【新着情報】1,111馬力チューニング!最強のメルセデスAMG GTブラックシリーズ

1013
- Advertisement -

チューナーのオーパス(Opus)は、メルセデスAMG GTブラックシリーズを1,111馬力というとんでもないレベルにまでチューニングしている。このチューンされたメルセデスAMG GTブラックシリーズには、事実上AMG A 45一台分(!)のパワーが追加されていると言える。驚異のチューニングモデルの詳細をレポート。

約6年ぶりに、メルセデスAMGが「GT」に王冠をもたらした。
「AMG GTブラックシリーズ」は、4リッターV8にツインターボチャージングを施すことで730馬力を発生させる。
しかし、チューナーであるオーパスオートモーティブは、この性能ではまだ十分ではないと判断し、4種類のパフォーマンスキットを用意した。
その最強モデルは、最大で1111馬力、メルセデスAMG A45のパワーに匹敵するパワーを追加で得ることができるようになっている。
AMG GTのスペシャリストとして知られる、オーパスは、ニュルブルクリンクの旧メルセデスAMGテストセンターを拠点とするチューナーだ。

1,111馬力を発揮するためには、いくつかの変更が必要だった。
改良されたターボチャージャー、鍛造ピストン、強化コンロッド、機械加工されたシリンダーヘッド、改良された燃料システムなどだ。
さらに、エンジンとトランスミッションのソフトウェアを変更し、トランスミッションを強化した。
そしてこのパワーは、後輪にのみ伝達されることを忘れてはならない!

オーパスは、トルクは「必要最低限に抑えられている」というが、正確な最大トルク数値をまだ発表していない。
タイヤと駆動系を保護するために、「必要最小限に抑えた」とのことだ。
ヨーロッパ以外にお住まいの方や、ブラックシリーズをサーキットでしか運転しない方のために、オーパスは新しいエキゾーストシステムも用意している。
OPFはないものの、スポーツキャットと新しいダウンパイプが付いている。
EUのナンバープレートを付けたままにする場合のために、標準のエキゾーストフラップ自体を制御する電子制御ユニットも用意されている。

ナンバープレートを見ると、1,001馬力のパワーステージが下にあることがわかる。これに110馬力の追加が可能となる。

最大出力レベル以下では、1001馬力、920馬力、825馬力という3つのバージョンも用意されている。
「最弱」のバージョンは、ソフトウェアを調整するだけで実現する。
オーパスによれば、2つの小さい性能レベルのバージョンは2021年4月中旬から提供される予定で、その後6月からは、4桁レベルの馬力バージョンが投入されるという。
オーパスはまだ価格を明らかにしていない。
それでも、335,240ユーロ(約4,400万円)の「AMG GTブラックシリーズ」を購入できる人であれば、この車のチューニングコストを心配する必要はそれほどないだろう。

Text: Moritz Doka
Photo: Opus Automotive