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新型「BYD ATTO 8」はわずか5分で急速充電!最高出力775馬力の7人乗りSUV、ただし条件付き

2026年10月30日

コーヒーを買いに行く時間すら、ほとんどないほど充電が速い? BYD アット8は、それを実現するという。しかも7人乗りで、最高出力は最大775馬力だ。

BYDは大物たちと肩を並べようとしている。その意気込みを裏付けるのが、新たな7人乗りSUV「ATTO 8」だ。全長5.04mの「ATTO 8」は、アウディ Q7など、このクラスの実力者たちの縄張りに踏み込む。ただし、内燃エンジンは搭載しない。電気自動車のみの設定である。

BYD初のフラッシュ充電対応モデル

新たなフラッグシップは、いきなり強烈な一撃を放つ。超高速の「フラッシュ充電」に対応する初のBYDなのだ。これにより、容量115kWhのバッテリーを充電残量10%から70%まで、わずか5分で充電できるという。94%までは9分を見込んでいる。

素晴らしい話に聞こえる? 残念ながら、まだひとつ落とし穴がある。この高速充電には、専用の充電器が必要なのだ。その名も「フラッシュチャージャー」。BYDが自社開発したもので、ケーブルを通じて最大1500kWの電力を供給するという。しかし、この充電器はドイツにはまだ設置されていない。

航続距離は最大653km

「ATTO 8」の話に戻ろう。パワートレインは2種類を用意する。ベースモデルは最高出力482馬力、最大トルク364Nmを発揮する後輪駆動仕様だ。航続距離はこちらの方が長く、正確にはWLTPモードで653kmとなる。前述の115kWhバッテリーは、このモデルにも、よりパワフルな四輪駆動モデルにも搭載される。

極めて短い充電時間を実現する鍵は、何よりも充電器にある。BYDのフラッシュチャージャーは、最大1500kWでバッテリーに電力を送り込むという。

四輪駆動モデルは最高出力775馬力、最大トルク775Nmを発揮する。BYDが公表する0-100km/h加速は4.6秒。出力が増す分、WLTPモードの航続距離はわずかに短くなり、602kmとされている。

ATTO 8は、より堂々としたデザインに

BYDらしく、この大型SUVのデザインも、特に奇をてらったものではない。ただし、フラッグシップだけに、小型モデルよりも折り目やエッジを効かせ、存在感のあるボディに仕立てている。

また、「ATTO 8」には3本の水平ラインからなる特徴的なライトシグネチャーが備わる。ヘッドライトの残りの部分は少し低い位置に配置され、消灯時にはボディにほとんど溶け込むように見える。

目を引くのはテールライト。光で編み目模様を描き出している。

BYD ATTO 8:ボディサイズと荷室容量
・全長:5.04m
・全幅:2.00m
・全高:1.76m
・荷室容量:270~1960リットル
・フロントトランク容量:136リットル

すっきりした室内、後席にもマッサージ機能

インテリアはBYD車らしく、非常にすっきりとまとめられている。ドライバーの前には10.25インチのメーターディスプレイが配置され、26インチのヘッドアップディスプレイも標準装備する。インフォテインメントシステムの操作には、15.6インチのスクリーンを使用する。

ATTO 8の室内前方には、軽食や飲み物を冷やしたり、温めたりできる収納ボックスが備わる。設定温度は最低マイナス6℃、最高50℃だ。

特にシートに関して、BYDは出し惜しみをしていない。レザーシートが標準装備されるほか、前席はもちろん、2列目の左右席にもシートヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能が標準で備わる。

発売時期と価格

発売時期はすでに決まっている。アット8は2027年春に販売を開始する予定だ。未定なのは価格だけである。

AUTO BILDは、この大型SUVが「タン(TANG)」の上位に位置付けられると予想する。「タン」の通常価格は7万5000ユーロ(約1388万円)からだが、現在は大幅な値引きによって4万7990ユーロ(約888万円)からとなっている。「ATTO 8」はそれより高価になる見込みで、エントリーモデルでも8万ユーロ(約1480万円)を超える可能性がある。

Text:Katharina Berndt
Photo:BYD Europe BV