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テスラが緊急時の脱出機能を導入!充電ケーブルを接続したままでも走り出せるスーパーチャージャーの新機能「テスラ エマージェンシー ドライブ アウェイ」とは?

2026年10月13日

テスラのアップデートにより、緊急時にはスーパーチャージャーに接続したまま車両を発進させられるようになる。ただし、車両と充電設備の双方が損傷する可能性がある。

これまでテスラでは、充電ケーブルが接続されている限り、車両を動かすことはできなかった。今回、同社は新たなソフトウェアアップデートによって、初めてこの制限を緩和する。

「Emergency Drive Away(エマージェンシー ドライブ アウェイ)」と呼ばれる新機能は、スーパーチャージャーに接続したままでも車両を発進させられるというものだ。実際の緊急事態で、素早くその場から脱出できるようにすることを目的としている。テスラによれば、この機能は次のソフトウェアバージョンで導入され、当初は米国市場に限定される。

機器の保護よりも人の安全を優先

緊急モードを作動させるには、センターディスプレイに表示される警告メッセージを確認し、承認すると充電中の発進を防いでいたロックが解除され、ケーブルを接続したままでも走行できるようになる。

ただし、ケーブルを切り離すための特別な機構が備わっているわけではない。テスラは、充電ケーブルや車両の充電ポート、充電設備の一部が損傷するリスクを承知のうえで、この機能を導入する。

発進の代償は高くつく可能性も

テスラは、この機能が本当の緊急事態に限って使用するものであると明記している。同社によれば、スーパーチャージャーの修理費用は、設置場所や設備によって最大2万5,000ドル(約395万円)に達する可能性がある。さらに、使用後は車両をサービスセンターへ持ち込まなければならない。

テスラが公開したデモンストレーションでは、ケーブルが引きちぎられた際に、充電システムの冷却液が地面に流れ出す様子が映っている。同社は、この機能を不適切に使用した場合、修理費用に加えて、さらなるペナルティーが科されると警告している。

この機能の導入を後押しした可能性がある出来事として、米国で起きた悲惨な事件が取り沙汰されている。2026年8月、アイダホ州ツインフォールズのスーパーチャージャーで銃撃事件が発生し、テスラ車内にいた複数の人が命を落とした。テスラは、この新機能について何年も前から社内で議論してきたと強調しているものの、導入のタイミングが偶然とは考えにくい。

ドイツのテスラドライバーは、当面待つしかない。現時点では、「Emergency Drive Away」はまず米国のみで提供される予定だ。欧州やドイツでも利用できるようになるのか、また、その時期についても、テスラはまだ発表していない。

Tesla Emergency Drive Away X動画:2026https://x.com/TeslaCharging/status/2105793365027819830?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E2105793365027819830%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=

Text:Nele Klein
Photo:Tesla / X