日産の新型E-SUV ついに日産アリアのすべての情報が明らかに 全詳報をお届け!

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日産の新型アリア電動SUVは内外ともにとても上品に仕上がっている。

日産はいよいよ、新時代を切り拓く新しいオール電動SUVクーペ「アリア」を発表し発売する。我々はすでにそのドライバーズシートにも座ってみた。その感想も含めて入手した全情報をレポート。

➤ 市場ローンチと価格
➤ デザインとサイズ
➤ インテリア
➤ 性能と航続距離
➤ 装備(アップデート情報!)

市場ローンチと価格

日産自動車は、SUVと電気自動車という組み合わせでいよいよ本格的な勝負に出る。
新型「アリア」は、「VW ID.4」に対抗するための電動SUVクーペで、ビジュアル的にも技術的にも、日産の新時代の到来を告げるモデルだ。
最大500kmの航続距離を持つこの電気自動車は、2021年末に欧州で発売される予定だ(日本ではすでに予約販売も開始されている)。

日産の新しいブランドフェイスを備えた最初のモデル

細いヘッドライトと先細りの大きなラジエーターグリル、そして光の反射を利用したデイタイムランニングライトが、日産の新しいブランドフェイスだ。
また、「アリア」には、光る日産のロゴがギミックとして施されている。
クーペのようなシルエットを持つこのE-SUVには、19インチのホイールが装着されており、20インチはオプションとなる。
完全にトレンドに乗っているのは、連続した光の帯を持つテールライト部分だ。

ロゴの代わりに連続した光の帯(ライトストリップまたはライトバンド)と日産のレタリングを使うなど、トレンドを採り入れたリア周り。

サイズという点では、新型電動SUVは、キャシュカイとXトレイルの両SUVの間に位置する。
各サイズは以下の通り:

● 全長: 4595mm
● 全幅: 1850mm
● 全高: 1660mm
● ホイールベース: 2775mm
● トランク容量: 468リットル(二輪駆動) / 415リットル(全輪駆動)
● 牽引能力: 1.5トン

隠しボタン付きのすっきりとしたインテリア

我々はすでに「日産アリア」のシートに座り、その感触を得ているが、特にこれまでの日産車に比べて、コックピットは非常に簡素化されている。
ボタンはほとんどなく、代わりにコントロールパネルがダッシュボードとセンターコンソールに埋め込まれている。
搭載されている電子機器が起動すると、それらがライトアップされるようになっている。
触れると、振動による触覚フィードバックがある。
また、センターコンソールを電動でスライドさせることで、可変性を確保している。
全体的に見て、「アリア」の室内はとても上品で、空間の感じもとても良い。

我々は「アリア」で日産の意気込みを感じ、最初のシートテストで納得させられた。

クーペ型であるにもかかわらず、我々の身長1.90mのカメラマンでも、後席には頭上と足元に十分なスペースがあった。
わずかに傾斜したバックレストのおかげで、ここでの着座姿勢は非常にリラックスしたものとなっている。

「アリア」には12.3インチのディスプレイが2台設置されており、インフォテインメントのコンテンツや計器類が表示される。
2つのモニターの間で表示するコンテンツなどを自由に行き来することも可能なはずだが、残念ながら、今回はプロトタイプであるため確認はできなかった。
また、「ハローニッサン」によるボイスコントロールも同様に今回はチェックできなかった。
データ接続のおかげで、点検&車検時やディーラーへの訪問とは別に、日産では初めて「無線」でアップデートが行われるようになった。
また、クルマとアプリをネットワーク化することで、いつでもクルマのデータをスマートフォンに転送したり、スマートフォンからデータを取得したりできるようにもなっている。

コックピットは非常にミニマリスト(必要最小限)なデザインだ。ボタンの代わりに、ウッドと一体化したタッチサーフェスがある。

航続距離: 340kmから500km(ドライブシステムオプションによって異なる)
日産は「「アリア」」に5つの異なるドライブシステムの選択肢を提供していて、モデル名は、バッテリーの容量をそのまま表しているので、わかりやすくなっている。

● アリア63kWh – 二輪駆動(160kW/300Nm/航続距離: 360km)
● アリア87kWh – 二輪駆動(178kW/300Nm/航続距離: 500km)
● アリア63kWh e-4orce – 全輪駆動(205kW/560Nm/航続距離: 340km)
● アリア87kWh e-4orce – 全輪駆動(225kW/600Nm/航続距離: 460km)
● アリア87kWh e-4orceパフォーマンス – 全輪駆動(290kW/600Nm/航続距離: 400km)

走行時には、「アリア」は兄弟EV車の「日産リーフ」でおなじみの「e-pedal」(ワンペダルドライブ)を採用しているという。
強力なリカバリー機能のおかげで、ほとんどの走行シーンでアクセルペダルのみでの走行が可能なはずだ。
さらに、「プロパイロット」による半自動運転や自動駐車も可能だ。

新色の「オーロラグリーン」は、光の当たり方や見る角度によって、緑や紫に見えるという。

10種類の環境に優しい塗装色

コントラストのルーフもオーダーできるようになっている。
その中でも特に印象的なのは、明るい銅色の「暁銅(Akatsuki Copper)」と、「オーロラグリーン」の2色だ。
「オーロラグリーン」は、その名の通り、光の加減で緑と紫に変化するこの色調は、オーロラをイメージしている。
サステイナビリティ(持続可能性)を重視する「アリア」のために、日産は新しい水性塗料を開発した。
この塗料は、他の溶剤を使った塗料よりも低い温度で塗ることができるようになっている。
日産によると、これにより25%のCO2を削減できるそうだ。

結論:
日産は「アリア」に大きな期待を寄せ、宣伝を繰り広げている。
そしてそれはイメージアップにも良いことだと思う。
縮小されたコックピットは目をリラックスさせてくれ、ウッドと一体化したタッチサーフェスは全体をとてもエレガントに見せる。
スペースのフィーリングがとても良いので、長時間の移動や複数人での移動でも、「アリア」では快適に過ごせるはずだ。
実際にテストするのが待ち遠しい1台だ。

Text: Peter R. Fischer and Katharina Berndt
Photo: Nissan