壮大なスケールのラグジュアリーSUV「メルセデス・マイバッハGLS」登場 大幅なアップデートを受けパワーとラグジュアリーがさらに向上!
2026年8月21日
メルセデス・ベンツ Sクラスでは室内空間が足りない、しかしメルセデスならではの快適性は譲れない――そんな人にはGLSという選択肢がある。大型ラグジュアリーSUVのGLSがフェイスリフトを受けたのに続き、その豪華絢爛なマイバッハ仕様もアップデートされた。
その仕上がりは実に印象的だ。巨大なGLSが放つ圧倒的な存在感を、縦型ルーバーを備えた大型ラジエーターグリルがさらに強調する。グリル外周のイルミネーションと、光る「MAYBACH」のレタリングも標準装備される。
鍛造ホイールにはフローティングセンターキャップ
ラグジュアリーブランドのマイバッハは、至るところにロゴを配置することをためらわない。「ダブルM」のエンブレムはヘッドライト内の繊細なディテールだけでなく、フロントエプロン左右のエアインテークにもあしらわれている。
クロームの多用が少々派手すぎると感じる人には、「ナイトシリーズ」パッケージが用意されている。このオプションを選べば、すべてのクロームパーツがダーク仕上げとなり、その主張はいくらか控えめになる。追加料金は必要だが、こちらのほうが賢明な選択だろう。

大統領専用車を思わせる堂々たる佇まいを、マイバッハ伝統のデザインを採用した巨大なホイールがさらに際立たせる。オプションの23インチ鍛造ホイールには、フローティングセンターキャップも用意されている。
さらにGLSには大型ランニングボードが装備され、マイバッハ仕様ではもちろん専用ロゴが入る。ドアを開けると自動的に展開する仕組みだが、背の高い人にとっては、かえって少々使いにくい。
ランニングボードをまたいでGLSの室内へ乗り込むと、見慣れた豪華絢爛な空間が待っている。あらゆる操作部がレザーで覆われ、希望すればルーフライナーまでレザー仕上げにすることが可能だ。これはマイバッハのカスタマイズプログラムに含まれる特別装備で、数多くのパーソナライズオプションが用意されている。
乗員スペースは広大、荷室はやや控えめ
Sクラスと比べれば、GLSで選べる仕様の幅はやや限られる。それでも、ほとんどあらゆる好みに応えられる選択肢が用意されているはずだ。それでも満足できない場合は、相応の金額を支払えば、さらに細かなカスタマイズにも対応してもらえる。ただし、安全規制に抵触しない範囲に限られる。

高品質な素材に加え、ゆとりある室内空間も重視されている。そのため、2列目のレッグルームを広げるべく、後席はわずかに後方へ移動された。乗員にとってはありがたい変更だが、室内空間の拡大と引き換えに荷室容量は犠牲となった。容量は355リットルで、7人乗り仕様のGLSとほぼ同程度である。
最高出力600馬力超のV8ツインターボ
フェイスリフト前のモデルと同様、マイバッハGLSに用意されるエンジンは1種類のみとなる。さらに車名にはSクラスと同じ命名法が採用され、従来の「マイバッハGLS 600」ではなく、「マイバッハGLS 680」と呼ばれることになる。
「マイバッハGLS 680」のボンネット下に搭載されるのは、48Vマイルドハイブリッド技術を組み合わせた4.0リッターV8ツインターボエンジンだ。最高出力450kW(612馬力)を発生し、そのパワーを4輪すべてへ伝える。加速時や急激にアクセルを踏み込んだ際には、ハイブリッドシステムが短時間ながらさらに23馬力を上乗せする。
このエンジンには新設計のクランクシャフトなどが採用され、卓越した滑らかさと、存在を意識させないほど静かな作動を実現している。
最大トルク850Nmを発生する「マイバッハGLS 680」は、相当な車両重量を抱えながらも、かなり俊敏に加速できるはずだ。もっとも、それは得意とする領域ではない。このクルマでは、明らかに快適性が最優先されている。
そして、その快適性には相応の代価が求められる。フェイスリフト前のモデルは約20万ユーロ(約3,800万円)からだったが、改良後のモデルは約22万ユーロ(約4,180万円)からになると予想される。
結論:
SUVでこれ以上のラグジュアリーを求めるのは難しい。「マイバッハGLS 680」は、特別感あふれる装備、圧倒的な存在感、そしてパワフルかつ高性能なV8エンジンで見る者を魅了する。そして、その価格を考えれば、今後も間違いなく限られた人だけの特別なSUVであり続けるだろう。
Text: Sebastian Friemel
Photo: Mercedes-Benz AG

