【このフェラーリルックの944なんぼ?】80年代のチューニング文化 フェラーリ テスタロッサ風ワイドボディ仕様1986年式ポルシェ944 S販売中!
2026年8月26日
ドイツの中古車情報:クラシックカー愛好家の皆様、注目!フェラーリ テスタロッサ風ワイドボディ仕様のポルシェ944 Sが中古車市場に登場。
190馬力のポルシェに、前が225、後ろが345幅のピレリ。この点だけでも、この「944 S」が常識的な基準で判断されるべき車ではないことが分かる。GCSベネマン(GCS-Bennemann)製ワイドボディキット、ディープリムのBBSホイール、そしてフェラーリ テスタロッサを彷彿とさせるサイドスカートは、まさに1980年代のチューニングカルチャーを体現する一台だ。

この印象的なトランスアクスル仕様のポルシェは、ハノーバー近郊のヘミンゲンにあり、価格は39,790ユーロ(約7,480万円)だ。1986年12月に初登録され、走行距離は78,547kmだ。広告によれば、車両検査と整備が予定されている。さらに、この「944」は、現在の改造された状態でヒストリックカーとして登録されている。
ポルシェ944 Sトランスアクスル コンセプト
長いボンネットの下には、「944 S」の2.5リッター4気筒エンジンが搭載され、190馬力を発揮する。マニュアルトランスミッションを採用し、後輪を駆動する。従来のリヤエンジン「911」とは異なり、ギアボックスはリヤアクスルに配置されている。このトランスアクスルコンセプトにより、重量配分が最適化され、「944」ならではの個性的なキャラクターが確立されている。

工場装着の40%ロック率のLSD(リミテッドスリップデフ)がトラクション性能を高めている。ABSとパワーステアリングも標準装備だ。ベネマン製ワイドボディキットはフェンダーを大幅にワイド化し、サイドには印象的なエアディフレクターが装着されている。

張り出したホイールアーチの下には、15インチのBBS RSディープディッシュホイール(3ピース構造)が収まっている。フロントタイヤは225/50 ZR 15、リヤタイヤは345/35 ZR 15という巨大なサイズだ。


公道走行に関する重要事項:販売者によれば、すべての改造は正式に登録されているとのことだ。さらに、大幅な改造が施されているにもかかわらず、この車はヒストリックカー登録(Hプレート=クラシックカーライセンスプレート)を取得している。
インテリアは、「944」のクラシックな雰囲気を比較的保っている。ブラックのフルレザーシート、スポーツシート、レザーステアリングホイールが、1980年代の角張ったコックピットデザインを引き立てている。ラジオは装備されているが、当然ながら最新のインフォテインメント機能は搭載されていない。
2020年クラシックデータ査定
興味深いオプションとして、電動で取り外し可能なルーフパネルが挙げられる。これにより、クーペのフォルムを損なうことなく、オープンエアのドライビング体験をある程度楽しむことができる。電動調整式ヒーター付きドアミラー、フォグランプ、リヤワイパーもオリジナル装備に含まれている。

この車両には、2020年にクラシックデータ社から発行された査定書が付属しており、コンディションは「2+」と評価されている。これは一般的に良好な状態を示すものだが、既に6年が経過している。
結論:
この「944」は、完全なファクトリーオリジナルを求める純粋主義者には向いていない。大幅な改造により、外観と性格が大きく変化している。しかし、クラシックチューニングカーのファンにとっては、まさにそれが魅力となるかもしれない。ほぼノーマルの「944 S」は入手可能だが、ベネマン製ワイドボディに345サイズのリヤタイヤを装着した車両は、はるかに希少だ。
Text: Alexander Warneke
Photo: HUBRAUM HANNOVER

