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【パリ サロン速報】プジョーが新型スポーツクーペ、RCZビジョン コンセプトを発表 「ライオン」クーペの復活か?プジョーが伝説的な名称を復活させる!

2026年10月16日

プジョーRCZビジョン コンセプト(2026)。「ライオン」クーペの復活か?プジョーが伝説的な名称を復活させる: コンセプトカー「RCZビジョン」は、プジョーのスポーツクーペがどのような姿になるかを示している。

プジョーは、多くのファンにとって今なお最もエキサイティングなモデルの一つを象徴する名前、「RCZ」を復活させた。しかし、このコンセプトカー「RCZビジョン」は、単なるレトロな復活作ではない。その代わりに、このコンセプトカーは、プジョーが今後、ブランドにさらなる感動、スポーティさ、そしてデザインへの情熱をどのように吹き込んでいきたいかを示すものである。

RCZがコンセプトカーとして復活

まずは数年前を振り返ってみよう。初代「プジョーRCZ(Peugeot RCZ)」は2009年から2015年にかけて製造され、当時はラインナップの中でも最も異色のモデルの一つだった。確かに、このクーペは技術的には決して妥協のないスポーツカーではなかった(例外: 2013年に導入されたRCZ R)が、そのフラットなシルエットと際立ったルーフラインは、人々の目を釘付けにする存在だった。新しい2ドアの「RCZビジョン」は、まさにこのDNAを受け継いでいる。同時に、このコンセプトカーは、間接的な先代モデルよりもはるかに未来的な印象を与える。

「RCZ」のロゴをあしらった密閉型のフロントデザインと、車幅全体に広がるライトシグネチャーが、極めてモダンな外観を演出している。

イルミネーション付きのプジョー ロゴは、ブランドを象徴する「3本爪のライトシグネチャー」を再解釈したデザインで囲まれており、このコンセプトカーでは車幅全体に広がっている。アクセントとなっているのは、ブラックで引き立てられたフロントスプリッターと、フロントスカートに組み込まれた「RCZ」のロゴだ。サイドビューでは、このコンセプトカーのプロポーションの一部が、当時すでに直接のライバルと見なされていた「アウディTT」を彷彿とさせる。さらに、極めてシャープな造形の22インチホイールが、特にダイナミックな外観を際立たせている。

そのシルエットはRCZビジョンがアウディTTを彷彿とさせる雰囲気を醸し出している。

リアビューでは、幅広のフェンダーを備えたRCZビジョンのボディラインが特に堂々とした印象を与える。フロントに見られる細いライトストリップは、リヤにも採用されている。その間には、イルミネーション付きのプジョーのロゴが配置されている。

フロントの「3本爪のライトシグネチャー」は、リアにも反復するようににも取り入れられている。

「RCZ」に詳しい人なら、ちょっとしたデジャヴーを感じるかもしれない。2つの隆起を持つ「ダブルバブルルーフ」は、デザイナーが意図的に再び採用したものだ。これらの特徴的な要素は、高い認知度をもたらすだけでなく、プジョーによれば、後部座席の乗客のためにヘッドルームをさらに確保する役割も果たしているとする。大型のディフューザーとアクティブリアスポイラーは、このコンセプトカーのスポーティな性格を際立たせており、量産モデルではダウンフォースと安定性を向上させる可能性がある。

このコンセプトカーは、かつてのRCZでお馴染みの「ダブルバブルルーフ」を復活させている。

従来のステアリングホイールに代わる「ハイパースクエア」

エクステリアに劣らず、インテリアも同様に目を引く仕上がりとなっている。ここでは、プジョーは2025年末に発表した「ポリゴン コンセプト」を参考にしている。その中心となるのが「ハイパースクエア ステアリングホイール」だ。この長方形のユニットは、目を引くデザイン要素であるだけでなく、重要な技術的革新を予告するものでもある。というのも、プジョーはステア バイ ワイヤ システムの導入を計画しているからだ。これにより、ステアリングホイールと車輪との間の従来の機械的な接続が不要となり、代わりにステアリング操作が電子的に伝達されるようになる。

このコンセプトカーのインテリアは、明るい青を基調にデザインされている。さらに、ハイパースクエア型ステアリングホイールや透明なディスプレイパネルも採用されている。
Photo: Stellantis

さらに、目を引くライトブルーのスポーティなバケットシート、計器表示用の透明ガラスパネル、幾何学模様がプリントされたドアトリムも採用されている。未来的なビジョンが盛り込まれているにもかかわらず、幸いなことにプジョーは従来の操作系を完全に排除してはいない。センターコンソールには、いくつかのボタンやスイッチが配置されているのだ。

固体電池と1,000ボルト技術

しかし、「RCZビジョン」は単なるデザインスタディではない。プジョーはこのコンセプトカーを、今後の量産モデルに向けた技術のショーケースとしても活用している。このコンセプトカーは、将来の「X-by-Wire」システムのために特別に開発された、新世代プラットフォーム、「STLA One」の1,000ボルトアーキテクチャをベースとしている。その目的は、開発期間の短縮、駆動システムやバッテリーにおける柔軟性の向上、そしてライフサイクル終了時の部品のリサイクル容易化にある。

そこでプジョーは、「Factorial Energy」社と共同開発した固体電池を採用している。エネルギー密度が高いため、より小さなスペースでより多くの電力を蓄えることができ、これにより電気自動車の航続距離と効率の両方が向上すると見込まれる。また、このバッテリーは、わずか10分で10%から80%まで充電できるという。ただし、この技術が実際に量産モデルに採用されるかどうか、またその時期については、プジョーはまだ明らかにしていない。

しかし、具体的な情報もある。チーフデザイナーのマティアス ホッサン氏(Matthias Hossann)は、ステア バイ ワイヤ システムと新しいライトシグネチャーの両方が、将来の量産モデルに採用されることをすでに示唆している。前者は、プジョーが次世代「E-208」への導入をすでに計画している。

結論:
「RCZ ビジョン」を通じて、プジョーはフランス生まれの現代的なスポーツクーペがどのような姿になり得るかを示している。というのも、現在、同ブランドのラインナップには、この種の感情に訴えかけるモデルが欠けているからだ。より大きなドライビングの楽しさと情熱を生み出すために必要なノウハウを、プジョーはモータースポーツや「E-208 GTi」を通じて、とっくに証明している。今や、あとは次のステップを踏み出すだけだ。公道で走る、新たな解釈による「RCZ」?それを喜ぶのは、プジョーファンだけにとどまらないだろう。

Text: Nele Klein
Photo: Dani Heyne