【イベントレポート】第16回カーディテイリングセミナー&ガレージセール「カーディテイリングの明日」
2026年11月6日
2026年10月20日、有限会社アスナルが主催する「第16回カーディテイリングセミナー&ガレージセール」が相模原産業会館大ホールで開催された。技術や商材の情報に加え、事業者が抱える課題や業界の将来を考える恒例のイベントだ。
アスナルの宮崎代表が、カーディテイリング業界の発展を目指して続けてきたこのセミナー。2024年には法令順守や特定整備認証取得の重要性を取り上げ、2025年には日本ディテーリング協会(JDA)の正式発足を報告するなど、施工技術の習得にとどまらない情報発信の場となっている。

今年の注目プログラムには、KAMIKAZE COLLECTION代表の森田海氏を迎えたカーディテイリング対談を用意。同ブランドに至るまでの歩みを軸に、カーディテイリングへの考え方に触れる内容だ。製品そのものの性能だけでなく、それを生み出す背景や作り手の姿勢を知ることは、日々の施工や顧客への提案を見直すきっかけにもなる。

また、「磨き」や「カーフィルム」の今を取り上げる対談、パネルディスカッションもプログラムに盛り込まれた。車両の進化とともに、施工する側にも知識の更新が求められる。経験に裏付けられた技術と新しい情報をどう組み合わせ、サービスの価値につなげるか。こうした視点を業界内で共有できることも、このセミナーの大きな意義である。

ガレージセールを併催する形式も、このイベントならではの魅力だ。商材を選ぶ際には、カタログの仕様だけでは判断しにくい点もある。供給する側と施工する側が直接言葉を交わす機会は、製品への理解を深めるとともに、現場の要望を届ける接点にもなる。講演を聞き、商材を知り、同業者とつながる。その組み合わせが、継続開催を支える特徴といえる。

翌21日には、アスナルの宮崎代表が事務局長を務めるJDAの総会も行われた。2024年のセミナーで設立構想が発表され、2025年に正式発足した協会は、業界の地位向上とサービス品質の向上を目指す組織である。個々の店舗の取り組みに加え、業界全体で課題に向き合うための基盤として、今後の活動が注目される。

愛車を美しく保つ仕事の価値を、技術と信頼の両面から高めていく。アスナルセミナーとJDAの活動は、カーディテイリングの未来を支える取り組みとして、これからも目が離せない。
Text&Photo:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)

