これが、メルセデスの未来の姿なのだろうか?あるデザイナーが描く、クラシックなデザイン要素と現代的なデザイン言語を融合させたメルセデス・ベンツの未来想像図
2026年7月5日
これは、とあるデザイナーがメルセデス・ベンツの未来をイメージしたものだ。このメルセデス・ベンツのコンセプトカー(レンダリング)は、クラシックなデザイン要素と現代的なデザイン言語を融合させ、1990年代のメルセデスを彷彿とさせる。
フロントに輝く巨大なスリーポインテッドスターが、この車が紛れもなくメルセデス・ベンツであることを示している。しかし、本当にそうだろうか?一見すると、メルセデスが将来のモデルで全く新しいデザイン方向へと舵を切ったように見えるが、実はこれは単なるレンダリングであり、メルセデス・ベンツとは全く無関係に制作されたものだ。
このデザインを手がけたのは、中国の自動車メーカー、「NIO」の元エクステリアデザイナーだ。彼は単に現在のメルセデスの開発路線を踏襲するのではなく、数十年前に遡り、メルセデス「W124」や「R129」といったモデルをデザインに採り入れている。「原点回帰!」というモットーを体現したデザインだ。すっきりとしたラインとフォルムが特徴だが、例えば「EQE」や「EQS」と比べると、滑らかさや丸みはやや控えめだ。

それに合わせて、デザイナーはよりクラシックなインテリアを採用した。巨大なハイパースクリーンではなく、スピードメーターやタコメーターなど、複数のアナログメーターが配置されている。この控えめなエレガンスへのこだわりは、メルセデス・ベンツの熱狂的なファンを魅了するだろう。なぜなら、これこそがかつてメルセデス・ベンツが名声と悪名を併せ持っていたコンセプトだからだ。

レンダリング画像からは、パワートレインに関する解釈の余地が残されている。エンジン冷却用の吸気口や排気システムがないことから、デザインは明らかに電気自動車を示唆している。一方、タコメーターの存在は、内燃機関、あるいは少なくともハイブリッド駆動であることを明確に示している。おそらくこのデザインは、両者の中間的な位置づけを意図しているのだろう。
結論:
このデザインは人々の心を捉える。かつてメルセデス・ベンツの標準であった控えめなエレガンスを強く彷彿とさせる一方で、時代遅れな印象や無理やりレトロに見せたような印象は全くない。
Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: Lukas Wochinger

