ランボルギーニ、電動化へのロードマップ「Direzione Cor Tauri」(コル・タウリ)を発表

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持続可能な開発に向けたランドマークとなる変革プラン

・最高なプロダクトパフォーマンス:電動化プログラム全体における最優先事項
・ロードマップ:内燃機関を記念するモデルの発表および2024年までのハイブリッド移行
・インターナル・ターゲット:2025年初めまでにハイブリッドモデルのCO₂排出量を50%削減
・ランボルギーニ史上最大の投資:年間で億ユーロ以上
・2020年代後半:4番目の完全電動化モデルを開発予定

アウトモビリ・ランボルギーニ President and CEO のステファン・ヴィンケルマンは、本日「Direzione Cor Tauri(コル・タウリに向かって)」を発表しました。これは持続可能な開発のための総合的なアプローチに基づき、将来のランボルギーニ・モデルおよびサンタアガタ・ボロネーゼの拠点の脱炭素化を目指すロードマップです。プロダクトの電動化プロセス全体を通して、ランボルギーニはその伝統を守り、最高なパフォーマンスとドライビング・ダイナミクスを保証するテクノロジーとソリューションを変わらず重視していきます。創業者フェルッチオ・ランボルギーニが1963年に選んだロゴであるコル・タウリは牡牛座でもっとも明るい恒星です。電動化を進めても「雄牛」が象徴するブランドにふさわしい心と魂を裏切らないという、未来へ向けた姿勢を表しています。

ステファン・ヴィンケルマンは次のようにコメントしました。「ランボルギーニの電動化計画はまったく新しい道ですが、急激に変化する世界では避けられません。具体的なプロジェクトを通して環境負荷を削減するために貢献したいと考えています。そのために、当社のプロダクトとサンタアガタ・ボロネーゼの拠点の両方に及ぶ全方位的なアプローチで、ランボルギーニのに忠実に、持続可能な未来を目指します。ランボルギーニはこれまでずっと最高のテクノロジーでエンジンを製造し、卓越したパフォーマンスを誇ってきました。これからのイノベーションにおいても、これは変わらず最優先です。ランボルギーニ史上最大の投資に支えられたこの未来への約束は、当社のお客様だけでなく、ランボルギーニ・ファンや従業員とその家族、そしてランボルギーニ生誕の地、エミリアロマーニャ州とMade in Italy excellenceに敬意を表するものです。」

ランボルギーニのロードマップ「コル・タウリ」はつのフェーズから構成されます。

  1. 内燃機関の記念モデル(2021~2022年):ランボルギーニの近年の成功を記念するモデルを発表します。この年間で、売上げは7倍に増加しており、ランボルギーニは最先端技術と設備を誇る最高のスーパースポーツカー・メーカーとしての地位を確立しました。ユニークなデザイン、研究開発への莫大な投資が生んだ最高レベルの革新技術、最高の品質とクラフツマンシップが、プロダクトというピラミッドの土台です。今日の成功の礎となったスーパーSUV Urusから、リミテッド・シリーズの最高峰の技術と芸術作品のようなデザインへと昇華しています。最近発表されたSianは電動化の旅の始まりであり、ランボルギーニ初のハイブリッドカーです。このフェーズの特徴は、ランボルギーニ・ブランド
    の栄光の歴史と、現在と過去の象徴的なプロダクトに敬意を表する内燃機関の開発です。ただし、ランボルギーニを特別なものにする先見性のある精神は忘れません。V12モデル・ラインアップの新たな2台が2021年に発表されます。
  2. ハイブリッドへの移行(2024年末まで):2023年には、ランボルギーニ初のハイブリッド市販車を発表し、2024年末には全ラインアップが電動化される予定です。エンジニアと技術者は、パフォーマンスと本物のランボルギーニのドライビング・エクスペリエンスを念頭に新しい技術を開発します。電動化による重量を軽減するためには、軽量カーボンファイバー素材の採用が必須です。このフェーズの目標は、2025年初頭までにハイブリッドモデルのCO₂排出量を50%削減することです。

    ハイブリッドへの移行を先導するのは、4年間で15億ユーロを上回るランボルギーニ史上最大規模の投資です。これは、自動車業界全体に影響する根本的な変革の時代に、大胆なイノベーションで具体的に応える当社の強い使命感を象徴しています。
  3. 初の完全電動化ランボルギーニ(2020年代後半):2020年代後半に変革を加速し、将来の4番目のモデルを念頭に、完全電動化に集中します。このフェーズでも技術革新の最優先事項は、最高なパフォーマンスを保証し、その分野で最高なプロダクトを創り出すことです。ランボルギーニのロードマップが目指すのは、牡牛座でもっとも明るい恒星、コル・タウリです。そして、これを象徴するのが4番目の完全電動化モデルです。

    2030年に向けたランボルギーニのプログラムは、持続可能な開発戦略の総合的なビジョンから始まります。これは、プロダクトだけでなく、生産ラインからオフィスまでを含むサンタアガタ・ボロネーゼの拠点にも及ぶ全方位的なアプローチです。2015年には160,000平方メートルのエリアで、カーボンニュートラル認証を取得しました。近年、生産現場は2倍に拡大しましたが、この認証基準は維持しています。CO₂排出量の削減だけでなく、環境保護、持続可能なサプライチェーン、従業員への気配り、企業の社会的責任もこの戦略には欠かせません。
    「Direzione Cor Tauri」の心臓部と羅針盤となるのはランボルギーニ・ブランドのDNA、そして、絶え間ない技術革新によって過酷なチャレンジをチャンスに変える生来の力です。どれほど厳格なCO₂規制が適用されようと、そこからより高いパフォーマンスとドライビング・エモーションを生み出します。新たなランボルギーニを目指すロードマップは、ランボルギーニ・ブランドに忠実でそのルーツを忘れない旅です。

Text&Photo:ランボルギーニ・ジャパン