300 SLの弟分&まさに夢の車「メルセデス・ベンツ190 SL」がオークションに出品されたが落札されなかった
2026年10月28日
メルセデス・ベンツ190 SL(W121):メルセデス190 SLはまさに夢の車だ!しかし、なぜこのスタイリッシュな1台はオークションで新しいオーナーを見つけられなかったのだろうか?
赤いレザーシート、ベージュの布製ソフトトップ – 本来なら、この「メルセデス・ベンツ 190 SL」は、クラシックカーファンが好む要素を数多く備えているはずだ。それにもかかわらず、「Bring a Trailer」のオークションでは落札に至らなかった。最高入札額は74,105米ドル(約1,200万円)だったが、最低価格に達しなかったのだ。
関心がなかったわけではない。オークションは2026年10月18日、計34回の入札を経て終了した。出品ページは9,580回閲覧され、992人のユーザーがオークションをウォッチしていた。それにもかかわらず、最終的には「Reserve Not Met(最低落札価格に達しなかった)」という結果に終わった。
この結果はその後、話題を呼んだ。あるユーザーは、車が売れなかったことに驚いたと簡潔にコメントした。別のユーザーは、最低価格が8万ドル(約1,300万円)台前半だったのではないかと推測した。ただし、この金額については確認されていない。

出品者もオークション終了後にコメントを寄せた。彼は過去6か月間、「190 SL」の市場動向を追跡してきたと説明し、自身のロードスターを同プラットフォーム上で特に優れた個体の一つに挙げた。おそらく、オークション終了日が単に不運な日に当たってしまっただけなのかもしれない。
しかし、この時点で取引が完全に絶望的だったわけではない。「Bring a Trailer」はオークション終了後、出品者が最高入札者に対して別途オファーを行うことができると指摘した。その後、双方が合意に至ったかどうかは、現時点の情報からは明らかではない。
この190 SLはすでにレストア済み
出品されたロードスターは、1960年式の「メルセデス・ベンツ190 SL」である。出品情報によると、2008年にレストアされた、とのことだ。その際、錆による損傷の修復、ボディの白への再塗装、エンジンのオーバーホールなどが行われた。また、クロームパーツも当時修復されている。このメルセデスは2012年から出品者の所有となっている。

「190 SL」のインテリアには赤いレザーが採用されている。シートや内装の一部は2008年に張り替えられ、カーペットもその際に新調された。とはいえ、このクラシックカーが完璧な車両というわけではない。アナログ式のVDO製時計は動作せず、販売者によれば、フロントガラスは完全に閉まる位置まであと約半インチ(約1.3センチメートル)のところで止まってしまうとのことだ。
技術的な面でも、購入を検討する方が知っておくべき点がいくつかある。広告によれば、走行後に少量のエンジンオイルが漏れるとのことだ。また、コメント欄では、吸気管が短くなっている点についても言及されていた。売り手は、理由は不明だが、吸気管が数センチ短すぎると認めている。
このSLはかなりの走行距離を積んでいる
ボンネットの下には1.9リッター直列4気筒エンジンが搭載されている。工場出荷時の「M121」エンジンの出力は104馬力とされており、トランスミッションは4速マニュアルだ。このエンジンは2008年の整備の際にオーバーホールされている。現在の所有者による整備では、新しいスターターモーターの交換やキャブレターの調整などが行われた。
走行距離計は約73,000マイル(117,500キロメートル)を示している。出品情報によれば、そのうち約8,000マイル(12,880キロメートル)は現在の所有者によって走行されたものである。
結局のところ、このメルセデスに欠けていたのは注目度ではなく、車のコンディションだった。最終的に、74,105米ドル(約1,200万円)を超える金額を提示する入札者は誰も現れなかったのだ。
Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: Bring A Trailer

