【このポルシェ550レプリカなんぼ?】歴史的ポルシェ?550だ(笑) 550スパイダーを忠実に再現したレプリカ登場 出力はわずか21馬力!そして高価だ!
2026年10月2日
ヘドリー スタジオ製のポルシェ550 J。このポルシェの出力は、わずか21馬力だが、価格は8万ユーロ(約1,480万円)を超える。英国の企業ヘドリー スタジオは、550スパイダーを細部まで再現したレプリカを製作した。しかし、550Jには歴史的なクラシックカーの忠実なレプリカとは言えない特徴がある。
約81,000ユーロ(約1,498万円)のポルシェ製新型コンバーチブル?一見すると、ツッフェンハウゼン製のスポーツカーとしてはかなりお得なオファーに思えるし、しかもクラシックカーである「550スパイダー」のデザインを踏襲しているのだから・・・。しかし、スペック表を見てみると、ヘドリー スタジオの「550 J」が、大幅に小型化されたポルシェであることが明らかになる。
ヘドリー スタジオ(Hedley Studios)は、有名な自動車の縮小版高級レプリカの製造を専門とする英国の企業だ。オックスフォードシャーに拠点を置く同社は、これまでにフェラーリやブガッティなどの縮小版レプリカを製造してきた。今回、同社は、「ポルシェ550スパイダーのミニバージョン」を発表した。
1950年代のこのクラシックカーは、全長3.70メートル、全高98センチメートルと、当時でもコンパクトなスポーツカーだった。しかし、ヘドリー スタジオの「550 J」は、全長わずか2.90メートル、全高80センチメートルに過ぎない。

完全電動で最大出力21馬力
しかし、ボンネットの下にある違いはさらに顕著だ。オリジナルの「550スパイダー」は、4気筒ボクサーエンジンから110馬力または135馬力のパワーを発生させていたのに対し、このミニバージョンは電動モーターからわずか21馬力しか出ない。ただし、これだけの出力を得るには最上位グレードの「RS」を選ぶ必要がある。ベーシックグレードの「550 J」の出力はわずか11馬力にとどまる。

とはいえ、ヘドリー スタジオが手がけたこのポルシェは、歴史的なオリジナルよりも軽量だ。その重量はわずか330kg。これは「550 スパイダー」よりも200kg以上も軽い。ボディは、歴史的なオリジナルのようにアルミニウム製ではなく、カーボンコンポジットでできている。
しかし、最高速度に関しては、「550 J」はどのポルシェにも劣る。「RS」バージョンの最高速度はわずか80km/hで、メーカーによれば、最大航続距離は80kmに過ぎない。スポーツパッケージを装着しない場合、このミニポルシェの最高速度は65km/hにとどまり、航続距離も50kmに縮む。
ブレンボ製ブレーキとコンチネンタル社独自開発のタイヤ
外観上、「550 J」は1956年式の「550 A スパイダー」のほぼ完全なレプリカである。多くのデザイン要素はヘドリー スタジオによって見事に再現されているだけでなく、パフォーマンス向上のため、「550 J」にはブレンボ製ブレーキシステムやコンチネンタル社が特別に開発したタイヤなど、最新のコンポーネントが採用されている。

コックピットもクラシックな雰囲気を保っている。バケットシート、木製リム付きの3本スポークステアリングホイール、そして3つの丸型計器は、初期のポルシェを彷彿とさせる。唯一変わったのは燃料計だけで、現在はバッテリー残量を表示している。特に魅力的なディテールとして、かつてのチョークレバーが、この電動「550 J」では走行モードの切り替えレバーとして機能している。
走行について言えば、このミニ ポルシェは私有地や閉鎖されたコースでのみ走行可能だ。「550 J」には公道走行の認可がないためだ。それでも、250台限定生産のこの車を購入したい場合は、少なくとも69,500英国ポンド(約1,494万円=税別)を支払う必要がある。もしさらに1,200ユーロ(約22万円)を上乗せすれば、その金額で、新型の「ポルシェ マカン」を購入することができる。マカンも完全電気自動車だが、その出力は「550 J」の17倍にも達する。
Text: Maurus Elias Moritz
Photo: Hedley Studios

