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【新着ニュース】BMWにCSLモデル復活! しかしM3にではなく、今回はM4のみ? 新型BMW M4 CSLに関する直近情報

2021年8月1日

BMW M4 CSL、M3 CS(2022): BMWはCSLの名称を復活させるようだが、おそらくM3にCSLという名前を与えるものではないだろう。かつて、CSLの文字は、M3 E46を完全にレーストラック用の獣にしたが、BMWは近いうちに、現行モデルにこの略称を復活させるかもしれない。情報はこちら。

ネーミングへの追加: 歴代「BMW M3」は、そのキャリアの中で、すでにいくつかの追加ネーミングの着用が許されたモデルだ。
「Evo」、「GT」、「R」、「GTR」、「GTS」、「CS」、「コンペティション(Competition)」などは、その追加されたもののほんの一部に過ぎない。
しかし、スポーツモデルの集合的な記憶の中で最強だったモデルは、「E46 M3」の最も過激な「CSL」かもしれない。
BMW情報通として有名なブログ、「bimmerpost.com」が報じているように、BMWは、この略称を約20年ぶりに、「M4」の一モデルとして、復活させる予定とのことだ。

コンペティションよりも40馬力ほど多い

「bimmerpost.com」が指摘しているように、「M4 CSL」には多くのことが期待できる。
「S58」と呼ばれるツインターボ直列6気筒は、「コンペティション」の510馬力から、548馬力にまで、引き上げられる予定だ。
「SMG」オートマチックトランスミッションのみを搭載し、マニュアルトランスミッションはない。
唯一の組み合わせは、おそらく8速ATと後輪駆動の組み合わせだろう。また、1,725kgの車両重量の一部が削減されるため、パフォーマンスの向上と、相まって、レーストラックでの活躍が期待できる。
アルカンターラ製のステアリングホイールや、カーボンファイバー製のバケットシートが標準装備されるほか、よりグリップ感の高いレーシングバケットシートがオプションで用意されるようだ。

コンペティションに搭載されている「S58」直列6気筒(写真)は、3リッターの排気量で510馬力を発揮する。CSLバージョンでは550馬力まで可能とのこと。

CSLの特徴である特別なヘッドライト

また、オートマチッククライメートコントロールの廃止や、インフォテインメント機能の縮小、その一方でセラミックブレーキの採用なども考えられる。
加えて、新しいMヘッドライトの話題もあり、人気の高い、その形状などは「M5 CS」のイエローヘッドライトに似たものになるかもしれない。
最近では、ボディを改造した「M4」もたびたび目撃されている。
もしそれが「CSL」であれば、よりスポーティなスカート、典型的なスポイラーエプロン、大幅に拡大されたフロントリップが期待される。

M5 CS(写真)では、デイタイムランニングライトがイエローに輝くツーリングカー風になっている。M4 CSLにも同様のものが似合う。

CSがM3のトップモデルになる可能性

今後、「CSL」が、「M3」ではなく、「M4」にのみ特化される可能性が高いというのは、最初は違和感があるかもしれないだろう。
しかし、この3文字は、「Coupé, Sport, Lightweight」の略なのだ。
ということは、厳密に言うなら、本来、4ドアの「M3」にはフィットしない略称なのだ。
「bimmerpost.com」によれば、BMWはそのために、「M3」には、「CS」という別の略称を備えたモデルを用意しているということだ。
先代モデル同様、この場合の「C」は「コンペティション」を意味する。
だが現段階では、この車両については、まだ詳しいことはわかっていない。
パワートレーンや駆動方式の組み合わせは、「CSL」と同じになりそうだ。
しかし、名前に「L」が含まれていないため、「M3 CS」は軽量化の面などで、「CSL」よりも、やや過激さに欠ける可能性がある。

また、M3コンペティション(写真)をさらにシャープにした、「CS」と呼ばれるモデルも登場する可能性がある。

現実的な追加料金は4万ユーロ(約525万円)

「BMW M4 CSL」の市場投入は、2022年7月を予定しており、その1年後には「M3 CS」が登場すると想定されている。
「bimmerpost.com」は、この2台のトップモデルが、それぞれ、限られた期間にしか製造されないであろうことも予想している。
この限定であるということは、高額な価格プレミアムを正当化するのにも役立つはずだ。
価格に関して参考までに挙げておくなら、先代モデルである「M4 GTS」の価格は、少なくとも142,600ユーロ(約1,870万円)だった。
「M4 CSL」の価格は、それほど高くはないが、13万ユーロ前後(約1,700万円)が現実的だろう。
一方、後輪駆動の「M4コンペティション」は、9万1,000ユーロ(約1,190万円)からとなっている。

結論:
まだ、すべて確認されたわけではないが、「CSL」の復活はかなり確実なようだ。
もしそれが事実であれば、我々にとっては本当に嬉しいニュースだ。
未来の「M4」トップモデルは、特に軽量化の恩恵を受けるだろうし、パワーの向上ももちろん歓迎だ。
しかし、このようなモデルの場合、残念ながら、通常モデルよりもさらに高額な価格が設定されることを受け入れなければならないことも、また事実だ。

Text: Moritz Doka
Photo: BMW AG