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老舗BMWスペシャリスト ACシュニッツアーによるM4クーペとカブリオのチューニング

2021年7月11日

ACシュニッツァーからBMW M4クーペ、カブリオ用の初となるチューニングパーツが登場。BMWのスペシャリストであるACシュニッツアーは、BMW M4クーペとカブリオのための最初のチューニングプログラムを発表した。さらなるパフォーマンスを含むパーツも近日中に追加で発表する予定だ。

新しい「M4」で、BMWはパフォーマンスの水準を大幅に引き上げた。
今回の「M4コンペティション」では、510馬力もの最高出力を発揮し、オプションで初めて全輪駆動が可能になった。
そして、その「M4」のチューニングプログラムがBMWのベテランスペシャリストである、ACシュニッツァーからリリースされた。
今回、「M4クーペ」と「M4カブリオ」向けの第一弾となり、まだ範囲は限定されているものの、近日中にさらに多くのパーツが追加されて登場する予定だ。

20インチの2種類のホイールを用意

今回の発表で、最も目を引く変更点は、おそらくホイールだろう。
ACシュニッツアーは、今回2種類のデザインを用意している。
それはどちらもオールラウンドの20インチで、それぞれ2色のカラーバリエーションが提供される。
その他、フロントスプリッター、クーペ用ルーフアタッチメント、カーボン製リアスポイラーリップ、一部のレタリングなどは、そのまま残している。
コックピットは、アルミ製のシフトパドル、ペダル、フットレスト、キーホルダーなどが洗練されたチューニングパーツとして提供されている。
技術面では、今のところサスペンションスプリングのみで、フロントで最大25mm、リアで最大20mmのローダウンを実現している。

ACシュニッツアーは、標準のリアディフューザーの代わりに、サードブレーキライトを内蔵したカーボンパーツを近日中に提供する予定だ。

エグゾーストシステムも近日発売予定

これらに加えて、ACシュニッツアーからは、近日中にさらに多くの製品が提供される予定だ。
何よりもまず、純正の510馬力「M4コンペティション」モデル用のパフォーマンスアップグレードだ。
最終的な性能データはまだ明記されていない。
しかし、ツインターボ直列6気筒エンジン用のチューニングパッケージには、3年間の保証が付くことになっている。
また、スポーツリアサイレンサーやアジャスタブルコイルオーバーサスペンションも用意される。
ボディ面では、フロントウイングレット、ガーニーフラップ付きレーシングリアウイング、カーボン製リアディフューザー(オプションのサードブレーキライト付き)を、近日中に発表、提供開始する予定となっている。
現在販売中のパーツの価格について知るには、残念ながら、チューナーに問い合わせるしかない。
ちなみに、ニュー「BMW M4」の購入には最低でも84,000ユーロ(約1,120万円)の投資が必要で、コンペティションモデルは91,000ユーロ(約12,10万円)からとなっている。
もちろんこのACシュニッツアーでは、それに加えてのエクストラコストが必要になることは言うまでもない。
ご参考までに。

Text: Moritz Doka
Photo: AC Schnitzer