【F1ベルギーGP決勝】メルセデスの若武者アントネッリが優勝 ハミルトンがラッセルをコース外へ押し出し、メルセデス勢は明暗
2026年7月21日
キミ アントネッリがスパフランコルシャンで開催されたF1ベルギーGPを制し、ドライバーズランキング首位をさらに盤石なものとした。メルセデスの若き才能は、シャルル ルクレール(フェラーリ)とマックス フェルスタッペン(レッドブル)を抑えてチェッカーフラッグを受けた。
一方で、チームメイトのジョージ ラッセルは、オープニングラップでルイス ハミルトンとの接触事故に巻き込まれ、無念のリタイアとなった。

Photo:Mercedes
アントネッリ、ルクレールを攻略
ポールポジションからスタートしたアントネッリは、序盤にフェルスタッペンとの短い攻防を制して首位をキープ。その後は長いスティントにわたりレースを完全にコントロールした。
バーチャルセーフティカー導入中のピット戦略によって、一時はルクレールがトップへ浮上。しかし残り約15周、アントネッリはケメルストレートでフェラーリを鮮やかにオーバーテイク。そのまま危なげなく後続との差を広げ、完勝を飾った。
ハミルトンに5秒加算ペナルティ

ペナルティの原因となったのは、1周目のラッセルとの接触だ。フェルスタッペンの背後で急減速を強いられたハミルトンはアンダーステアに見舞われ、ラッセルへ十分なスペースを残すことができなかった。その結果、ラッセルはスピンしてグラベルへ飛び出し、そのままレースを終えることとなった。
ハミルトンを襲ったヒヤリとするアクシデント
ハミルトンにはレース中、もうひとつ肝を冷やす出来事が待っていた。ピットストップの際、ピットアウトを知らせるシグナルが誤って早く点灯したとみられ、ハミルトンは作業が完全に終了していないにもかかわらず発進。その際、フェラーリのメカニック1人の足をタイヤで踏んでしまった。フェラーリによれば、メカニックにケガはなかったという。
フェラーリのピットストップでは、ルイス・ハミルトンに危険な場面も訪れた。
写真:Ferrari
ノリスは10グリッド降格から7位まで挽回
最終結果は、優勝したアントネッリに続き、2位ルクレール、3位フェルスタッペン。4位ハミルトン、5位オスカー ピアストリ、6位アイザック ハジャーが続いた。
ランド ノリスは10グリッド降格ペナルティを受けながらも見事な追い上げを披露し、7位でフィニッシュ。アウディ陣営ではガブリエル ボルトレートが8位に入り、貴重なポイントを獲得した。
F1ベルギーグランプリ 決勝結果(10位まで)
1位 アントネッリ( メルセデス)
2位 シャルル ルクレール(フェラーリ)
3位 マックス フェルスタッペン(レッドブル)
4位 ルイス ハミルトン(フェラーリ)
5位 オスカー ピアストリ(マクラーレン)
6位 アイザック ハジャー(レッドブル)
7位 ランド ノリス(マクラーレン)
8位 ガブリエル ボルトレート(アウディ)
9位 アービッド リンドブラッド(レーシングブルズ)
10位 フランコ コラピント(アルピーヌ)
ドライバーズランキング
1位 アントネッリ 204ポイント
2位 ハミルトン 195ポイント
3位 ラッセル 154ポイント
4位 ルクレール 126ポイント
5位 ノリス 97ポイント
コンストラクターズランキング
1位 メルセデス 358ポイント
2位 フェラーリ 285ポイント
3位 マクラーレン 195ポイント
4位 レッドブル 61ポイント
5位 アルピーヌ 61ポイント
Text:Bianca Garloff
編集部コメント
18歳のキミ アントネッリは、またしても成熟したレース運びを披露し、タイトル争いをリードする存在としての実力を証明した。一方で、ハミルトンはラッセルとの接触に加え、ピットストップでのヒヤリとするアクシデントにも見舞われる波乱の一戦となった。スパフランコルシャンらしいドラマに満ちたベルギーGPは、2026年シーズンのタイトル争いをさらに面白くする結果となった。(Auto Bild Japan)

