1. ホーム
  2. ニュース
  3. 【アウディが法的処置】登場したばかりなのに姿を消した!中国版アウディ「AUDI E5 スポーツバック」と「AUDI E7X」はドイツでの販売停止へ

【アウディが法的処置】登場したばかりなのに姿を消した!中国版アウディ「AUDI E5 スポーツバック」と「AUDI E7X」はドイツでの販売停止へ

2026年9月28日

アウディE5スポーツバックおよびE7X: 登場してすぐに姿を消した「中国版AUDI」。ドイツの並行輸入業者が中国のAUDIブランドのE5スポーツバックとE7Xを販売していた。しかし現在、アウディが法的措置に踏み切った。

これは短い一幕に終わった。並行輸入業者の「Auto China」が、中国市場用ブランド「AUDI」の2車種をドイツで販売し始めてから数週間後、アウディは法的措置を講じたと、「Automobilwoche」誌が報じている。記事によれば、インゴルシュタットのアウディ本社は輸入を禁止する処置を講じたという。

ドイツ国内で中国の大手メーカー、「シャオミ(Xiaomi)」や「ファーウェイ(Huawei)」の車両も販売している「Auto China」社は中国で車両を購入している。その後、それらをドイツへ船便で輸送し、ドイツ市場向けの型式認定を取得している。

アウディの広報担当者は、「Automobilwoche」誌に対し、「AUDI」のモデルはEUの「型式認証」を取得していないことを指摘した。さらに、整備や部品供給において問題が生じる可能性もあると述べている。「中国国外では、AUDIのモデルは他社製車両とみなされるため、アウディAGおよび中国国外の正規アウディディーラーは整備作業を行うことができない」と、説明している。

AUDIはすでにホームページから姿を消している

「Auto China」のウェブサイトでは、「AUDI E5スポーツバック」と「AUDI E7X」はもはや販売されていない。しかし、どうやらすでに最初の輸入は行われていたようだ。「Automobilwoche」誌によれば、これらのモデルはすでにドイツの大都市で目撃されているという。

姉妹ブランド「AUDI」の初の量産モデルとして、E5スポーツバックが2025年春に初公開された。

アウディは2025年、中国市場向けに新たな道を切り開き、独自の姉妹ブランド、「AUDI」を設立した。SAICとの提携により誕生したこのニューブランドは、中国の顧客とそのニーズに合わせて特別に設計されたプレミアム電気自動車に注力している。その背景には、主に欧米市場向けに設計された従来のアウディモデルが、極東の競合他社に太刀打ちできなかったという事情がある。

ドイツのアウディファンはこのニュースに対して賛否両論の反応を示した。最大の波紋を呼んだのは、「AUDI」が象徴的なブランドエンブレムである「フォーリングス」を採用しなかったことだ。一方で、モデル自体に興味を示す声もある。アウディとしては異例のデザインに加え、とりわけ比較的安価な価格が関心を集めたようだ。ただし、輸入車であるため、その価格は中国国内の相場よりも明らかに高いものだ。

AUDI E7Xは、北京で開催された「Auto China 2026」で初公開された。

価格は約60,000ユーロ(約1,110万円)から

これをより正確に把握するためには、価格表を確認してみる価値がある。「Auto China」のサイトでは、「E5スポーツバック」が59,980ユーロ(約1,109万円)で販売されていたのに対し、SUVの「E7X」は72,900ユーロ(約1,348万円)から購入可能だった。中国での価格と比較すると、これら2台のEVは2倍以上の価格となっていた。中国では、「E5」が換算で26,269ユーロ(約485万円)から、「E7X」が換算で34,407ユーロ(約636万円)から購入できる。

割高感は否めないものの、装備や技術の充実度を考慮すれば、ハッチバックとSUVの価格は依然として比較的安価だった。同様のアウディ製EVと比較すると、中国向けモデルは「お買い得」にさえ見えた。例えば、アウディS6 e-tronスポーツバックの価格は最低99,500ユーロ(約1,840万円)だ。SUVについても同様の状況が見られる。SQ6 e-tronは93,800ユーロ(約1,735万円)からとなっている。

Text: Nele Klein and Katharina Berndt
Photo: Audi AG