Cool or not cool? BMW製電動スクーター BMW CE 04 テクニカルデータを含む全情報!

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BMW製電動スクーター、CE 04はこうして未来に向かって走り出す。

BMW CE 04: 電動スクーター、データ、市場投入時期、価格。新開発の電動スクーター、BMWデフィニションCE 04(Definition CE 04)が市場に登場! BMWが世に送り出すEVスクーター、そのテクニカルデータと価格をご紹介。

BMWのモーターサイクル部門は、電動スクーターにその未来を託した。
このスポーティな2輪車は「CE 04」と呼ばれ、2022年春の発売を予定している。
このe-スクーターは、48馬力の「BMW Cエボリューション」の後継モデルとなるものだ。
BMWは、この電動スクーターの最高出力を42馬力と規定している。
航続距離は130kmで、0~50km/hのスプリントは2.6秒である。
「CE 04」は、急速充電器で80%の充電をするのに65分必要だ。
100km/h走行時のBMWの消費電力は7.7kWh、そして120km/hで、スクーターは最高速度の上限に達してしまう。
「CE 04」は、移動手段に加えて、アナログの世界と個人的なデジタルの世界をリンクさせる機会をライダーに提供したいと考えている。

「CE 04」で、まず目を引くのは、その未来的なエクステリアだ。
BMWのデザイナーは、多くの大型スクーターの見慣れた構造から意識的に離れ、エレクトリックBMWに、全く新しい、著しくフラットなデザインを与えた。
バッテリーは、「CE 04」のフロアに水平に収納されている。
これにより、細長いシルエットを実現している。
そしてモーターはバッテリーの後ろに配置されている。
片側のスイングアームに吊り下げられた後輪を、歯付きベルト(コグドベルト)を介して駆動する。

これまでのe-スクーターの常識を覆すデザインの「Definition CE 04」。

オフィスへの通勤に最適

ホワイト、またはスタイルアヴァンギャルドバージョンでは、グレーのボディパーツは、ブラックテクノロジーとのコントラストで、スクーターは人々の目を引く。
一見、浮いているように見える長いシートは、身長の異なる多くの人が快適に過ごせるように設計されている。
このeスクーターがターゲットとする使用領域は明確だ。
「CE 04」は、都市環境内でのオフィス通勤、小移動を想定している。
価格は11,990ユーロ(約158万円)からとなっている。

ドライバーズウェアは、見た目がかっこいいだけでなく、ドライバーを総合的に保護する機能を備えている。

オフィスでも使用できる実用的なウェア

「デフィニションCE 04」の側面には、ヘルメットを収納できる照明付きの収納スペースが備わっている。
ライダーのスマートフォンと接続すると、数多くのコンテンツや機能をコックピットの10.25インチディスプレイに映し出すことができる。
「CE 04」に加えて、BMWモトラッド(BMW Motorrad= BMWの自動二輪車生産販売部門)は、ウェアも同時に開発した。
例えば、日常的な使用に適しているだけでなく、オフィスでも着用できるようなパーカーがある。
このジャケットは耐候性があり、プロテクターも内蔵されている。
さらに、スマートフォンへの充電機能や、お気に入りのアプリを操作するためのタッチパッドを袖に備えている。

EV(というかカーボンニュートラル)になった時にどうなるのだろう、と思うのはトラック、バス、飛行機、そしてバイクのような二輪車である。特に軽さが命のバイクはどうなってしまうのだろう、と心配してしまうが、この「CE 04」はBMWからの一つの提案と解答である。
おそらく今までのバイク愛好家からは総スカンをくらいそうな未来的な形ではあるが、こういう思い切り新しい形を提案するのもBMWらしいところで、細部に、生煮えな部分はあるにせよ、こういうモデルもあってもいいのではないか、とは思う。もちろん今までのバイクらしいモデルも残ってほしいことはいうまでもないが。
さらに興味深いのは、安全性を重視したライディングウェアも、BMWが準備していることで、こういう部分もBMWらしい展開だ。BMWは2輪車の開発も生産も、これからも続けます、そんなメッセージをこの「CE 04」から感じるのである。

Text: Lars Hänsch-Petersen
加筆: 大林晃平
Photo: BMW Group