【このデイトナ コブラなんぼ?】最も希少なアメリカのレーシングカーの1台「シェルビー デイトナ コブラ」がこれまでのあらゆる記録を塗り替える高値で落札!
2026年9月2日
シェルビー デイトナ コブラは、最も有名でありながら、同時に最も希少なアメリカのレーシングカーの一つだ。その一台が、これまでのあらゆる記録を塗り替える価格を叩き出した!
わずか6台 – シェルビー デイトナ コブラ(Shelby Daytona Cobra)はこれ以上の台数はない!1960年代のこの人気レーシングカーが高額になるのは、当然のことと言えるだろう。しかし、「モントレー カーウィーク」の中で行われたオークションで、このデイトナに支払われた数百万という金額には、やはり驚かされる!
このシェルビーは、グッディング クリスティーズ(Gooding Christie’s)のオークションで、4,290万米ドル(約70億7,850万円)で落札された。これにより、この車はオークションで落札された米国車としては史上最高額となった!
これまでの記録は1935年式の「デューセンバーグSSJ」が保持していたが、2018年に2,200万米ドル(約36億3,000万円)で落札されており、これはシェルビーの落札額のほぼ半分に相当する。
このデイトナには著名な前所有者がいる
しかし、生産台数が極めて少ないこと以外に、このシェルビーをこれほど価値あるものにしているのは何だろうか?それは、その特別な歴史にある。オリジナルの「デイトナ コブラ」のシャーシ番号はすべて公に知られている。このモデルの番号は「CSX2300」で、製造された6台のうち3番目にあたる。この車を特別なものにしているのは、キャロル シェルビー自身が所有していた唯一のデイトナであるという点だ。
テキサス出身の彼はかつて自らもレーサーであり、1962年にシェルビー社を設立した。当初は車のチューニングを行っていたが、後に独自のスポーツカーやレースカーを開発するようになった。その中には、1964年から1965年にかけて製造された「デイトナ コブラ」も含まれる。今日、このブランドといえば、主に特別仕様の「フォード マスタング」を連想するだろう。
モデナで製造されたシェルビーのボディ
1960年代、シェルビーは特に「GTレース」シリーズにおいてフェラーリに対抗しようとしていた。皮肉なことに、6台のデイトナのうち5台のボディは、まさかのモデナ – このイタリアの老舗ブランドの故郷 – で製造された。一方、エンジンはフォード製で、4.7リッターの自然吸気V8エンジン(最高出力380馬力、最大トルク462Nm)を搭載している。0-100km/h加速は4.4秒で、最高速度は300km/hをわずかに上回る。

実際、この記録樹立車のシャーシは、複数のレースで実戦投入されていた。セブリングやニュルブルクリンクでのGTレースをはじめ、このシェルビーの名前の由来となったデイトナ インターナショナル スピードウェイでのレースなどだ。1964年、シャーシ番号「CSX2299」を持つ姉妹車が、ル・マン24時間レースのGTクラスで優勝を果たした。
「デイトナ コブラ」の最後のオークションは2009年に開催された。当時、シャーシ番号「CSX2601」の車両は769万ドル(約12億6.885万円)で落札された。今回の落札価格は、その金額をさらに約3,500万ドル(約57億7,500万円)上回るものだ。これにより、このシェルビーは、「モントレー カーウィーク」で、4,000万ドル(約66億万円)の落札価格を記録し、大きな話題を呼んだ「フェラーリ ルーチェ」をも上回る結果となったのだった。
Text: Maurus Elias Moritz
Photo: Gooding Christie’s

