1000馬力超で水にも浮く!「ジーリー ギャラクシー クルーザー700」に予約殺到!わずか1時間で4万3900台!
2026年10月4日
ジーリー ギャラクシー クルーザー700:中国の自動車メーカー、ジーリー(Geely/吉利汽車)が送り出す「ギャラクシー クルーザー700」は、1000馬力を超えるSUVでありながら、VW ティグアンよりも安い。さらに、水上走行モードを備えた仕様も選べる。
一見すると、「トヨタ ランドクルーザー」と「ランドローバー ディフェンダー」を掛け合わせたように見えるこのクルマは、新型「ジーリー ギャラクシー クルーザー700(Geely Galaxy Cruiser 700)」だ。中国製のプラグインハイブリッドSUVで、最上位仕様では2リッターのガソリンターボエンジンと3基の電動モーターを組み合わせる。これにより、システム最高出力は1129馬力に達する。
1000馬力超、それでもティグアンより安い
「ジーリー」の価格は26万9800元で、約3万5000ユーロ(約648万円)に相当する。比較すると、オフロード走破性では劣る「VW ティグアン」でさえ、価格は3万9385ユーロ(約729万円)と、ジーリーより高い。
ジーリーによると、中国では「ギャラクシー クルーザー700」の予約注文が、わずか1時間で実に4万3900台に達したという。この数字にはベースモデルも含まれている。こちらは、出力がわずか163馬力の1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載する。その代わり、価格も換算で約2万6000ユーロ(約481万円)にとどまる。
ランドクルーザーとディフェンダーに似た外観
エクステリアでは、とりわけヘッドライトとテールライトが「ランドローバー ディフェンダー」を思わせる。角張ったボディは、本格的なオフロードSUVの伝統的な姿そのものだ。横から見れば、「トヨタ ランドクルーザー」との共通点は見逃せない。「クルーザー」という車名が、トヨタとの類似性を決定的なものにしている。

室内には、中央のインフォテインメントディスプレイとデジタルメーターを備える。センターコンソールに配置されたオフロード機能や走行モード用の大型スイッチは、いかにも頑丈そうだ。

「ギャラクシー クルーザー700」には、あらかじめ設定された走行モードが全部で17種類も用意されている。そのひとつが「クラブウォーク」モードだ。これを使えば、クルマはほぼ横方向に走行できる。この技術は、「デンツァ Z9 GT」や「ハマー EVピックアップ」ですでに知られているものだ。「ジーリー」では、これによって最小旋回直径がわずか3.36mになる。全長5.09mのSUVとしては、驚くべき数値である。
「バトルシップ」仕様には水上走行モードも
「ジーリー」でオフロードを走り、ときには水を渡る必要もあるという人は、「バトルシップ」仕様を注文できる。このモデルにはプロペラシステムが備わり、SUVを事実上のボートに変える。ジーリーは、この機能を浮上して脱出するための緊急モードと説明している。つまり、いざというときに乗員を守るためのものであり、湖を気ままに遊覧するためのものではない。
仕組みは簡単に説明できる。クルマが水に入ると、後部にある2基のプロペラが車両を推進する。見た目は排気管のようだが、実際にはそれぞれ約8.6kWの出力を発揮する。これにより、ジーリーは6km/hをわずかに超える速度で進む。水中の障害物との衝突を防ぐため、ソナーも備える。
ジーリーは最大40分間「泳ぐ」
ただし、水上での運用には限界もある。「バトルシップ700」が自力で「泳げる」のは約40分間で、水に浮いていられる時間は最大2時間とされる。したがって、このジーリーは一般的な意味での水陸両用車ではない。むしろ、最悪の場合にSUVが深い水の中に入ってしまった際、乗員を救うための安全機能なのである。「バトルシップ700」には、水上走行機能に加えて、専用の酸素供給システムも備わる。ジーリーによると、追加の酸素はマスクを通して吸入することも、車内に直接供給することもできるという。例えば、標高の高い場所を走行するときに使える。
多彩な機能を持つこのジーリーのオフローダーが、ドイツにも導入されるかどうかは、まだ明らかになっていない。
Text:Maurus Elias Moritz
Photo:Geely

