【新着ニュース】 メルセデスEクラスの電動バージョン メルセデスEQEに関する最新情報

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今年後半に投入されるメルセデスEQE。その航続距離、市場投入時期、リアアクスルステアリング、オートパイロットシステムに関する情報をお届けする。メルセデスは、オール電化のEクラスの派生モデル「メルセデスEQE」にも力を入れている。

ダイムラーは、2030年までに、新たに販売するメルセデス車の半数にEVを準備することになっている。
2021年には、トップモデルの「EQS」が最初に登場する。
さらにやや遅れて、同じく2021年には、1クラス下の「EQE(社内コード:V 296)」が登場する予定となっている。
「EQE」は、内燃機関を搭載した「Eクラス」に比べて、背が低い電動モデルだが、その室内のサイズは、現在中国でのみ販売されているロングホイールベース車にさえ匹敵する。
「EQE」も「EQS」と同様、電気自動車専用に開発された新プラットフォーム「MEA(Modular Electric Architecture)」を採用している。
これにより、大型のパワーユニットや大型のトランスミッション、排気システムなどを搭載するためのスペースを確保する必要がなくなり、スペースを大幅に有効活用できるようになっている。

航続距離はおそらく700km以上

「EQS」との関係は、パワーユニットにも表れるはずだ。
「EQE」にも、当初は333馬力の後輪駆動モデルと、2つの電動モーターを搭載し、さらに523馬力を発揮する全輪駆動のトップモデルが用意されるだろう。
それに加え、よりパワフルな「AMGバージョン」も計画されているという。
航続距離は、108kWhのトップバッテリーで700km以上、さらに小型の90kWhの蓄電ユニットでも十分な航続距離を備えているだろう。
ただし、充電用の800ボルト技術は廃止される可能性が高い。
それでも「EQE」には最大200kWの電力を充電できる能力があると想定される。

EQEの場合、せいぜい200kWでの充電になると推測される。800ボルトの高速技術は今のところ存在しない。

そして、このクルマが電気自動車の「Sクラス」から受け継ぐ可能性があるものがある。
車幅全体に広がる1枚のガラスカバーの後ろに3つのディスプレイを備えた巨大なハイパースクリーンコックピットだ。
エアマティックエアサスペンションは標準装備され、リアアクスルステアリングはオプション費用が必要となるようだ。
そのシステムは最大12度(同方向)、10度(逆方向)の大胆なステアリングアングルが特徴的だ。
セダンのスタイリングには、「EQ」の各種コンセプトカーでおなじみのセットパーツを採用している。
エクステリアに備わる光のサインは、異なるメッセージを伝える。
赤色のグリルは急ブレーキを、緑色のグリルは歩行者が安全に横断できることを知らせる。
オートパイロットでは、「EQE」はレベル3に到達することで、完全に独立して区間を走行することができるようになっているという。

Text: Georg Kacher, Michael Gebhardt and Moritz Doka
Photo: AUTO BILD