新着情報 メルセデスAMG GT 53 4ドアクーペ フェイスリフトモデル公開 その全容

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メルセデスAMG GT 4ドアクーペのフェイスリフトは、少数のコニサー(通の人、愛好家)たちのためのものだ。

メルセデスAMG GT 4ドアクーペは、初めて小さなアップデートを受けた。新しいシャシー、いくつかのビジュアル的なレタッチ、そしてより多くの装備オプションが、4ドアのAMGをアップグレードする。その詳報をお届け!

➤ 価格と市場ローンチ時期
➤ フェイスリフトと装備
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➤ エンジンとテクノロジー

当面は6気筒エンジン搭載のメルセデスAMG 4ドアのみがフェイスリフト

「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」がフェイスリフトされた。
ただし、当初は4ドアスポーツセダンの6気筒バージョンである「GT 43」と「GT 53」のみ。
これらは、2021年7月から注文を受け付け、2021年8月から販売店に並び、その後デリバリーが開始する予定だ。
その後、おなじみのV8エンジン(最高出力639馬力)を搭載した「AMG GT 4ドアクーペ」のモデルメンテナンス版と、パフォーマンスチューンのプラグインハイブリッド(電動リアアクスル、最高出力800馬力以上)版が登場する予定となっている。

AMGは価格についてはまだ明らかにしていないものの、我々はモデルアップデートの過程で当然、価格が上昇するものと考えている。
現在、367馬力の「43」は95,000ユーロ(約1,275万円)からとなっているので、フェイスリフト後のベース価格は推定97,000ユーロ(約1,300万円)以上になると思われる。

AMGの4ドアの外観はほとんど変わらないが、新しいオプションがいくつか追加される。
しかし、今回のフェイスリフトでは、それ以上はあまり多くのことを期待してはいけない。
熱心なAMG愛好家だけが変化に気づくだろう。
ビジュアル的には、6気筒の4ドアは、V8ルックのエプロンのデザインに変更することで、より強力なバージョンであることをアピールする。
それ以外は、今回のモデルアップデートでは大きな変更はない。

特別仕様車は、写真の「ルーベライトレッドメタリック」のみとなる。

その代わりに、サーチャージ(オプション料金)リストには、いくつかの新しいオプションが用意されている。
2種類のホイール(20インチと21インチ)がそれぞれ2色ずつ、4色のフレッシュペイント(「スペクトラルブルー」のマットとグロス、マットの「カシミアホワイト」、写真の車両の「ルーベライトレッドメタリック」)、そして、要望に応じて、スチール製ブレーキシステムのレッドペイントのブレーキキャリパーがコンフィギュレーターで選択できるようになっている。
また、おなじみの「ナイトパッケージ」に、「AMG GT 4ドアクーペ」を、より迫力を増して演出する、「ナイトパッケージII」が追加されていて、グリルのストラットに加えて、フェンダーやリアのレタリングもメタリックブラッククロームに変更されている。

他の新型AMG車と同様、ダブルストラット付きの新しいスポーツステアリングホイールが装備されている。

最新のAMGステアリングホイールと多くの新色

インテリアでは、繊細なモデルアップデートが続けられている。
唯一の技術的な変更点は、「Eクラス」のAMGモデルなどですでにおなじみの新しいAMGステアリングホイールだ。
ダブルバーや大型化されたシフトパドルに加えて、ドライブモードやサテライトセッティングの表示も新しくなり、よりシャープになっている。
大型のワイドスクリーンが標準装備され、小型のインフォテイメントはなくなった。
カラーデザインにも新しい選択肢がある。
7色の新しいインテリアカラーのおかげで、コンフィギュレーターで多くの時間を費やすことができるようになっている。

新しいインテリアカラー一覧:
● ネバグレー(特別仕様車に標準装備)。
● ヨットブルー
● ディープホワイト
● シエナブラウン
● クラシックレッド
● タルトゥフォ
● チタングレーパール

メルセデスAMG GT 4ドアの新しいエアサスペンション。
技術的なニュースとしては、少なくとも6気筒モデルでは、3つのチャンバーを持ち、伸側と縮側の減衰力がそれぞれ独立して制御される新しいエアサスペンションが採用されたことだけだ。
これは、快適性とスポーティさの間に特に広いレンジを提供することを目的としている。
一方、AMGは、今回、エンジンには手をつけていない。
そのため、従来通り、3リッター直列6気筒のAMG GT 4ドアは、43(367馬力、ISG(インテグレーテッドスタータージェネレーター)で22馬力アップ)、43 4MATIC+(367馬力、ISGで22馬力アップ、全輪駆動付き)、53 4MATIC+(435馬力、ISGで22馬力アップ、全輪駆動付き)の3種類が引き続き用意されている。

Text: Peter R. Fischer
Photo: Daimler AG