「パガーニ ウアイラ70デレチョ(Pagani Huayra 70 Derecho)」創業者オラチオ パガーニの70歳の誕生日を祝し、パガーニは3台の特別限定モデルのウアイラを発表する 70デレチョが新たに登場!
2026年7月27日
パガーニ ウアイラ70デレチョ(Pagani Huayra 70 Derecho):特別限定モデル。パガーニ誕生70周年記念特別モデル第2弾。サウンドをオンに。創業者オラチオ パガーニの70歳の誕生日を祝し、パガーニは3つの特別限定モデルのウアイラを発表する。70トリオンフォに続き、70デレチョが新たに登場する。
パガーニは、創業者オラチオ パガーニ(Horacio Pagani)の70歳の誕生日(2025年11月10日)を特別な方法で祝っている。創業者の節目を記念して、イタリアのパガーニは、3つの特別な「ウアイラ」モデルを限定生産する。
このトリロジー(3部作)は、数ヶ月前にパガーニが発表した「ウアイラ70トリオンフォ(Huayra 70 Trionfo)」から始まった。2番目の記念モデルである「ウアイラ70デレチョ(Huayra 70 Derecho)」は、今年の「グッドウッド フェスティバル オブ スピード」でデビューした。これは、パガーニのスペシャルディビジョン、「グランディ コンプリカツィオーニ(Grandi Complicazioni)」による最新プロジェクトだ。
特別仕様車の新たな姿
「ウアイラ(Huayra)」は2022年に「ユートピア(Utopia)」に正式に置き換えられたが、パガーニは現在も顧客の要望に応じて、「ウアイラ」をベースにした限定生産モデルやワンオフモデルを製造している。ただし、これらのモデルは、オリジナルの「ウアイラ」と名前以外に共通点がほとんどない場合も少なくない。「ウアイラ70デレチョ」も例外ではなく、カーボンファイバー製のボディワークはオレンジとブルーの鮮やかなツートンカラーに、特徴的なヘリンボーンパターンが施されている。
空力性能に関しては、「デレチョ」は「トリオンフォ」からヒントを得ている。両モデルとも、縦型のデイタイムランニングライトを備えた専用フロントバンパー、存在感のあるサイドスカート、そして大きなフィンからリアウイングへと伸びるシュノーケルを装備している。

エレガントなインテリア
ディフューザーは標準の「ウアイラ」と比べて大幅に大型化され、新たに2本の排気管が追加された。繊細な7本スポークのチタンホイールも、「ウアイラ70」特別仕様車専用だ。インテリアは、ホワイトとブルーのツートンカラーのレザーに、さりげないオレンジのアクセントを効かせたデザインとなっている。

しかし、目の肥えたドライバーならもう一つ気づく点がある。それは、「ウアイラ70デレチョ」がマニュアルトランスミッション搭載車であるということだ。「ウアイラ」は元々シーケンシャルギアボックスが標準装備だったが、過去には「ウアイラ エピトーム(Huayra Epitome)」のようにマニュアルトランスミッションを搭載したモデルも存在した。
V12ツインターボエンジンとマニュアルトランスミッション
「ウアイラ70デレチョ」は、「ユートピア」のパワートレインをそのまま採用している。つまり、6.0リッターV12ツインターボエンジンは864馬力、1,100Nmのトルクを発揮し、前述のXtrac製7速マニュアルトランスミッションを介して21インチのリヤホイールに動力が伝達される。パガーニのモデルは伝統的に最高速度を追求した設計ではないが、この記念特別仕様車は電子制御により最高速度が350km/hに制限されている。
デレチョの意味
「デレチョ(Derecho)」という名称も、このモデルには実によく似合っている。デレチョとは、一直線に連なる雷雨帯に沿って猛烈な暴風が吹き荒れる気象現象を指す言葉だ。つまりパガーニは、これまでと同様に「風」をネーミングに取り入れる伝統を守り続けているのである。

しかし、価格はまだ発表されていない。イタリアのメーカーは、この点に関してはいつものように口を固く閉ざしている。公式な価格はまだ公表されていない。「ウアイラ70デレチョ」の価格は、7桁台後半(十数億円)になると予想されている。
今年の「グッドウッド フェスティバル オブ スピード」での初公開後、パガーニが記念モデル三部作を完成させるまで、再び価格発表を待つことになる。
Text: Jan Götze
Photo: Pagani Automobili

