ポルシェ944をシューティングブレークにチューンナップ「カーポイント GT-K44」その改造費用は新車のパナメーラ1台分に相当する!
2026年10月8日
シューティングブレーク仕様のポルシェ944:ポルシェのステーションワゴンは極めて珍しい。そのため、「Carpoint」は、ポルシェ944のシューティングブレーク仕様「GT-K44」を製作した。改造費用だけでも、新車のパナメーラ1台分にも相当する。
ポルシェの歴史において、ステーションワゴンは極めて稀な存在だ。そのため、ドイツの部品商でポルシェのスペアパーツを主に扱っている「カーポイント(Carpoint)」は、旧型のポルシェ「944」をファミリーカーへと改造するチャンスだと考えたのだろう。その結果、誕生したのが「GT-K44」 – シューティングブレーク仕様の「944」である。

トランスアクスル方式を採用した「ポルシェ944」がベースであることは一目瞭然だが、それでも改造の規模は甚大だ。「カーポイント」によれば、シューティングブレークの外観を実現するために、「944」のルーフとリアの構造が大幅に改変されたという。リアサイドウィンドウは以前よりはるかに大きくなり、さらに専用の新しいテールゲートも製作された。

テールランプも、デザインの一体感を高めるために変更された。インテリアでは、とりわけトリムを新しいボディ形状に合わせて調整する必要があった。

ベース車両の価格は含まれていない
要約すると、改造費用は119,000ユーロ(約2,190万円)となる。ただし、これにはベースとなる車両の価格は含まれていない。購入希望者は、適切な「944クーペ」を用意する必要がある。「カーポイント」は、「S2(211馬力)」または220馬力もしくは250馬力のターボバージョンを推奨している。
適切なドナー車両を持っていない人は、中古車市場で20,000~70,000ユーロ(約370~1,290万円)を支払って、適した「944」を購入する必要がある。
「GT-K44」のモデルとなったのは、アルツ(Artz)によってステーションワゴンに改造された「ポルシェ924」だった。1980年代から1990年代にかけて、ハノーファー出身のギュンター アルツは、その大胆な改造で知られていた。彼は「オペル カデット」と「コルベット(C4)」を融合させたり、「VWジェッタ」をコンバーチブルに改造したり、そして「924」をステーションワゴンに改造したりした。

パナメーラ並みの価格で実現する改造
この「944シューティングブレーク」は顧客の要望に応じて製作されるものの、生産台数は10台を超えることはない見込みだ。比較として言えば、11万9,000ユーロ(約2,190万円)あれば新車の「ポルシェ パナメーラ」も購入できる。しかし、その金額でポルシェのシューティングブレークを手に入れることはできない。確かに「パナメーラ」には、「スポーツ トゥーリズモ」というステーションワゴン仕様が存在したが、これは2023年に生産終了となった。
Text: Maurus Elias Moritz
Photo: Carpoint

