これはSUVではありません SUWです 新型スバル アウトバック スバル製スポーツユティリティワゴンを初テスト

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新型スバル アウトバックは、そのキャラクターにいつも忠実である。

スバルのステーションワゴン「アウトバック」は、6代目になってもその個性を維持し、長所を伸ばしている。我々は最初のクイックチェックを行った。

世間ではSUVばかりが話題になっているが、スバルが話題にしているのはSUW、つまりスポーツ ユーティリティ ワゴンだ。
ざっくり言えば、整備の劣った悪路用の四輪駆動ステーションワゴンだ。
日本のメーカーは、1996年に「レガシィ アウトバック」でこのニッチ市場を発見した。
そして、20201年5月、6代目となる「アウトバック」が販売店に並び始める。

それが単なるフェイスリフトではないことは、一目見てわかる。
「アウトバック」は、全長が50mm、全幅が35mm大きくなっている。
全長は50mm、全幅は35mm、全高は70mm、最低地上高は13mmと、大きく伸びている。
この成長はスバルの常連客にも好評だ。
213mmという地上高を備え持つ「アウトバック」は、多くのミッドサイズSUVよりも広い空間を提供する。

新型アウトバックは、あらゆる方向に成長する
今回の試乗車は、エクスクルーシブクロス(Exclusive Cross)という新しいトリムを装着していた。
そのためあらゆる種類のブラックトリムが施され、ルーフレールも強化されている。
ターボなしの強化されたボクサーエンジンは、スムーズかつ活発にプッシュし、CVT(無段変速オートマチック)のラバーバンド効果は、より強く加速したときに8速シフトをシミュレートすることでかなり和らげられるようになっている。
悪路では、先代モデルに比べて、新型の方がややスムーズで静かに走る。
市街地では、扱いやすく楽に走れるが、スポーティなドライバーには、あまり魅力的ではないだろう。
時代の流れに譲歩して、新しいインフォテイメントでは、多くの車両機能もタッチスクリーンを介してしか操作できないようになっている。

やや大きくなった。6代目アウトバックは、高さ、幅、長さ、グランドクリアランスが先代モデルに比べて大きくなっている。

【フォトギャラリー】

一見して、これが単なるフェイスリフトではないことがわかる。アウトバックは、全長が50mm、全幅が35mm拡大されている。
さらに、全高(+70mm)、最低地上高(+13mm)も大幅に向上している。
213mmという地上高を備え持つアウトバックは、多くのミッドサイズSUVよりも広い空間を提供する。スバルファンには好評となろう。
アップグレードされたターボなしの4気筒ボクサーエンジンは、169馬力と252Nmでスムーズかつ活発な推進力を発揮する。
荒れた道路や悪路では、新型の方がややスムーズで静かに走る。市街地では、扱いやすく、楽に走ることができるが、スポーティなドライバーにはあまり魅力的ではない。
時代の要請に応えるために。新しいインフォテイメントでは、多くの車両機能もタッチスクリーンでしか操作できない。デザインもなかなかスポーティに仕上がっている。

テクニカルデータ: スバル アウトバック2.5i
● エンジン: 空冷4気筒ボクサーエンジン、フロント縦置き ● 排気量: 2498cc ● 最高出力: 169PS@5000rpm ● 最大トルク: 252Nm@3800rpm ● 駆動方式: 全輪駆動、CVTオートマチックトランスミッション ● 全長×全幅×全高: 4870×1875×1670mm • 乾燥重量: 1646kg ● トランク容量: 561~1822リットル ● 0-100km/h加速: 10.2秒 ● 最高速度: 193km/h ● 平均燃費: 11.6km/ℓ ● CO2排出量: 193g/km ● 価格: 43,790ユーロ(約570万円)より

結論:
新しいインフォテイメント、拡張されたアシスタンス機能など、「スバル アウトバック」は、快適で退屈しないツーリングエステートでありながら、悪路走破性にも優れているというコンセプトを貫いている。
燃費と、やや雑然としたインテリアなどはさらなるリファインが望まれる。
AUTO BILDテストスコア: 2

この新型「アウトバック」もどこから見てもスバル、スバルらしいクルマだと思う。
ボクサーエンジンをはじめとするメカニズムも、実直で使いやすく、そして丈夫な雰囲気もまさにスバルだ。ちょっとあか抜けない外観も、整理されていないインスツルメンツパネルのディスプレイやステアリングホイールのスイッチの多さなど、そういった部分もいかにもスバルではあるけれど、すっきり整理されてタッチパネルだけみたいな内装になってしまったら、それはそれでスバルらしくないし、その辺はデザイナーにとっても塩梅が難しい部分だろう。
そう、熱心なスバリストを裏切ることができないという課題は、いつの時代もつきまとい、デザインなどもふくめて、進化するか否かその部分の葛藤は相当なものだろうと推測される。トヨタとの共同開発が噂されるEVは、かなり新しいテイストのデザインになる様子だが、その場合もいかにスバルらしくあるか、その部分は興味深い。
アウトバックのハードウェアに関して気になる部分は、やはりCVTと燃費の悪さだろう。CVTはかなり改善されたとはいえ、やはり超えられないものがあることも事実である。そしてスバルの最も早急に改善しなくてはいけない部分が、言うまでもなく燃費である。この部分に関してはもうエクスキューズすることのできない時代なのだから、ぜひ頑張って向上してほしい。

Text: Thomas Rönnberg
加筆: 大林晃平
Photo: SUBARU Germany GmbH