はかなり高そうだ。
Photo: BMW Group
ポルシェは、911 GT3にツーリングパッケージを装着したモデルを発表する。ツーリングパッケージは、通常のGT3に装備されている大型のリアウィングを装備しない、そしてそれは追加費用のかからないオプションだ。すでに、リアウィングなしを選ぶのが通の選択なのか、やっぱりリアウイングアリを選ぶのがいいのか喧々諤々の一台。いずれにしろ欲しいならお早目に発注しましょう。
Photo: Porsche AG
また、おそらく「EQB」も展示されるだろう。「EQA」の駆動方式を継承しつつ、より実用性を高めたモデルで、必要に応じて7人乗りにもできるようになっている。地味ではあるが、実用的で現実的なメルセデスベンツEV。
Photo: Daimler AG
「タイカン クロスツーリスモ」は、ポルシェが提案するオフロード志向のEVシューティングブレークだ。1アクスルに1基の電動モーターを搭載した全輪駆動が標準装備されている。タイカンよりもさらに高価な一台。モーターショーでは、その大きさなども圧巻だろう。
Photo: Porsche AG
メルセデスの「Cクラス」は、ミュンヘンで、ワールドプレミアを迎える見込みだ。第5世代はよりスポーティなデザインになっているが、搭載されるエンジンは、ハイブリッドシステムを持つ4気筒のみ。すでに販売中ではあるが注目をあびる一台だろう。
Photo: Daimler AG
残念ながら、「ルノーR5」の新バージョンは、まだ生産バージョンとしてではなく、ショーカーとして発表される。そしてそれは、電気自動車になることだけは、すでに明らかになっている。この姿のままEVとして復活したらものすごく魅了的だ。
Photo: Groupe Renault

Text: Katharina Berndt
加筆: 大林晃平