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伝説の「ルノー 8 ゴルディーニ」が270馬力のEVで復活!6灯ライトの過激なコンセプトカー

2026年9月26日

青く、幅広く、そしてかなり過激。ルノーが伝説の「R8 ゴルディーニ」を電動スポーツクーペとして蘇らせた。ただし、現時点ではショーカーである。

ルノーが「ルノー8 ゴルディーニ コンセプト(Renault 8 Gordini Concept)」を発表した。かつての4ドアスポーツセダンを、低く構えた2人乗りクーペに仕立て、ブランドを代表するスポーツモデルを電動化の時代へと移した。

ルノーが目指したのは、往年のモデルを忠実に再現することではない。歴史的なルノー8の発想を、現代のクルマとして表現することだ。ルノー自身、この車両を「スタイルの習作」と呼んでいる。

270馬力、後輪駆動のルノー8 ゴルディーニ コンセプト

大胆なボディの下には、後輪を駆動する最高出力270馬力の電気モーターが収まる。オリジナルの重要な特徴である後輪駆動を受け継いだ形だ。幅広く筋肉質なリアの造形も、その特徴を視覚的に強調している。

ボディサイズは全長4.12m、全幅1.88m、全高わずか1.27m。ホイールはフロントが19インチ、リアにはさらに大きい20インチを装着する。

削り出しのスイッチ、円形のデジタルメーター、上質な仕上げなど、室内にも見どころが多い。
Photo:AUTO BILD / Finn-Ole Kleinfeldt

そのプロポーションは、現代のラリーカーを意識したものだ。デザインにも往年のゴルディーニの要素を取り入れたが、そのまま写し取ってはいない。とりわけ目を引くのは、6灯の丸型ヘッドライトと、ボンネットに刻まれた特徴的な折れ線である。角張ったホイールアーチ、新たにデザインされたゴルディーニのロゴ、おなじみの青いボディカラーも備える。

閉じた形状のフロントには、特徴的なボンネットの折れ線と6灯のヘッドライトを採用した。
Photo:Renault Group

ボディカラーは歴史的な「ブルー ド フランス」を基に、手の込んだ3層塗装として再解釈したものだ。もちろん、ゴルディーニを象徴する2本の白いストライプもある。このショーカーでは単なる装飾にとどまらず、エクステリアからインテリアまでを貫くデザインの中心となっている。

ゴルディーニの市販化は計画されていない

ルノーは、このデザインに「カフェレーサー」の美学を取り入れたという。余分なものを取り払い、明快な形に仕上げるということだ。装飾パーツはボディに組み込まれ、パネルの継ぎ目は減らされた。フロントは、まるで一体の造形物のように見える。

室内も簡潔だ。大型タッチスクリーンが並ぶ光景はない。代わりに備わるのは、オリジナルの計器を思わせる円形のデジタルメーターである。ヘアライン仕上げのアルミニウム、アルカンターラ、バケットシートがレーシングカーの雰囲気を生む。シート中央の青いコーデュロイ生地にも、往年のR8 ゴルディーニの素朴なシートへの敬意が込められている。

テールランプはリアバンパーに組み込まれ、消灯時には見えなくなる。
Photo:Renault Group

だが、ゴルディーニのファンが期待を膨らませるには、残念な知らせがある。ルノー8 ゴルディーニの市販化は計画されていないのだ。このコンセプトカーは、「ルノー5 ディアマン」や「R17 エレクトリック レストモッド」と同じく、ルノーの歴史を新たに解釈したワンオフモデルの一台となる。将来的には、フランスのフランに建設されるルノー博物館の収蔵車になる予定だ。

結論:
ルノー8 ゴルディーニ コンセプトで、フランスのメーカーはまたひとつ伝説に新たな命を吹き込み、クラシックモデルを電動スポーツクーペへと変えた。ショーカーだけで終わってしまうのは残念だ。私としては、このルノー8 ゴルディーニが公道を走る姿を見てみたかった。

Text:Sebastian Friemel