【新車情報】ナイスルッキングな新型EV VW ID.4 スポーツバージョンも登場!

104

新しく追加されたIDモデルはID.4と呼ばれ、トレーラーヒッチも付いている。

純電動SUVのID.4は、よりオーソドックスなデザインで、トレーラーヒッチも装備されているSUVとして登場した。そして新しく、220kW(299馬力)のGTXスポーツバージョンも登場! すべての情報をお届けする。

➤ 市場ローンチ時期と価格
➤ トップモデル「ID.4 GTX」(最新情報!)
➤ 航続距離とモーター
➤ サイズとデザイン
➤ インテリア

市場ローンチ時期と価格

「MEB」プラットフォームをベースにしたVW初の電気自動車「ID.3」に続き、フォルクスワーゲンは、「ID.4」を発表した。
実用性を主眼に置いた電気自動車のSUVで、ルーフレール(75キロのルーフロード)やトレーラー用カップリングも装備している。
「ID.4」はすでにディーラーのショールームに並んでいる。
発売当初、「ID.4」は、150kW(204馬力)の出力と77kWhの大容量バッテリーを搭載したモデルのみで、ベース価格は44,450ユーロ(約587万円)だった。
ただし、この価格からは、環境ボーナスが差し引かれている(ドイツの話ではあるが)。
また、VWは、109kW(149馬力)と52kWhのバッテリーを搭載したベースモデル「ID.4ピュア:」を追加投入するとしており、そのベース価格は36,950ユーロ(約488万円)だ。

フロントでは、トップモデルのGTXを認識するために、新しいLEDが上に1つずつ配置されている。

トップモデルID.4 GTXは50,415ユーロ(約665万円)から
「GTI」の代わりに、VWの電気自動車のスポーツモデルは「GTX」と呼ばれる。
この新しい略称で発売される最初のモデルは、「ID.4 GTX」だ。
後日、さらに多くのGTXモデルが登場する予定だ。
新型「ID.4」のトップモデルは、早ければ2021年夏に発売される予定で、2つの電動モーターを搭載している。
出力は?
220kW(299馬力)だ。
これは、4.58mの「GTX」を、6.2秒で0から100km/hまで加速させるのに十分なパワーだ。
同時に、486kgの77kWhバッテリーは、最大480キロの航続距離を可能にすると言われているが、これは77kWhバッテリーを搭載した通常の「ID.4」よりも約40キロ少ないものとなってしまう。

  • ID.4 GTX: ニュートップモデル
  • 2基の電動モーター (前後アクスルにそれぞれ1基)
  • 220 kW(299馬力)
  • 0-100 km/h加速: 6.2秒
  • 77kWhバッテリーで480kmの航続距離
  • インプットギアボックス
  • 電子式全輪駆動
  • Cd値: 0.29
  • スポーティなルックス
  • 市場ローンチ: 2021年夏
  • ベース価格: 50,415ユーロ(約665万円)より

「GTX」は、トップモデルであることを視覚的にも認識できるように、フロントエプロンに3個のLEDを上下に配置し、特別な光の演出をしている。
また、ベンチレーショングリルをブラックに塗装し、LEDマトリックスヘッドライト(IQライト)を標準装備している。
サイドビューでは、ペイントされたドアモールディングと新しい20インチホイールが際立っている。
さらに、「GTX」には21インチのホイールが追加で用意されている。
リアは、3D LEDテールランプと、デザインを一新したリアエプロンが特徴的だ。
また、新色の「キングスレッドメタリックカラー」を採用している。

GTXでは、ダッシュボードの上部がブルーになっている。また、VWはこのトップモデルに赤い装飾ステッチを(今までのGTIのように)施している。

VWは「GTX」のインテリアも丁寧に仕上げていて、レッドのコントラストステッチ、ステアリングホイール、シート、ドアシルパネルの「GTXロゴ」、おなじみのステンレス製ペダルセットなどを採用している。
また、スポーツシートも追加で用意されている。
加えて、15ミリローダウンのスポーツサスペンションやプログレッシブステアリングを含むスポーツパッケージもオプションで用意されている。
さらに、ノーマルの「ID.4」でおなじみのDCCシャシーコントロール、すなわちアダプティブダンパーを装備したスポーツパッケージ「プラス」もオーダー可能となっている。
「ID.4 GTX」は、早ければ2021年夏に納車が開始される予定で、ベース価格は50,415ユーロ(約665万円)だ。

最大520kmの航続距離をもつ

VWは現在、「ID.4」にいくつかの性能レベルを設定している。
最初にチェックしたのは、150kW(204馬力)の「ID.4プロ」で、かなり納得のいくものだった。
ベーシックなエンジンは「ID.4ピュア」と呼ばれ、109kW(149馬力)を発生する。
これを性能アップすると125kW(170馬力)になる。
このSUVには標準で後輪駆動が装備されているが、後には全輪駆動も用意される予定だ。
エネルギー節約のため、最高速度は160km/hに制限されている。
弱めの2つの電動モーターには52kWhのバッテリー(360km走行可能と言われている)が搭載されているが、よりパワフルなエンジンには77kWhの蓄電ユニットが搭載されている。
これは最大520kmの航続距離を持ち、急速充電技術により、30分以内に充電して320kmの走行が可能なユニットだ。
これに加えて、今回新たに登場するのは、220kW(299馬力)の出力を持ち、機械的な接続のない電気式全輪駆動を採用したトップモデルのID.4 GTXだ。

109kW(149馬力)から220kW(299馬力)までの5つのパワーレベルが用意されている。

ティグアンよりも大きい

「ID.4」のデザインは正直に言って「ID.3」よりも魅力的だ。
それは、よりオーソドックスなデザインだからかもしれない。
フロントは高い位置に構築され、ほぼ垂直になっている。
2つのヘッドライトをLEDバンドでつなぐ、典型的なIDライトシグネチャー(マトリクスLEDは追加料金)は、「ID.3」よりも少しアグレッシブなデザインになっている。
その下のフロントエプロンには暗示的なアンダーライドガードが組み込まれ、下部には大きなエアインテークが設けられている。

ドアハンドルは突出することなく、同一平面上に配置されている。
これは非常に上品な印象を与える。
ルーフエッジスポイラーと狭いリアウィンドウを備えたリアは、どこか「レンジローバー イヴォーク」を彷彿とさせる。
ダークなコントラストのエプロンはかなり上まで伸びており、ここでもアンダーライドガードが表示されている。
最上級のトリムレベルでは、テールライトに独自の3Dシグネチャーが採用されている。
ダークガラスの下に、個々の四角いエレメントが1つずつ背後に配置されている。
また、連続したLEDバンドがつながりを生み出している。

純電動VW ID.4のテールライトには、独自の3Dシグネチャーが備わっている。

後輪駆動のため、電気自動車の回転半径は10.20メートルと、コンパクトカー並みの数値を実現している。
サイズ的には、「ティグアン」とそのヴァリアントの「オールスペース(Allspace)」の間に位置する。

● 全長: 4584mm
● 全幅: 1852mm
● 全高: 1640mm
● ホイールベース: 2771mm
● トランク容量: 543~1575リットル
● 牽引能力: 1200kg

ソフトなタッチと大きなセンタースクリーン

インテリアはID.3とほぼ同一だ。
そのため、ID.4のインストルメントディスプレイもやや小さめだ。
ギアの作動もスイッチに直結している。
ステアリングコラムにはスタートボタンがあるが、それがなくてもクルマは動く。
「D」または「B」のギアを作動させると車が動き出し、オフにするには入力ギアを「P」にするだけで十分だ。
ダッシュボード上のセンタースクリーンは、標準の10インチから12インチに大型化している。
また、「ID.4」では一部のデコレーションを変更し、ダッシュボードにソフトタッチを採用している。

インテリアはID.3とほぼ同じだが、素材が若干上質になっている。白いステアリングホイールなども目新しい。

もちろん、拡張現実と「ID. Light」を兼ね備えたヘッドアップディスプレイも搭載されている。
フロントガラスの前に設置されたこのライトバンドは、音声アシスタント使用時の視覚的なフィードバック、バッテリーの充電量の視覚的な表示、危険を赤で警告する機能、ナビゲーションの補助機能を備えている。
方向転換の指示は、例えば、対応する方向に走るライトによって示される。
電気自動車らしく、このSUVは十分なスペースを確保している。
オプションのパノラミックガラスルーフを装着すれば、さらにその効果は高まる。
「ID.4」は何よりも実用性を重視しているため、後部座席には3つのチャイルドシートが隣り合って収まるようになっている。
インテリアの素材も心地よく、スペースも十分に確保されている。
さらに、SUVの中ではシートポジションが高い。
ただ、VWがインストルメントディスプレイを全体的にもう少し大きくしなかったのは残念だ。

Text: Jan Götze and Katharina Berndt
Photo: Volkswagen AG