【新着ニュース】 AMGのハイブリッドモデルという噂は本当だった メルセデスAMG GT 73e初公開

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メルセデスAMGが800馬力のGT 73 eプラグインハイブリッドを公開した。果たしてこれは最後のV8モデルなのか?

メルセデスAMGが「73」の頭文字を復活させる!
どうやらAMGは、「GT 73e」という名前の「GT 4ドア」のハイブリッドシステムに取り組んでいるらしい。
800馬力「メルセデスAMG GT 73e」の初公開となる写真には、メルセデスの誇る、ハイパーカー「AMG One」や、新しい「メルセデスAMG F1 W12 Eパフォーマンス」フォーミュラ1マシンと並んで写っている。
第1報をお届けする。

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➤ エンジンと馬力
➤ 価格と市場ローンチ時期

数ヶ月前、ニュルブルクリンクの工業団地では、すでに「メルセデスAMG GT 4ドア」の軽くカモフラージュされたプロトタイプが目撃されていた。
その時も、メルセデスAMGがハイブリッドパワートレーンの形で、我々がほぼ忘れかけていたAMGに、1973年に存在した名前を再び使うのではないかという噂が流れた。
それが今、実現化しつつあるようだ。
スポーツモデルの電動パワートレーンの開発において、AMGは「メルセデスAMGペトロナスF1チーム」とのコラボレーションをさらに強化しようとしている。
プラグインハイブリッドとして最大800馬力を発生させることができる「GT 73e」に加えて、そこで話題となっているのは、本物のF1技術を道路にもたらす新しい「AMG One」ハイパーカーの存在だ。
何回かの遅延の後、「AMG One」は、最初の顧客に2021年内にデリバリーされる。

AMGによれば、1000馬力を超える「AMG One」は、パフォーマンス重視の電動化を意図している。
そしてその開発目標は、将来のAMGロードモデルのために高性能で効率的なハイブリッド化を推進することだ。
「メルセデスAMGペトロナスF1チーム」とのコラボレーションの最初の例が、電気排気ガスターボチャージャーと高性能バッテリーのセル技術で、どちらの技術も、これからデビューする数多のAMGの市販モデルに応用され、搭載される予定だ。

証拠: おなじみの4リッターV型8気筒ツインターボを電動モーターで支えている。

800馬力のプラグインハイブリッドとしてのGT 73e

「GT 73e」は、327万ユーロ(約4億2,500万円)のAMG Oneと並んで、「Eパフォーマンス」のラベルで販売される最初のモデルの1台となる。
他のすべてのプラグインハイブリッド同様、GTシリーズの将来のトップモデルにも「e」の文字が付けられることになる。
パワートレーンでは、639馬力の「GT 63S」からのステップアップモデルとなり、4リッターV型8気筒ツインターボエンジンも用意される。
4リッターV8ツインターボは、電動アシスト付きで4輪すべてに約800馬力の動力を供給する。
AMG GTシリーズにV8ユニットが採用されるのはこれが最後ではないかと噂されており、「GT 73e」は、最後のV8「GT」モデルになる可能性が高い。

2017年に示されたAMG GTコンセプトモデルでは、すでにプラグインハイブリッド駆動と800馬力を想定していた。

想定価格は20万ユーロ(約2,600万円)前後

もちろん、この技術にはそれ相応の価格が付いてくる。
そして、「GT 73e」は、169,527ユーロ(約2,200万円)の「GT 63S」よりも大幅に高額になる可能性があるだけでなく、重量も2.5トン程度になる可能性がある。
加えて、興味深いのは、デザインが完全に新しいものではないということだ。
2017年に、メルセデスは、将来の「GT」4ドアモデルのプレビューとして「AMG GTコンセプト」を発表し、そのスタディモデルでは、すでに電動アシストと800馬力の4リッターV8ツインターボが想定されていた。
そして今回リリースされた最初の公式画像によって、新型「GT 73e」が現実になる可能性が高まった。
その写真には、4ドアスーパークーペはまだ多少カモフラージュされているものの、「AMG One」とF1世界チャンピオンの「ルイス ハミルトン」の新しいレースカーという、最高の仲間とともに写っている。
「GT 73e」の市販バージョンは、おそらく2021年末までに発表されるだろう。
後日、「GT 73e」に採用されたこのパワートレーンは、新しい「W223」世代のSクラスなど、他のモデルシリーズでも活用される可能性が高い。

Text: Jan Götze
Photo: Daimler AG