【140年、140カ所】新型「メルセデス・ベンツ Sクラス」によるグローバルジャーニー その22 東京・表参道で歴史と未来が出会う
2026年6月11日
メルセデス・ベンツ創業140周年を記念して展開されているグローバルプロジェクト「140年、140カ所」。2026年1月にドイツ・シュトゥットガルトを出発した3台の新型Sクラスは、6大陸・総走行距離5万kmを超える壮大な旅を続けながら、世界各地でブランドの歴史と革新を伝えている。
アジアステージに入ったグローバルジャーニーは、中国・北京や韓国・ソウルを経て日本へ到着。今回の舞台となったのは、東京・表参道に新たにオープンした「Mercedes-Benz Studio Tokyo」である。

韓国ソウルから福岡に入ったキャラバン隊は山口、神戸から富士スピードウェイを経て東京へ移動。5月6日に「Mercedes-Benz Studio Tokyo」でクラシックメルセデスと対面した。メルセデス・ベンツ ベテランクラブ日本(MVCJ)のメンバーとともにやってきたのは、Sクラスの源流ともいえる5台のクラシックモデルだ。1957年式「220 S」と1960年式「220 SE Coupe」をはじめ「280SE カブリオレ」、「280SE 3.5」、「280SE クーペ」である。

現代のSクラスがラグジュアリーサルーンの頂点として存在する一方、その原点となるこれらのモデルには、メルセデス・ベンツが長年にわたって培ってきたクラフトマンシップと技術思想が色濃く息づいている。流麗なフェンダーラインやクロームパーツの美しい仕上げ、そして時代を超えて受け継がれるエレガントなデザインは、多くの来場者の視線を集めていた。

「Mercedes-Benz Studio Tokyo」がある表参道は国内外から多くの人々が訪れる東京有数のトレンド発信地である。ガラス張りの「Mercedes-Benz Studio Tokyo」の駐車スペースに並べられたクラシックメルセデスは、街を行き交う人々の足を自然と止めた。展示車の前ではスマートフォンを手に写真を撮る人や、熱心に車両を観察する人の姿が絶えず見られ、世代や国籍を超えてブランドの歴史に触れる場となっていた。

1886年に始まったメルセデス・ベンツの歴史は140年を迎えた。今回最新のSクラスと対面した220 Sと220 SE Coupeは、その長い歴史の中でも重要な存在であり、現在の新型Sクラスへと続く系譜を体現するモデルでもある。世界各地を巡る新型Sクラスの旅は、単なるプロモーション活動ではなく、過去から未来へと続くブランドストーリーを伝えるプロジェクトだ。東京・表参道で実現した歴史的モデルと最新世代Sクラスの共演は、その象徴的な一場面として多くの来場者の記憶に残ったに違いない。
Text&Photo:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)

