【ニューモデル情報】新型ミニ登場 現行ミニが2度目のフェイスリフトを受けてフレッシュアップ

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次期型ミニに移行する前の最後のフェイスリフト: モデルアップデートに関するすべての情報をお届け

今回のフェイスリフトによって、ミニはお買い得になった。現行ミニ世代における2回目のフェイスリフト。今ではルーフのカラーまでもがユニークだ。他にも何が新しくなったのかすべての情報をお伝えする。

昔々、価格表に非常に多くのエキストラがあり、(ほとんど)すべての車が異なっていたメーカーがあった。
そう、ミニだ!
しかし、その後、他のメーカーたちも、それでお金儲けができることに気づき、アイデアをコピーした。
そして今、ミニは何をしようとしているのだろうか?
すべての車がユニークになるように、リクエストに応じてルーフまでも塗装する。
現行「ミニ」の2回目となるフェイスリフトについてレポートする。

新しいペイントオプションは、ミニをさらに個性的にする

「ミニ」には1959年から2000年まで製造された、全長3.40メートル足らずの祖先である「オリジナル ミニ」がある。
BMWは、これらのヴァリアントを第1世代として定義している。
2001年からの象徴的なミニの再生は、バイエルンのメーカーによって、第2世代と定義され、最初はクライスラーエンジンを搭載していた。
PSAからのパワートレーンを持つ第3世代は、2006年から2014年にかけて生産された。
2014年にデビューして以来、現在に続く第4世代「ミニ」は、2018年に続き、2021年3月の終わりに2度目のフェイスリフトを受けて、ディーラーに並ぶ。
新型「ミニ」は、「ミニ4マーク3」と呼ばれている。
前述のルーフペイントについて、改めて説明しよう。
ミニは、それを「マルチトーンルーフ」と呼んでいて、濃紺から水色に、そして黒への色のグラデーションを見ることができる。
そして現時点では、これらの色でのみ選択できる。
彼らは赤、真ん中はピンクというカラーコンビネーションでも試してみたようだが、まるでバービー人形のようなモバイルとなってしまったので断念したそうだ。

ニューオプション。ミニのルーフは追加料金を払えばブラックからブルーのグラデーションカラーで塗装できる。

リアとフロントのライトに工夫がある

他に何か新しいものは?
それほど多くはない。
リアのLEDテールライト、「ユニオンジャック」のデザインが標準装備になるくらいだ。
そしてフォグランプがバンパーからグーグルアイ(ギョロ目)のそばに移動している。
インテリアでは、従来のプラスチック製のステアリングホイールの代わり、プレミアムミニに備わっていた、快適な厚いレザーのスポーツステアリングホイールを標準装備とした。
フロントグリル周りやエアベントのクロームを取り除いたことで、黒一色になり、よりクールな印象にもなっている。
コックピット中央の丸みを帯びた8.8インチのタッチディスプレイは、ブラックピアノラッカーの新しいベゼルを採用し、「ラウンジ」や「スポーツ」などの個別の照明シーンや、車内全体のアンビエント照明が用意されている。
これらの多くには今回も追加料金がかかるが、これがミニのフェイスリフトメニューだ。

2021年3月より、ユニオンジャックのデザインのテールライトがミニの新型モデルすべてに輝く。

新しい排出ガス基準はミニの性能を犠牲にする

エンジンはパワーユニットが、現在では、厳しいユーロ6排出基準を満たしている。
しかしこのことによって、残念ながらクーパーSは192馬力から178馬力へとパワーダウンせざるをえなくなった。
そして、車線逸脱アシストヘルパー(ステアリングホイールが振動する)や停止状態にブレーキをかけるアクティブクルーズコントロールのようなシステムも装備されている。
ミニ3ドアと5ドアモデルとコンバーチブルのフルモデルチェンジ、つまり「ミニ第5世代」は、3年後のデビューが予定されている。
新世代モデルには、初めて、3ドアと5ドアの電動ミニ、カントリーマンの下の小型E-SUVのために特別に開発されたプラットフォームをベースにしたEVなどが多数ラインナップされる予定だ。
それまで「ミニ」を最大限に楽しむために、今回のフェイスリフトモデルには、今後、新たなパッケージが用意される。
クラシックでスポーティな「ジョン クーパー ワークス」バージョン、コンフォートパッケージ、コネクティビティとナビのための様々な装備、などなどだ。

ユーロ6排出ガス基準のため、クーパーSは192馬力ではなく178馬力しかない。

結論:
ミニは年を取らない。
ミニは年を重ねるごとに良くなっていく。
現世代は、細かい機能、クールなルックス、より良い装備で、最後の3年を迎えようとしている。
しかし、ミニは常に最大限のものを与えてくれようとするので、それを選ぶオーナーにとってはオプションによる価格の上昇はさしたる問題ではないだろう。

ミニはいつまでもミニでなくてはならない、それは簡単なようでいて簡単なことではない。なぜならば、安全とか、自動運転システムとか、環境という複雑で面倒くさい、数え切れないほどの要件をクリアしながら、いつまでも新鮮さを保ち、販売数を確保しなくてはいけないのに、そのスタイルはあくまでもミニでなくてはいけない…。なんとも不条理な話である。
頼るべきはカラーバリエーションの追加と電子デバイスの充実、そして細かいディテール処理の変更、とちょっと考えつく範囲でのパターンを踏襲したのが今回のマイナーチェンジである。実際問題、2024年には、次の世代のミニが登場するはずで、それはハイブリッドシステム、もしくはEVのミニとなり、純粋な内燃機関のモデルはもう今回のマイナーチェンジが最後となるであろう。そう考えるとちょっと寂しい気もするが、ミニにとってはまだまだこれからも命運が長年続くということでもあるし、ひょっとすると新しいジャンルのミニが生まれてくる可能性もあるだろう。
フィット500やルノー5、といったレトロEV(?)に負けないように、本家も頑張ってほしい。

Text: Andreas May
加筆: 大林晃平
Photo: BMW Group