400馬力アウディRS Q3誕生!
2020年3月3日
新型アウディRS Q3(2020):テスト、スポーツバック、市場投入時期
アウディの最もスポーティなコンパクトSUVの新しいエディション、RS Q3。 ニューモデルでは、2018年に発表された第2世代のQ3のトップモデルとなる。 通常のフルバックに加えて、アウディはポートフォリオを拡大し、Q3のクーペバージョン、RSバージョンのスポーツバックも追加導入した。 前モデルと同様に、RS Q3は適切に電動化されている。 アウディのコンパクトモデルとは、通常5シリンダーと400馬力を意味する。 市場投入は2020年の第1四半期の予定で、価格はまだ公式には発表されていないものの、RS Q3は現地価格で63,000ユーロ(約780万円)以上になると想定される。
※日本にももちろん2020年内に導入されることがアナウンスされている。
デザイン: 瞬間的にRSだとわかる
グリルは、RSの象徴でもあるハニカム構造で構成されている。 ブラックアウトされたラジエーターグリル(オリジナルのグリルも選択可能)の上には、スポーツクワトロ(Sportquattro)のエンブレムが配置されている。 それらは、RS Q3に備わるモータースポーツ遺伝子の明示を意図するものだ。 エプロンは、ブーメラン型のブレードを左右のエッジにまで伸びている。 サイドには、RS Q3は10ミリメートルのホイールアーチとオプションの21インチリムが備わる。 ルーフスポイラーは標準モデルよりもはるかに長いものとなっている。 スポーツバックバージョンはスポイラーを黒の光沢のあるものを採用しているが、それ以外は、両方のモデルはすべて同じ機能を兼ね備えている。 リアで特に特徴的なのは、オーバルなテールパイプとクロームメッキのパネルを備えたツインフロー排気システムだ。
インテリア: クオリティは高いが大きなサプライズなし
RS Q3のコックピットに入る:アウディスポーツがRS用にQ3を基本的には何も変更していないことは大きな驚きではない。 しかしそれにもかかわらず、スポーツステアリングホイールの本格的なRSモデルに座っている感覚を明らかに受ける。 ハニカムキルティングを備えたスポーツシートは、優れた横方向のサポートを提供する – もどかしいのは、ミッドサイズSUVのシート位置が高くなったことと、7速デュアルクラッチトランスミッションのやや不格好なアップシフトレバーだ。 カーボントリム、バーチャルコックピットの特別なスポーツディスプレイ、およびステアリングホイールの自由に設定可能なRSモードのクイックセレクトボタンは、Q3 RSモデルのさらに際立った機能とはいえよう。
シャーシと装備品: セラミックブレーキはオプション
スポーツモデルには、対応するシャーシも必要となる。 RS Q3のRSシャーシは、を標準SUVモデルに対して10ミリ低く設定されている。 オプションでDCCダンパーコントロールを追加することもできる。 次に、バルブがダンパーピストンへのオイルの流れを調整し、ショックアブソーバーの動的制御を可能にする。 20インチのホイールを履く標準モデルに加えて、今回、オプションの21インチホイールを備えたRS-SUVも用意される。 これは、フロントが375ミリ、リアが310ミリのスチール製ディスクを備えたRSブレーキシステムに基づいて作られたものだ。 オプションで、アウディはRSセラミックブレーキも提供している。 このオプションのセラミックブレーキを選択すれば、フロントディスクは380ミリメートルとさらに大きなものとなるが、リアは標準ブレーキのスチールディスクのままである。
エンジン: エンジンは5気筒のまま
ボンネットの下にはそれほどのビッグサプライズはない。 以前同様、アウディのRSコンパクトスポーツカー、RS Q3には400馬力の2.5リッター5気筒エンジンが移植されている。 そのパワーユニットはRS Q3を静止状態から時速100kmまでを4.5秒で加速する。 480 Nmのトルクがそのことを可能にする。 RSシリーズには言うまでもなく四輪駆動が備わっている。
またRS Q3モデルに加えて、このエンジンはRS 3およびTT RSにも採用されるものと基本的に同じであるが、SUVであるRSQ3には、7速Sトロニックダブルクラッチが装備されている。 Sport-Q3のエンジンサウンドを改良させたい場合は、オプションのRSスポーツエキゾーストシステムが選択できるようになっていて、標準よりもよりアグレッシブなサウンドを得ることができるようになっている。
Photos:AUDI AG