【ついに電動化?】マツダMX-5は革命の瀬戸際に在る マツダCEOが初めて電動MX-5に「イエス」と明言、しかし内燃機関モデルは維持される
2026年8月5日
次期マツダMX-5は電動化されるのか?:マツダの毛籠勝弘CEOが初めて電動MX-5に「イエス」と明言した!
いまや電動パワートレインなしで成り立つ車は存在するのだろうか?これは世界中の自動車メーカーが今まさに自問自答している問いだ。マツダも例外ではない。「Auto Motor und Sport」誌のインタビューで、マツダの毛籠勝弘CEOは人気ロードスター、「MX-5」の次期モデルが初めて電動化されることを明言した。
内燃機関車並みの軽さ?
次期MX-5が電動化されるというニュースだけでも十分に注目に値する。しかし、それと同じくらい興味深いのが、マツダが「電動ロードスターは重くなるのが当たり前」という常識を受け入れていないことだ。毛籠氏は、開発陣が目標としている車両重量は1,000kg弱から最大でも1,200kgであることを明らかにした。もしこの目標を達成できれば、電動「MX-5」は現在の内燃機関車でさえ到達が難しい軽量クラスに収まることになる。軽さこそがロードスターの本質―マツダは、その哲学を電動化時代にも貫こうとしているのである。

しかし、まさにここからエンジニアたちの真の挑戦が始まる。バッテリーは電気自動車の中でも最も重い部品の一つだ。同時に、「MX-5」は軽量性、バランスの取れたハンドリング、そしてダイレクトなドライビングフィールを強みとしており、毛籠氏によれば、これらの特長を維持することに尽力しているという。そのため、カーボンファイバー複合材のような高価な素材に頼ることなく、基本構造を大幅に軽量化する必要があるのだ。
V6プロトタイプと同様の課題
2000年代のマツダの秘密プロジェクトは、車両コンセプトへのこうした変更がいかに困難であるかを既に示していた。当時、エンジニアたちはV6エンジンを搭載した「MX-5」プロトタイプを実験していた。しかし、スペースの制約とフロントアクスルにかかる重量増加により、ロードスター特有のバランスが損なわれるという理由で、このアイデアは最終的に却下された。
マツダは、計画中の電気自動車版「MX-5」でも同様の課題に直面する可能性がある。バッテリーパックの重量配分は大型内燃機関とは異なるものの、パッケージング、重量、そして走行性能のバランスを取る必要がある。
複数のパワートレインオプションを計画中
しかし、マツダは内燃機関を完全に放棄するわけではない。同社は同時に、2027年型「マツダCX-5」に搭載予定のスカイアクティブZガソリンエンジンの開発にも取り組んでいる。ハイブリッドシステムも選択肢の一つとして検討されている。これは、次期「MX-5」が市場や規制に応じて、様々なパワートレインコンセプトで提供される可能性を示唆している。

しかし、発売までにはまだしばらく時間がかかるだろう。現状では、新型「MX-5」の登場は早くても2028年と予想されている。だが、一つ確かなことがある。マツダにとって、新型「MX-5」は今後数年間で最も重要な開発プロジェクトの一つとなるだろう。この小型ロードスターほど、マツダのブランドを強く体現するモデルは他にほとんどないからだ。
Text: Nele Klein
Photo: Mazda Motor Deutschland

