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エリア51用車にピッタリ「TESLA CYBERTRUCK(テスラ サイバートラック)」

2020年3月4日

アッと驚くこのデザイン、サンキューテスラ!

21世紀の「バックトゥザフューチャー」?果たして、鋭いアングルを備えたテスラ サイバートラックはクールなのか?はたまたイーロン マスクお得意の世間を騒がせるためのギャグなのか?しかし、実際には、多くの人が、テスラがまたまた大胆なデザインを発表したことを喜んで(楽しんで)いるはずだ。

テスラが発表したこれ何?

もちろん、我々はよーく理解している。テスラ サイバートラックには古典的な美しさはどこにもない。しかし、この1台とともに、カリフォルニアのメーカーは、また新たなる大きな一歩を踏み出したと言える。かなり普通のスタイルのモデルSとハイパーカーとしては目立たないテスラロードスターの後、この外見から判断するに、このサイバートラックには先進性が含まれていることは明らかだ。リモートコントロール可能な電動ガルウイングリアドアを備えたモデルXはすでに正しい未来の方向への一歩だったが、このサイバートラックで、テスラは初めてデザインにおける妥協を一切おこなわないことを宣言したということになる。

今のご時世がんじがらめなはずの自動車メーカーが今日こういうことを敢えてすることを素直に尊敬する。尖ったルーフ、巨大なホイールアーチ、完全に包まれたデザインのサイバートラックは、サイエンスフィクション映画の月面車両や80年代のさまざまな未来のコンセプトカーを連想させる。

ピックアップは頑丈に見える必要がある

これにより、ついにテスラが昔ながらの燃焼式ライバルたちと自分たちとを明確に区別させる勇気を示したと言えよう。さらに、この角張った未塗装のボディは、ピックアップトラックとして完全にフィットしている。アメリカ人は、このタイプの車両のパワー、堅牢性、実用的な品質を高く評価する。これにテスラお得意の大理石調のルックスとセンタータッチスクリーンを備えたダッシュボードを組み合わせれば、イーロン マスクの狙いは当たる可能性が高い。このまま市販されれば、という制約はつくが。

テスラのデザインはどんどん過激になっていく!

一見この写真だとクーペにみえるが、カバーをはずすことにより、ちゃんと?ピックアップトラックになる。
※アメリカの著名ジャーナリスト、ジョン ラムはこのデザインを嫌悪しており、ぼろくそに言っていたが、斬新で何にも似ていないことだけは確かである。

内装も良く言えば未来的。悪く言えば殺風景で情緒に欠ける。サンダーバード2号のようなステアリングホイールはこのまま、なのだろうか。滑りやすそう?なシートもちょっと心配だ。

三角定規二枚あれば描けるようなデザインではあるが、エリア51(アメリカ空軍によって管理されているネバダ州南部の一地区)用車にはぴったりだろう。ミラー(リアビューカメラだとしてもこのままのデザインじゃ後方視界はゼロ)、ワイパーが見当たらないし、牽引フックなどもどうなっているのか見当もつかないが、そんなことイーロン マスクには些細な問題なのだろう、たぶん。

Text: Elias Holdenried
Photos: Tesla