ほとんど狂気? ポセイドン メルセデスAMG S 63を940馬力+1280Nmにチューンナップ 全詳細

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チューニングスペシャリストのポセイドンは、メルセデスAMG S 63(W222) の生産終了モデルに、940馬力までの非常に大きなパワーアップを用意する。詳細はこちら。

ほんの数カ月前、メルセデスAMGは、将来的には、すべての燃焼エンジンに電動モジュールを組み合わせると発表した。
さらに2030年には完全EV化するとも言っている。

プラグインハイブリッドとして登場する次期「C63」は、電動アシスト付きの4気筒ターボに頼ることになるだろうが、より大きなモデルシリーズでは、少なくともV8ツインターボを維持する可能性がある。
V8プラグインハイブリッドを搭載した最初のモデルの1つは、アファルターバッハに本拠を置くAMGが、すでに偽装されたプロトタイプとして公開している「GT 73 e」かもしれない。
新しいパワーステージでは、この4ドアモデルは、最大816馬力(600kW)、最大トルク1,100Nmを発揮することができる。
これは、従来のトップモデルである639馬力、900Nmを大幅に上回るものだ。
また、このパワートレインは、後日、他のAMGモデルに搭載されることも確実視されている。
「73」の略号の候補としては、W223世代の現行「メルセデスSクラス」が考えられる。

もし、「S 73 e」の登場を待つことができない、あるいは単にさらなるパワーを求めるのであれば、ポセイドンに頼ることもできる。
このチューナーは、メルセデスの非常識な改造で知られており、最近フルモデルチェンジされて旧モデルとなった「Sクラス」の「W222」に新たな提案している。
「メルセデスAMG S 63 4MATIC+」は、標準で、612馬力と900Nmを発揮していた。
それは、2トンを超える車両重量にもかかわらず、「S 63」は、わずか3.5秒で、0から100km/hに到達する。
これは高級セダンとしては、すでに驚異的すぎる値だ。
しかし、ポセイドンにとっては十分な速さではなく、それでは満足できなかった。

綺麗にカバーに隠されたエンジンのため手の込んだ介入の様子はあまり見られない。

チューナーは、最小の拡張段階でも、マップの最適化により、「M177」と呼ばれるV8ツインターボから707馬力と1000Nmという驚くべきパワーを引き出す。
ついでに、最高時速制限も解除され、「Sクラス」の最高速度は331km/hに達することになる。
この純粋なソフトウェアを装着するには4,200ユーロ(約55万円)かかる。

さらに、707馬力でもまだ物足りないという人は、「S 63 RSチューニングパッケージ」を注文できる。
このパッケージには、ボールベアリングターボチャージャー、スポーツキャット付きダウンパイプ、スポーツエアフィルター、および対応するソフトウェアが含まれ、そのチューニングパッケージの装着費用は50,000ユーロ以上(約655万円)となるが、その結果、最高出力940馬力、最大トルク1280Nmという驚異的なパワーが得られる。
しかし、このチューニングパッケージは、ドイツでの車検には適合しないため、輸出用にしか準備できないという難点がある。

車検取得可能な830馬力チューンナップモデル

ポセイドンが提供する、ドイツにおける最もパワフルで合法的なアップグレードレベルでは、新しいターボチャージャーを搭載して、830馬力にアップするチューニングで、これは約24,000ユーロ(約315万円)だ。
すべてのパフォーマンスレベルは、「M177」エンジンを搭載する、すべての「メルセデスAMGモデル」で利用可能となっている。
したがって、「E 63」、「GT 63」、「S 63セダン」、「GLE 63」、「GLS 63」が対象となる。

だが、940馬力でもまだまだ物足りないと思われる方へ朗報。
ポセイドン氏によれば、1,000馬力以上の出力も、近く可能になるとのこと。
人間の欲望は果てしない。

Text: Jan Goetze
Photo: Posaidon