【迫力のサウンドを動画で】文字通りマンモス! ブガッティ ヴェイロンよりもパワフルなチューンナップピックアップトラック登場

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ヘネシー マンモス1000。ラム1500 TRXに超強力チューニング。 ブガッティ ヴェイロンの馬力を超えるヘネシー マンモス1000登場! アメリカのチューナーのヘネシーは、ヘルキャットエンジンを搭載したラム1500 TRXにオフロードパッケージと大幅なパワーアップを施した。そしてこのピックアップはブガッティ ヴェイロンよりも馬力がある。第1報。

ダッジは、そのヘルキャットV8を4輪駆動のあらゆるものに搭載している。
「チャレンジャー ヘルキャット」がその第一号である。
一方、この6.2リッタースーパーチャージドビースト(けだもの)は、「チャージャー」、「デュランゴ」、「ジープ チェロキー トラックホーク」などにも搭載されている。
このエンジンは最近、記念碑的な「ラム1500 TRX(T-Rexと発音)」で、ピックアップトラックの世界にも登場した。
そして、そのスーパートラック、「ラム1500 TRX」の702台のみ(もちろん702馬力にかけている)の限定生産特別仕様車ローンチエディションは、92,000ドル(約980万円)という価格にもかかわらず、たったの3時間で完売したという。
だが、チューナーのヘネシーは、どうやら702馬力では物足りないと判断し、さらに限定の特別バージョンを導入した。
その名も「ヘネシー マンモス」で、それは1026馬力というとんでもないパワーを発揮する。

3トンの重さで100km/hに約3.3秒で到達

パワーアップの主な理由は、容積2.65リッターのスーパーチャージャーとギア比の変更にある。
改造されたインテークとインジェクションがエンジンに混合気を供給する。
クランクシャフトハウジングのための特別な冷却システムは、エンジンをオーバーヒートから保護するように設計されている。
マニフォールドとスポーツ触媒コンバーターを装備したステンレス製の排気システムは、排気ガスを外気へと強引に導く。
その努力の結果、非常識な数字が生まれた。
6.2リッターV型8気筒エンジンは、702馬力、881Nmのトルクから、1026馬力、1314Nmという非常識なパワーとトルクを発揮するようにチューンナップされた。
ちなみに、スーパースポーツカー、「ブガッティ ヴェイロン」の数値は1001馬力と1250Nmというものだ。
これは、約3トンの重量の全輪駆動ピックアップトラックを、0から時速97キロ(60マイル)まで3.2秒でスプリントダッシュさせる。
ちなみに、標準モデルの「ラム1500 TRX」の平均燃費は、リッターあたり5kmというものだ。
「マンモス1000」の場合の平均燃費数値は想像するしかないが、おそらくリッターあたり5kmの半分以下であることは間違いないだろう。
オフロードキットは、スーパーピックアップトラックをオフロードでの使用のためによりフィットさせる。
「マンモス1000」は標準モデルの「ラム1500 TRX」より6.4cm高く、フロントアクスルにはレベル補正機能が付いている。
20インチのホイールに35インチのタイヤを装着し、悪条件の地形にも対応できるようになっている。
また、巨大なフロント&リアバンパー、フロントLEDスポットライト、パワーリトラクタブルランニングボード、パワーカーゴカバーが装備されている。

【動画】ヘネシーの社長がテストドライブ。ピックアップトラックとは思えない快音で190キロオーバー!

200台の販売を予定

予想通り、メガトラックは安くはない。
ヘネシーは、2年または4万キロの保証を含めて、このビースト(獣)のために111,600ユーロ(約1,450万円)を求めている。
しかし、これはパワーの少ない「ブガッティ ヴェイロン」の中古車よりもかなり安い金額だ。
ヘネシーは200台のみの製造を予定している。

【動画】マンモスの群れ

1,000万円の702馬力を持つピックアップトラックがたったの3時間で702台売れた!

そんなニュースを聞くと、アメリカはやっぱり大きく偉大だと思う。
そしてそんな702馬力の車をさらに上回る、1026馬力1314Nmのトラックを、200台(も)一応限定で堂々と販売しよう、というチューナーがあるのだからやはりアメリカは広く、スケールがでかい。
そんなにパワフルで危ないじゃないか、とか、どうせ燃費はリッター2キロくらいでしょう、という外野の声が聞こえてきそうだが、そんなことどうでもいいじゃないか、という気持ちになってしまう豪快なチューニングである。
プラグインハイブリッドモデル?
アイドリングストップ?
EV?
そんなこと、どこの惑星の話だ?とばかりに、まだまだいけるところまで、イケイケにチューニングし、200台も販売予定、そんな豪快な話題を聞くと、やっぱりアメリカってすごいなぁ、とちょっと妙に嬉しくなってしまうことも事実だ。
そしてハイブリッドシステムだとか、水素だ、EVだといった記事を書いている時よりも、なんだかとっても楽しいことも隠すことのできない正直な気持ちなのである。

Text: Moritz Doka
加筆: 大林晃平
Photo: Hennessey