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現役SUPER FORMULAドライバーの愛車は2001年式カリーナ!?GR Garage沼津で飛び出したトップドライバーたちの意外な愛車事情

2026年6月29日

2026年6月13日、静岡県沼津市のGR Garage沼津において「GR Garage沼津 1周年記念イベント」が開催された。会場ではTOYO TIRESとGR Garage沼津によるコラボレーション企画として、レーシングカー展示やドライバーによるトークショー、じゃんけん大会などが実施され、多くのクルマファンで賑わった。GR Garage沼津は2025年のグランドオープン以来、「町いちばんの楽しいクルマ屋さん」をコンセプトに活動を続けており、今回のイベントもその理念を体現する内容となった。

モータースポーツファンを魅了した特別展示

イベント会場でまず目を引いたのは、TOYO TIRESが参戦するD1グランプリマシン「Team TOYO TIRES DRIFT GRカローラ」と、国内最高峰フォーミュラレースで活躍するスーパーフォーミュラ車両の展示だ。

スーパーフォーミュラマシン、D1グランプリマシン、AE86が来場者を迎えた。

ドリフト競技の迫力と、フォーミュラカーの最先端テクノロジー。その両方を間近で見られる機会は貴重であり、来場者は熱心に写真を撮影したり、車両の細部を観察したりしていた。

Team TOYO TIRES DRIFT GRカローラと松山北斗選手。

普段はサーキットや競技会場でしか見ることのできない本格レーシングカーがショールームに並ぶ光景は、GR Garageならではの魅力といえるだろう。

愛車紹介で見えたドライバーたちの素顔

トークショーは各選手の愛車紹介からスタートした。最初に紹介された小林利徠斗選手の愛車がモニターに映し出されると、会場からは驚きと歓声が上がった。なんと愛車は2001年式のトヨタ カリーナ。しかもフルノーマル仕様だという。

現役トップカテゴリーで戦うレーシングドライバーの愛車としては意外な選択に、他のドライバーたちからも次々とツッコミが飛ぶ展開に。しかし小林選手は「最近のクルマは電子制御が多いが、昔のクルマはクルマの動きがダイレクトに伝わる。自分の思い通りに操作できる感覚が好き」と説明。今後は足まわりから少しずつ手を加えていきたいと語った。

小林莉玖斗選手、国本雄資選手、松山北斗選手によるトークショーを開催。GR Garage沼津で飛び出したトップドライバーたちの意外な愛車事情は会場を沸かせた。

続いて紹介された国本雄資選手の愛車写真では、会場から思わず「おおーっ!」という声が上がった。国本選手はキャンプと写真撮影が趣味。スクリーンには過去に所有していたレクサスや現在の愛車であるランドクルーザーとともに撮影した美しいキャンプ風景の写真が映し出された。森の中に張られたテントと愛車が並ぶ光景は、まるで自動車メーカーのカタログ写真のような完成度。ドライバー陣や来場者からも感嘆の声が上がった。

しかし国本選手は「ランドクルーザーでキャンプへ行くと盗難が心配で、テントの中でなかなか熟睡できないんです」とコメント。リアルな悩みに会場は大きな笑いに包まれた。

一方の松山北斗選手は、現在ガレージで整備中の車両も含めると数え切れないほどのクルマを所有しているという。その中から紹介されたのは移動用として活躍するカスタム仕様のハイエースと、かつてD1グランプリで活躍した鮮やかなブルーの90スープラ。ドリフトドライバーらしい迫力ある愛車ラインアップに会場からも大きな注目が集まった。

モータースポーツ談義で盛り上がる質問コーナー

トークショー後半では来場者との質問コーナーも実施された。今シーズンに向けた意気込みやレース活動についての話題はもちろん、「D1ドライバーになるにはどうしたらいいですか?」という将来のドライバーを目指すファンからの質問も飛び出した。

もう一つのトークショーにはKYOJO CUP(競争女子)で大活躍中のいとうりな選手も登場した。

さらに、SUPER GTやD1グランプリで活躍する大湯都史樹選手について尋ねられる場面もあり、それぞれのドライバーがレース仲間としての印象を語るなど、ここでしか聞けない貴重なトークが繰り広げられた。

イベントの締めくくりには豪華賞品が用意されたじゃんけん大会も開催。選手たちと直接交流できる機会とあって、会場は最後まで熱気に包まれていた。

幅広い年齢層のGRファンがGRガレージ沼津のイベントに参加した。

屋内イベントではファンとの交流を満喫

屋内エリアでは小林選手、国本選手、松山選手に加え、女性限定レースシリーズ「KYOJO CUP」で活躍するいとうりな選手も参加。

サイン会や記念撮影会が実施され、多くのファンが列を作った。

GR Garage沼津の1周年を祝う今回のイベントは、モータースポーツの最前線で活躍するドライバーたちとファンが身近に交流できる貴重な機会となった。

さらに選手とファンが対決するドライビングシミュレーターイベントも開催。日頃からシミュレーターに慣れ親しんでいる選手とそうでない選手との違いは明らかで、予想外の展開に会場は大爆笑。トップドライバーたちの意外な一面も垣間見ることができた。

クルマ文化を広げるGR GarageとTOYO TIRESの取り組み

GR Garageは単なる販売店ではなく、クルマ好きが集まり交流するコミュニティ拠点としての役割を担っている。今回のイベントでも、レーシングカー展示、ドライバートークショー、ファン参加型プログラムなどを通じて、モータースポーツやカスタマイズ文化の魅力を発信していた。

PROXES35周年のTOYO TIRESのブースでは直に触れて、説明も聞けるとあって多くの人が訪れた。

また、TOYO TIRESもモータースポーツ活動を通じて培った技術やブランドイメージをファンへ直接伝える貴重な機会となった。ドリフト、フォーミュラ、GTレースといった異なるカテゴリーで活躍するドライバーたちが一堂に会したことで、来場者はモータースポーツの幅広い魅力を体感できたはずだ。11月23日に開催されるTOYO TIRES主催のプロクセスドライビングプレジャー富士はGRガレージ沼津とタッグを組んで松山選手も参加する、

TOYO TIRESとGR Garage沼津の取り組みは、レースファンだけでなくクルマ好き全体を巻き込みながら、モータースポーツ文化のさらなる発展に貢献する一日となった。

Text:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)
Photo:Hisao Sakakibara