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【豊田章男の懸念とは?】トヨタの生ける伝説 モリゾウこと豊田章男会長の最大の懸念とは?「みんなが電気自動車に移行していること」だと語った・・・

2026年6月21日

トヨタの伝説、豊田章男氏。彼の最大の懸念は「皆が電気自動車に移行していること」。豊田章男氏は2023年3月まで日本の自動車大手トヨタの社長を務めた。今回、インタビューで自動車市場の激変に対する自身の懸念を明らかにした。

豊田章男氏は生ける伝説だ。創業者の孫である70歳の彼は、2023年3月まで世界最大の自動車メーカーであるトヨタのトップを務めた。高齢にもかかわらず、2025年のAUTO BILD誌「ゴールデン ステアリング ホイール オブ オナー」受賞者である彼は、今もなお高性能車のハンドルを握る。まさにガソリンを愛する人物と言えるだろう。だからこそ、自動車ポータルサイト、「Carwow」のインタビューで語ったように、彼は自動車の未来を複雑な思いで見ている。

インタビューでは、トヨタのモータースポーツ部門であるガズー レーシング(GR)の今後のプロジェクトや、豊田氏の電気自動車に対する見解などが取り上げられた。元トヨタ社長は、まさに生粋の車好きだ。豊田会長は、最大の懸念事項について尋ねられると、「皆が電気自動車に移行していることだ」と答えた。内燃機関を愛する豊田氏は、ひとつの時代が終わろうとしていることを危惧している。電動モビリティでは得られないクルマとの感情的なつながりが失われつつあることを惜しんでいるのだ。

気候変動対策は重要だが、刺激的ではない

「3、4年前、メディアにこう言ったのは私だけだった。『私は匂いが好きだし、音が好きだし、エンジンが好きだし、エンジンメーカーの雇用を守りたい』、と」。利益を生み出す車だけでなく、気候変動対策も必要だと認めつつも、それだけでは刺激を感じないという。「車は私のおもちゃだ。自分のガレージに置いておきたい車を作りたい。気候変動対策だけを目的とした車しか作れないとしたら、面白くない」と、インタビューで嘆いている。

水素と電気自動車の両立

排出ガス規制がますます厳しくなる中、トヨタは電動化に時間をかけてきた。純粋な電気自動車モデルが徐々に導入されつつある一方で、トヨタは長年にわたり世界市場を席巻してきたハイブリッドモデルで主に収益を上げている。

新たな技術開発は内燃機関の存続を目的としており、そのため同社は水素燃料エンジンの研究開発も進めている。また、トヨタはガソリンエンジン搭載のスポーツカーの製造も継続している。

アスファルトとレースシーンのすぐそばで:ここでは、元CEOがチームと共に2026年ジャパンラリーでの勝利を祝っている。
Photo: McKlein

2025年、同社は「GR GTコンセプト」を発表した。これはV8エンジンを搭載したスポーツカーで、2027年の市販化が予定されている。エンジニアたちは、将来のスポーツモデル向けに新しい2リッターターボチャージャー付き4気筒エンジンも開発している。このエンジンは、「トヨタ セリカ」の新型にも搭載される可能性がある。

トヨタでは、内燃機関はまだ軽視されていない。豊田章男氏はインタビューで、エンジンへの忠誠心は変わらないと語っている。「でも、どうやら私だけみたいだ。とても孤独を感じるよ」、とも述べている。

Text: Raphael Schuderer