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新型メルセデスAMG GLC 53が日本発売 直6・449馬力、SUV初のドリフトモードも 導入記念限定モデル「Edition Dark Performance」を合計150台で同時発売

2026年10月1日

メルセデス・ベンツ日本は、GLCの新たな高性能モデル「メルセデスAMG GLC 53 4MATIC+(ISG)」を発売した。SUVとクーペを用意し、価格はそれぞれ1275万円、1318万円。改良型の3.0リッター直列6気筒ターボエンジンは最高出力449PSを発生する。導入記念の限定車「Edition Dark Performance」も計150台販売される。

高回転まで力強い直列6気筒を搭載

新たにGLCのラインアップへ加わった「メルセデスAMG GLC 53 4MATIC+(ISG)」は、SUVとクーペの2種類。ともに右ハンドル仕様で、2026年9月18日に日本で発売された。

心臓部は、改良を受けた3.0リッター直列6気筒ターボエンジン「M256M EVO」だ。新しいシリンダーヘッドと吸気カムシャフト、容量を拡大した吸気システムやインタークーラーを採用。低回転域からのトルクの立ち上がりを改善するとともに、高回転域まで力強く伸びる特性を目指した。

リアにはディフューザーを備えたAMG専用エプロンと、左右計4本のエグゾーストエンドを採用。

最高出力は330kW(449PS)、最大トルクは600N・m。オーバーブースト時には最長10秒間、最大640N・mを発生する。ただし、オーバーブースト時の数値は欧州参考値である。ターボチャージャーに加えて電動コンプレッサーも備え、アクセル操作に対する応答性を高めている。

エンジン音にも手が加えられた。新しいエグゾーストシステムと専用レゾネーターにより、加速時の重厚な音やアクセルを戻した際のサウンドを演出する。有償オプションの「AMGダイナミックパッケージ」を選べば、「AMGリアルパフォーマンスサウンド」も加わる。

48VのISGと9速ATを組み合わせる

「ISG」はインテグレーテッド・スターター・ジェネレーターの略称だ。GLC 53には第2世代のISGと48V電気システムを採用し、短時間の加速時には17kWと205N・mのアシストを行う。減速時のエネルギー回生や、滑らかなエンジン再始動にも役立てる。

トランスミッションは「AMG SPEEDSHIFT TCT 9G」。素早い変速に加え、パドルシフトによる手動操作にも対応する。走行モードによって、穏やかな巡航からスポーティな走りまで性格を切り替えられる。

四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」は前後の駆動力配分を連続的に変化させる。路面状況に応じてトラクションを確保する一方、「ESP Sport」では後輪寄りの走行特性となる。

後輪操舵を標準装備、ドリフトモードも設定

足まわりには、アダプティブダンピングシステムを備えた「AMG RIDE CONTROL」サスペンションを採用した。減衰力は各車輪の状況に合わせて調整され、「Comfort」「Sport」「Sport+」の3段階から特性を選べる。

リア・アクスルステアリングも標準装備する。速度が100km/hまでの領域では後輪を前輪と逆方向に最大2.5度操舵し、低速での取り回しやコーナー進入時の俊敏性を高める。100km/h以上では前輪と同じ方向に最大0.7度操舵し、高速走行時の安定性に寄与する。

「メルセデスAMG GLC 53 4MATIC+ Coupé(ISG)」。

ブレーキはフロントに直径390mmのディスクと6ピストン固定式キャリパー、リアに直径360mmのディスクと1ピストン式キャリパーを装備。走行モードは標準で「Slippery」「Comfort」「Sport」「Sport+」「Individual」の5種類を用意する。

注目は、メルセデスAMGのSUVとして初めて設定されたドリフトモードだ。有償オプションのAMGダイナミックパッケージを選択すると利用でき、作動時には後輪駆動の特性となる。同パッケージには「RACE」モードや電子制御AMGリミテッド・スリップ・デフも含まれる。ドリフトモードは、使用できる装備と場所を十分に確認したうえで楽しむ機能といえる。

AMGらしい外観と運転席

外観は縦型ルーバーを備えたAMG専用グリル、Aウイング形状のフロントエプロン、張り出したフェンダーなどで標準のGLCと差別化する。後部にはディフューザーを組み込んだエプロンと、左右計4本のエグゾーストエンドを備える。ホイールは標準で20インチ、AMGダイナミックパッケージ装着車では21インチとなる。

AMGパフォーマンスステアリングを備える室内。ステアリング上のスイッチから走行設定を操作できる。

室内にはナッパレザーを用いたAMGパフォーマンスステアリングを採用。ステアリング上のAMGドライブコントロールスイッチから、走行に関する設定を操作できる。センターコンソールにもAMGのロゴがあしらわれる。

導入記念の「Edition Dark Performance」は150台

発売に合わせ、限定車「Edition Dark Performance」も設定された。販売台数はSUVが50台、クーペが100台の計150台。ボディカラーはオブシディアンブラックと、50万円の有償オプションとなるマット塗装の「MANUFAKTUR グラファイトグレーマグノ」を用意する。

導入記念限定車「Edition Dark Performance」。SUVは50台、クーペは100台が販売される。

限定車には専用デカール、21インチ鍛造AMGアルミホイール、ブラックのブレーキキャリパー、AMGナイトパッケージなどを採用。室内はマキアートベージュのステッチを施したブラックの本革仕様とし、コッパーのアクセントが入ったAMGカーボンファイバーインテリアトリムを組み合わせる。

装備面では、AMGダイナミックエンジンマウントや電子制御AMGリミテッド・スリップ・デフ、パノラミックスライディングルーフ、Burmester 3Dサラウンドサウンドシステムなどを備える。通常モデルで有償オプションとなる走行関連装備も盛り込まれた仕様だ。

限定車の内装はブラックの本革にマキアートベージュのステッチを組み合わせる。

税込みのメーカー希望小売価格は、GLC 53のSUVが1275万円、クーペが1318万円。限定車のEdition Dark PerformanceはSUVが1558万円、クーペが1585万円となる。いずれも車両本体の参考価格で、登録諸費用などは含まれない。

Text:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)
Photo:メルセデス・ベンツ日本