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豪雨の岡山国際サーキットで幕を開けたケータハム新シリーズCATERHAM CUP JAPANの「OBERON Series」は安達准平が制覇!

2026年6月15日

2026年シーズンからスタートした「CATERHAM CUP JAPAN」の西日本シリーズ、「OBERON Series」の第1戦が6月7日、岡山国際サーキットで開催された。ナンバー付きの「SEVEN 170 CUP」によるワンメイクレースで、モータースポーツ初心者からベテランドライバーまで幅広い参加者が競い合う新カテゴリーだ。

日本版ケータハム選手権が西日本でもスタート

ケータハムカーズ・ジャパンが今シーズンからスタートさせた新たなワンメイクレース「CATERHAM CUP JAPAN」。世界各国で開催されているケータハム選手権をモチーフに、日本市場向けにナンバー付き車両で楽しめるカテゴリーとして誕生した。

使用されるマシンはSEVEN 170をベースに安全装備を強化した「SEVEN 170 CUP」。モータースポーツ初心者から経験豊富なドライバーまで幅広い層が参加できることが特徴だ。シリーズは東日本の「PETRONAS Syntium Series」と西日本の「OBERON Series」で構成されており、6月7日に岡山国際サーキットでOBERON Seriesの開幕戦が行われた。

雨の予選を制したHIROBONがポールポジション獲得

しかし、開幕戦の舞台となった岡山国際サーキットは朝から雨。梅雨前線の影響で路面は完全なウェットコンディションとなった。

ポール・トゥ・フィニッシュを達成した♯14 HIROBON。

30分間の予選セッションでは、ヨコハマのワンメイクタイヤ「ADVAN dB V553」の性能をいかに引き出すかが重要なポイントとなる。雨量が増す難しいコンディションのなか、岡山国際サーキットを熟知する#14 HIROBONが2分19秒241を記録してトップタイムをマーク。終盤には#55 竹内大樹が2分19秒887まで迫ったものの逆転には至らず、HIROBONが開幕戦のポールポジションを獲得した。3番手には#9 安達准平、4番手には#37 大野が続き、決勝はフロントロウのHIROBONと竹内を中心に争われることとなった。

波乱のスタートと激しいポジション争い

午後の決勝レースも雨は止まず、ウェット路面のまま8周で争われた。スタートではポールポジションの♯14 HIROBONが完璧な蹴り出しを決めてホールショットを獲得。一方で3番グリッドの安達は好スタートを決めて2番手へ浮上した。対照的だったのが予選2位の竹内だ。1コーナーで痛恨のスピンを喫し最後尾近くまで後退。それでも諦めることなく追い上げを開始し、1台ずつライバルを攻略していく。

優勝は総合2位でフィニッシュした♯9 安達准平となった。

前方ではHIROBON、安達、そして予選7位から順位を上げてきた#80 佐藤考洋によるトップグループが形成された。中団でも#8 萩野と#5 中里紀夫が何度もポジションを入れ替える接近戦を展開。軽量スポーツカーならではの白熱したバトルが観客を沸かせた。

安達准平がシリーズ開幕戦の勝者に

レースはHIROBONが危なげない走りでトップチェッカーを受けるポール・トゥ・フィニッシュを達成。しかしHIROBONは賞典外のエキスパートクラス参戦のため、シリーズポイント対象ではなかった。その結果、シリーズ開幕戦の優勝は総合2位でフィニッシュした♯9 安達准平のものとなった。2位に♯80 佐藤考洋、3位に♯5 中里紀夫が入り、OBERON Series最初の表彰台が決定した。

♯80 佐藤考洋は2位で初戦を終えた。

終日ウェットという厳しい条件にもかかわらず、10台全車が大きな接触やトラブルなく完走。互いをリスペクトしながら限界を探るケータハムらしいレースが展開され、新シリーズのスタートにふさわしい一戦となった。今後、東西両シリーズでどのような戦いが繰り広げられるのか注目したい。

Text:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)
Photo:ケータハムカーズ・ジャパン